
カタログ紹介、今回は国産ミニバンの先駆けとも言われた
日産プレーリーの初代モデル、昭和60年12月発行の後期型です。
昭和57年デビュー。1.5BOXスタイルに3列シート、スライドドアに
センターピラーレスと現代のミニバンに通ずるアイテムをいち早く
採り入れた画期的なモデルでしたね。同じく3列シートながら
スイングドアの三菱シャリオとしのぎを削ってましたね~

昭和60年1月に後期型へマイナーチェンジ、同年9月にはこの4WDを追加。
地上高の高さがノッポなスタイルをさらに際立たせてますね。
機能性重視の直線基調なダッシュ周り。4WDはフロントセパレートの7人乗り。
4WDはパートタイム式でシフトレバーのボタンで駆動切り替えが可能。
エンジンは新たに直4・2000SOHCのCA20S型(ネット91ps)を4WD用に追加。
FFの3列仕様はフロントベンチシート&コラムシフトの8人乗り。
2列シート仕様もありました。まあ、せっかくなんで3列仕様を選びたいですけどね~
この大きさで8人乗れるってスゴイですよね。でもさすがに大人8人はキツイかな?
シートアレンジの多彩さがもてはやされた当時とは言え、回転対座はちょい強引?
センターピラーレスの開放感は凄まじいものがありますが、その分剛性が心配・・・
グラスエリアの大きさは抜群の視界の広さを演出。
FFには直4・1800SOHCのCA18S(グロス100ps)と同1500のE15S(グロス85ps)の
2機種を搭載。
ラインナップ。グレード構成は3列シートのJW-G、JW-L、2列のRV-S。
4WD・2000JW-G。ミッションは5速MTとOD付3速AT(いずれもフロア)。
ヘッドライトがイエローバルブになる他、無段間欠ワイパー、チルトステア、
185/70SR14オールシーズンタイヤ等を装備。
4WD・2000JW-L。ミッションは同JW-Gと同じ。
パワステ(ATのみ、MTはOP)、タコメーター、サイドモール、リヤマッドガード、
前後スタビの他、4WD車共通でフロントアンダーガード、14インチタイヤ等を装備。
カナディアンブラウン2トーン、ムービングイエロー2トーンは4WD専用色。
1800JW-G。ミッションは4速MTと3速AT(いずれもコラム)。
回転対座シートをOP設定する他、JW-G共通でパワステ、電動リモコンミラー、
タコメーター、AM/FMラジオ・カセット、前後スタビ、外装ではカラードバンパー、
サイドモール、ハロゲンライト、ブロンズガラス、バックドアフィニッシャー、
リヤマッドガード、メッキグリル、ホイールカバー、電動サンルーフ(OP)等を装備。
1500JW-L。ミッションは4速MT(コラム)のみ。
間欠ワイパー、AMラジオ、リヤ熱線、リヤワイパー、フルフラットシート、
デジタル時計、フロントマッドガード等を装備。かなり寂しい外装ですが
2トーンカラーは選べます。
2列仕様の1800RV-S。ミッションは5速MTと3速AT(いずれもフロア)。
パワステ(OP)、カセット等が付かない以外は1800JW-Gと同等の装備。
諸元表と外観図。
4WDはFFより55㎜も車高が高い!
画期的なコンセプトでしたが、ただ四角いだけの無機質なスタイリングが
当時はウケが悪く人気を得る事が出来ませんでした。でも現代ならそのまま
復刻版で出してもイケそうな気がしますね~
当時のCM。
Posted at 2021/06/20 09:18:56 | |
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