
カタログ紹介、今回も90年代前半混迷期のマツダから、ランティス。
平成5年8月発行のデビュー時版です。
7代目ファミリアの異端児、アスティナの後継となる4ドアクーペと、
大きくデザインの異なるセダンの2本立てでデビュー。どちらも張りのある
力強いデザインですね。
2本立てですが、ランティスと聞けばクーペが真っ先に思い出される...というか、
セダンの印象が限りなく薄いです、自分の中では。(汗)アスティナに負けず劣らず
個性的なデザイン故に、保険でセダンを設けてたのかな?
なおクーペもセダンもドアサッシュを持たないハードトップスタイル。
プレミアムなファミリアって感じですかね~
セダンの唯一印象に残ってるのがトランクの角に配置されたテールランプ。
クーペは一瞬ですがJTCCに参戦してた事もありスポーティな印象が強いですね。
しかし個性も強くあまり受け入れられませんでしたね・・・
現代でこそクーペSUVという形で4ドアクーペは認知されてますが、当時はまだ
クーペ=2ドアの概念が強かったのも人気を得られなかった一因ですかね・・・
インテリア。ホールド性の高そうなフロントシートは全車に奢られます。
高剛性を謳うボディはタワーバーをも標準で装備!
エンジンはランティスの目玉でもあるV6・2000DOHCのKF-ZE型(170ps/18.3kgm)と
直4・1800DOHCのBP-ZE型(135ps/16.0kgm)の2機種。サスは前後ストラット。
ブレーキは全車4輪ディスク。ATは全車電子制御。
装備関係。キーレス、オートエアコン等の充実装備や、オーディオもOPTで
BOSE製やDSPが用意されます。
安全関係。デュアルエアバッグ、4輪ABS、フロントビスカスLSDをOPT設定。
ヘッドランプはプロジェクタータイプも採用。
装備群。サンルーフはクーペの一部グレードのみOPT設定。
ラインナップ。グレード構成はセダンとクーペ共通で上からタイプR、タイプX、
タイプG、タイプS。V6・2000をタイプR、タイプXに、1800をタイプX(セダン)、
タイプG、タイプSに搭載、それぞれ5速MTと電子制御4速ATを設定。
まずはセダン。左:タイプR。205/50R16タイヤ、アルミホイール、フォグランプ、
キーレス、本革ステアリング&シフトノブ等を装備、フロントLSDをOPT設定。
右:タイプX。ブロンズガラス、電動格納ミラー、モケット地シート、オートエアコン
等を、さらに2000には195/60R15タイヤ、フロントタワーバー等を装備。OPTで
BOSEサウンドシステムを設定。
左:タイプG。カラードミラー、AM/FMラジオ・カセット、マニュアルエアコンを
装備、デュアルエアバッグ、4輪ABSをOPT設定。
右:タイプS。185/65R14タイヤ、フルホイールキャップ、間欠ワイパー、
電動リモコンミラー、プロジェクターヘッドランプ、パワステ、パワードアロック、
パワーウインドー等を装備、アルミホイール、フォグランプ、フロントエアダム、
リヤスポ、キーレス、AM/FMラジオ・カセット、マニュアルエアコン等をOPT設定。
セダンのボディカラーは全5色。
次にクーペ。左:クーペ・タイプR。205/50R16タイヤ、アルミホイール、
リヤタワーバー、フォグランプ、キーレス、本革ステアリング&シフトノブ等を装備、
フロントLSD、電動サンルーフをOPT設定。
右:タイプX。195/60R15タイヤ、フロントタワーバー、フロントエアダム(MT車)、
電動格納ミラー、フランス製ラバータッチシート、オートエアコン等を装備、
DSPサウンドシステムをOPT設定。
左:タイプG。カラードミラー、マニュアルエアコンを装備、デュアルエアバッグ、
4輪ABS、電動サンルーフをOPT設定。
右:タイプS。185/65R14タイヤ、フルホイールキャップ、間欠ワイパー、
リヤワイパー、電動リモコンミラー、プロジェクターヘッドランプ、パワステ、
パワードアロック、パワーウインドー等を装備、アルミホイール、フォグランプ、
リヤスポ、キーレス、AM/FMラジオ・カセット、マニュアルエアコン等をOPT設定。
クーペのボディカラーは全4色。セダンとの共通カラーが1色も無いです。
スパークルグリーンMのみインテリアカラーがターコイズになります!
詳しい装備差はこちらで。
諸元表。
最後に寸法図。
平成9年に一代限りで販売終了しました・・・
元々セダンとクーペは別々のクルマで販売するつもりだったらしいですが、
クーペ1本に絞ってもよかったんじゃないかな~とか思いますね。
ランティスのオーディオで聴きたい平成5年当時のヒット曲。
チョット/大黒摩季
彼女の3枚目のシングル。ラップを織り交ぜた等身大の歌詞に織田哲郎サウンドが
マッチしてますね~これもよく聴いてましたよ!