
カタログ紹介、今回はブログ初アップとなります「いすゞ」のクルマ。
ピアッツァの初代後期型、昭和62年8月発行版です。
117クーペの後継車として昭和56年にデビュー。長いモデルサイクルが
特徴だったいすゞ、ピアッツァも例に漏れずこの時点で既に6年が経過。
しかしジウジアーロデザインの洗練されたスタイリングは、全く古さを
感じさせませんでしたね。丸いお尻はポルシェ928を思い出させますね~
傾斜したダッシュボードとサテライトスイッチを配したメーター周り。
インテリアも新鮮で個性的でしたね。
徹底的にツライチ化し空気抵抗を抑えたエクステリア。ワンアームワイパーや
前ヒンジ式でサイドまで回り込んだボンネットカウルがカッコいいですね!
エンジンはデビュー時からあったDOHCが無くなり、共にECGI付き直4・2000
SOHCターボ(4ZC1型、150ps)とNA(G200型、グロス120ps)の2機種に。
斬新なエクステリアでしたが足回りは初代ジェミニベースと古典的。
サスは前ダブルウィッシュボーン・後3リンク、ブレーキは4輪ディスク。
パワステは操舵力が切替可能。要らんけど(^^;)
メーターサイドのサテライトスイッチは左に操作系、右に灯火系を集約配置。
これが使いやすいかは?人それぞれでしょうが、近未来的ですね!
装備群。メーター右側の吹出口がポップアップするんですね~
ではラインナップ。エンジンはXJにNA、それ以外にターボエンジンを搭載。
ミッションは全車に4速ATと、XEを除き5速MTを設定。
左:XE。当時価格AT289.65万円。
ATのみの最上級グレード。車速感知式間欠ワイパー、本革ステアリング、デジパネ、
オートエアコン等の上級アイテムを装備する代わり、他のターボ車には標準の前後
スポイラーがOPTなのがこのグレードの性格を物語ります。ボディカラーは全4色。
右:XS/G。当時価格MT245.4/AT254.4万円。
対してこちらはスポーティーな仕様。MOMOステアリング、本革シフトノブ、
レカロシート、ヨーロピアンサス、205/60R14ミシュランタイヤを独自に装備
する他、オートクルーズ、オーディオイコライザーを装備。ボディカラーは
独自の2色を含む全3色。
左:XS。当時価格MT228.1/AT237.1万円。
大型ウレタンバンパー、前後スポイラー、操舵力可変式パワステ、チルトステア、
カセットデッキ、ハイグリップサス、アルミホイール、195/60R14タイヤを装備。
ボディカラーはXEと同じ全4色。
右:XJ。当時価格MT190.9/AT197.9万円。
唯一NAエンジンの最下位グレード。外観ではデビュー以来の標準バンパーになり、
タイヤが185/70HR13にインチダウン。でもリヤワイパー、電動ミラー、エアコン、
パワステ、パワーウインドー、パワードアロック、AM/FMラジオ等の充実装備が
付きます。ボディカラーはXEと同じ4色に独自の1色を加えた全5色。なお全車に
サンルーフがOPTで選べます。
そしてイルムシャー・・・は専用カタログが用意される為ここでは紹介のみ。
OPTのドアバイザーは必須アイテムですが、このクルマに限ってはせっかくの
ツライチ化がスポイルされるので付けるのがもったいないですね。
スペック。
最後に外観図。
この後もロングライフを貫き平成3年に2代目に移行するまで実に10年も
販売され続けられたのはスゴイですね。