
カタログ紹介、一発屋シリーズ・・・続きます。
始める前に、自分なりの「一発屋」の定義ってのがあって、
1.発展的「一発屋」
・・・ネームは一代限りだが、明確な先代または後継車があるもの
2.限定的「一発屋」
・・・継続性が薄くそもそも一代限りだった、またはそのニュアンスが強いもの
3.打切り的「一発屋」
・・・市場に評価されず、一代限りで打ち切られたもの
大きくこの3つに分けてるんですが、真の一発屋はやはり3.でしょうね。
売れないものを出すハズは無いので、打切り的なのはメーカーもさぞ無念かと。
その哀愁感がなんとも切ないですよね・・・
今回はその打切り的一発屋のひとつ、マツダ・エチュードを。
昭和63年2月発行版です。
デビューはその前年、当時のファミリアをベースに
都会派クーペに仕立てられたのがエチュードでしたね。
「アーバンチューンド」のキャッチコピーがその雰囲気出してますね。
ただ・・・何なんでしょう、「都会派」なのに
すんごく田舎くさく感じたんですよね~
ベースのファミリアが抜けきれない大衆的スタイル、
クーペなのかハッチバックか割り切れないリヤ周りのデザインが
大きな要因・・・「都会派」的な洗練さが足りなかったですね・・・
上のページからイメージショットが延々と展開されます・・・
まだ続くんですが、ここで打ち切ります(^^;)
イメージカラーはこのホワイト/グレーの2トーンでしたね。
モールを通るブルーのストライプは好きだったんですけどね。
ダッシュ周りは基本ファミリアと共通。
このクルマにはあまり重要でないのか
エンジン・メカニズムに関するコトはこの1ページに凝縮。
当初1600DOHCのみだったエンジンは、この時1500SOHCを追加。
装備群。パワステ、パワーウインドー、パワーアンテナは
全車標準装備と充実。
では、ラインナップ。グレード編成は1600搭載が上からGi、Si、Li、
そして1500エンジンと共に追加されたSa。
ミッションは全車に5速MT、GiとSiに4速・Saに3速のATを設定。
最上級のGiにはスポーティバケットシート、パワードアロック、
カラード電動リモコンミラー、レグノ185/60R14タイヤ&
フルホイールキャップ等を装備。またオートスピードコントロールを
オプション設定。
Siからモケット地シート、時間調整式間欠ワイパー、マッドガード等を装備、
ピレリP600タイヤ&アルミホイールをオプション設定。
1500専用グレードのSaからはデジタル時計、ブロンズガラス等を装備、
電動サンルーフをオプション設定。
Li含む全車標準装備は前述のパワステ、パワーウインド、パワーアンテナの他
チルトステア、タコメーター、AMラジオ、分割可倒リヤシート、リヤワイパー等。
またエアコンは全車に、フルホイールカバーはSi以下にオプション設定。
最後にカラーバリエーション。割とバリエーション豊富ですね。
2トーンカラーはLiを除き選択可能。
市場に評価される事無く平成2年にフェードアウト、
3年間という短命に終わりました。
やはりファミリアから抜け切れず中途半端な立ち位置に
なってしまったのが残念でしたね・・・
当時のCM。
Posted at 2020/05/02 12:17:08 | |
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