
カタログ紹介、一発屋シリーズ続いては三菱コルディア。
昭和59年10月発行の後期型です。
前回のトレディアと同時に昭和57年デビュー。
トレディアのクーペ版であるとともに、それまであった
ランサーセレステの後継車の役目も担いました。
しかしトレディア共々大コケしたコルディアは
後期型でそもそもの売りだったFFモデルを切り捨て
4WD+ターボオンリーという思い切った方向転換を図りました。
デビュー時はスペースクーペとか近未来感を打ち出してたのが
そのポリシーさえ捨てての硬派なモデルへのイメチェンは
迷走感しか感じませんでした・・・
4WDはパートタイム式。トランスファーレバー上のボタンで
2WDと4WDの切り替えが行えました。
特徴だった副変速機付きスーパーシフトもかろうじて
この4WDモデルに残されています。
エンジンは1800ターボのG62B型。ECI装着で135psを発揮。
後期型の特徴である逆台形デザインのフロントグリル。
装備群。カラードバンパー、ハロゲンヘッドランプ、
マルチユースレバー、前後マッドガード、リヤワイパー、
パワステ、チルトステア、フットレスト等は全車標準。
チルト式サンルーフ、ヘッドランプウォッシャー、アルミホイールは
メーカーオプション。
ラインナップ。グレード編成は上からGSRとGT。
ミッションは副変速付き4速MTのみ。
GSRには電動リモコンミラー、可変間欠ワイパー、デジタル時計、
AM/FMラジオ、185/70HR13のアドバンタイヤ等を装備。
GTはAMラジオ、165SR13タイヤを装備。
そのほか、フロントエアダム、リヤスポ、タコメーター、
フロントスタビ、フロントベンチレーテッドディスクブレーキ、
8インチマスターバック、サイレントシャフトを全車に装備。
方向転換も空しく、後継車もないまま昭和62年に、
トレディアも翌63年にはひっそりとその生涯を閉じました・・・
デザインが突拍子だったり、よほどでない限り
ここまでコケるのは稀ですよね。 売り方の大事さを
つくづく感じさせるモデルでしたね。
当時のCM。
Posted at 2020/04/12 09:08:10 | |
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