
カタログ紹介、今回も私的にツボなクルマから、クイント・インテグラ。
昭和60年10月発行の前期型です。
シビックとアコードの中間車種としてデビューしつつ、日本では不遇の5ドアのみの
ラインナップに挑み低調に終わったクイントの後継車として昭和60年デビュー、
新たにクイント・インテグラとして再出発。リトラ顔の採用や3ドア・DOHCのみの
ラインナップというかなりスポーティーな設定へと大掛かりなイメチェンが図られ、
人気を得る事に成功。この路線で進むと思いきや、半年後に5ドアが復活!さらに
翌年には4ドアセダンまで追加され、大所帯に。
デビューの半年後なので、当初から5ドアは予定されていた事になりますね。
ツボなのは一度コケた5ドアを復活させたホンダの信念と、リトラ顔の5ドアという
希少性。国産車ではこれとファミリア・アスティナだけではないでしょうか?
でもまとまりのあるデザインは3ドアに負けず劣らずカッコいいですよね~
インテグラとしては元祖となる3ドア。リトラ顔ながらスポーツカー的な
カリカリとしたイメージではなくカジュアルさを持ち合わせたデザインが
好印象ですね~
エンジンは全車直4・1600DOHCのZC型で、シビックSiにも搭載されるPGM-FI仕様と
シングルキャブの2種。3ドアと5ドアでスペックが異なりPGM-FIは135ps/120ps、
キャブは115ps/100ps。
足回りはシビックと同様のスポルテック・サスと呼ばれる前トーションバー式
ストラット・後トレーリングアーム。ブレーキは全車前Vディスク、PGM-FI仕様は
4輪ディスク。
エクステリア同様のスラントデザインのダッシュ周りがスポーティーですね。
5ドアは3ドアよりホイールベースが70㎜延長され、広い居住空間を確保。
ラインナップ。PGM-FI搭載のGSi、RSi(3ドアのみ)、キャブのGS(5ドアのみ)、
ZS、LSのグレード構成。ミッションは全車5速MTと4速ATを設定。
5ドア。GSiには14インチタイヤを装着、OPTでサンルーフを設定。
GS以上にパワーウインドー、FMチューナー、電動ミラー、フロントロアスカート等を、
ZS以上にパワー・チルトステア、AMラジオ、カラードバンパー、リヤワイパー等を、
全車にタコメーター、間欠ワイパー、リヤ熱線等を装備。
3ドア。5ドアにあるパワーウインドーは3ドアに設定無し。RSiはGSiから
パワー・チルトステア、ラジオ、電動ミラー、カラードバンパー等を省略、
リヤスポイラーを専用装備するハードモデル。
性能曲線と装備表。
諸元表と寸法図。
当時のCM。
Posted at 2024/08/30 22:16:52 | |
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