
お久しぶりです。しばらくお休み頂いておりました。色々しんどくてね・・・
さてカタログ紹介、ワタシが一番クルマにアツかった80年代後半~90年代前半の
モデルをピックアップしていきたいと思います。
今回は日産シルビア、5代目となるS13前期型。昭和63(1988)年5月発行の
フルチェン時版です。
モデル末期には売ってるかどうかすらも分からないくらいジリ貧に陥っていた
先代S12から一転、その美しいスタイリングで起死回生の大ヒットしたのは
言うまでもありませんね。
キャッチコピーにも謳う「アート」という言葉がピッタリな美しさ。
シンプルながら存在感のあるスタイル。細いヘッドライト&グリルの
精悍な顔つきと全体的な面の処理が素晴らしいですよね!
あと、このライムグリーンのイメージカラーもインパクトありましたね。
実際にはあまり見かけませんでしたが、私が買うなら絶対この色!
エアロパーツも純正OPTで用意されてますが、かえって付けない方がいいですね~
ちっちゃいレンズのプロジェクターライトは当時斬新でしたね。
エクステリアだけでなく、インテリアもアートなところが素晴らしい!
ダッシュ周りのデザインはそれまでの日産車にはないスタイリッシュなもの。
注目のアイテムだったのがOPTのフロントウインドウディスプレイ。
デジタルのスピードメーターがガラスに映し出される画期的なシステム。
「スプーンですくいとったような」デザインのアームレストも特徴的。
全車エアコンレスなのでディーラーOPTのオートエアコンは必須ですね。
と、ここまで雰囲気だけで終わらせないのが日産らしいところ、ハード面でも
抜かりありません!エンジンは全機DOHCとなった直4・1800のCA型。ターボの
CA18DET(175ps/23.0kgm)とNAのCA18DE(135ps/16.2kgm)を搭載。
スポーティーカーもFF化が進む中、FRを継続したのは大きかったですね。
足回りには前マクファーソンストラット/後マルチリンクのサス、さらには
OPTで4WSのHICAS-Ⅱも用意。ホント当時は足回りにも惜しみなくコストを
掛けてましたよね~
トランスミッションは電子制御4速ATと5速MTを全車に設定。
ターボ車にはビスカスLSDも装着。
ブレーキは全車前ベンチレーテッドの4輪ディスク。OPTでABS(4WAS)も用意。
それではラインナップ。
フルチェン当初は下位からJ's、Q's、K'sの3グレード構成。
J's。NAエンジン搭載、当時価格MT166.5/AT176.9万円。
タコメーター、パワステ、チルトステア、AM/FMラジオ、トランクスルー、
カラードバンパー、185/70R14タイヤ、フルホイールカバー等を装備。
またOPTでHICAS‐Ⅱ、4WAS、アルミホイール&195/60R15タイヤを設定。
ウインドーが手動クルクルなのがレアでしたね~
Q's。NAエンジン搭載、当時価格MT176.5/AT186.9万円。
電動リモコンミラー、ブロンズガラス、パワーウインドー、集中ドアロック、
PROアコースティックサウンドシステム(カセットデッキ、4スピーカー)等を装備。
OPTでフロントウインドウディスプレイ、電動ガラスサンルーフ、電動格納ミラー、
プロジェクターライト、リヤスポ、電子制御アクティブスピーカー等を設定。
充実装備のメイングレード。J'sと約10万円差なら当然こっち買いますよね!
K's。ターボエンジン搭載、当時価格MT214.0/AT224.4万円。
195/60R15タイヤ、ビスカスLSDを装備する以外はQ'sと同様。
実質Q'sのターボ版と言えますね。
諸元表。
装備表とカラーバリエーション。
Q'sのみシート地がベロア調ニット(他はツィード調ニット)。
最後に外観図。
当時のCM。
テーマ曲はプロコム・ハルムの「青い影」でしたね♪
Posted at 2025/10/14 22:12:47 | |
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