
コロナウイルスの状況は悪化の一途。
いつまで続くのか、これからどうなるのか・・・
不安ばかりで、もうね、精神的に疲れますね。
まあネガティブな事ばかり考えても仕方ないので
久々にカタログ紹介やります!
一代限りの、いわゆる一発屋シリーズ始めます!
三菱最大の失敗作のレッテルを貼られてしまった
(やっぱネガティブじゃん・・・^^;)三菱トレディア、
昭和60年10月発行の後期型カタログです。
昭和57年、クーペモデルのコルディアと共にデビューしたトレディア。
当時盛んだったFRからFFへの移行に対する三菱の戦略車として
看板車種のランサーに代わるモデルとしての位置づけもあったようですが・・・
蓋を開けてみると散々たる結果に。
三菱の意気込みとは裏腹に、見事にコケてしまったのです。
その大コケぶりは、当時小学生だった自分も記憶に残ってます。
だいたい、名前がヘン。なんか漫才コンビみたいな名前やな~って。
トレディアで~す、コルディアで~す!みたいな・・・
お気づきかもしれませんが、このカタログ、
なかなか肝心のクルマが出てこず、延々とポエムが展開される構成。
もうクルマじゃ勝負にならないと見限ったかの様に(^^;)
で、やっとクルマが登場します。ボクシーなスタイリングは
決して悪くないと思いますが・・・その地味さが裏目に出たようで
ポジションがランサーとも被り食い合ってしまったのが要因みたいですね。
いっそ、ランサーのモデルチェンジで売ったら良かったかもしれませんね。
後期型は3ウェイ2トーンのボディカラーやメッキの使用で
デビュー時と比べて随分とフォーマルな雰囲気に。
タイヤを被らせたリヤホイールアーチとその上をシュッと貫く
サイドモールのデザインが好きなんですけどね~
ダッシュ周りは70年代末期の直線基調&厚みのないデザインで
斬新ではないですが馴染みやすい感じですね。
パワステは全車に標準装備。
この時のトピックスとして、4WDが追加されました。
パートタイム式で、シフト横のレバーで切り替えるメカニカルなもの。
タイヤはFFも含め全車165SR13。
エンジンはデビュー時あった1400やターボが廃止され
1600と1800に整理されています。
装備群。熱線リヤウインドー、大型グローブボックス、
マルチユースレバー、ドアポケット、チャイルドプルーフ、
フロント合わせガラスは全車標準装備。
ラインナップ。FFのグレード編成は上からスーパーサルーン、FX。
エンジンは両車1600、スーパーサルーンには1800も搭載。
ミッションは1600に5速MTと3速AT、1800は3速ATのみの設定。
主力の1600スーパーサルーン。
ブロンズガラス、サンシェード、フルホイールカバー、
電動リモコンミラー、可変間欠ワイパー、パワーウインドー、
カセットステレオ、後席暖房等が装備されます。
また、3ウェイ2トーンカラーはスーパーサルーンのみ選べます。
廉価版のFX。
フルカラードバンパー、フロントマッドガード、デジタル時計、
AM/FMラジオ、フロントディスクブレーキ等がFF全車に装備されます。
ホイールはハーフカバーが装備されます。
そして最上級の1800スーパーサルーン。
1600の装備に加え、リヤマッドガード、サイドピンストライプ
(3ウェイ2トーン除く)、センタードアロック、
8インチマスターバック、サイレントシャフトを装備。
次に4WD。グレード編成は上からFXツーリング、GX。
エンジンは1800、ミッションは副変速付き4速MTのみの設定。
FXツーリング。
上面ブラックのセミカラードバンパー、ハロゲンヘッドランプ、
電動リモコンミラー、可変間欠ワイパー、デジタル時計、トランクスルー、
AM/FMラジオ、フットレスト、パワーウインドー等を装備。
GX。FF含め最も下位グレードと言え、
ブラックバンパー、AMラジオ、ビニール地ドアトリム等質素な装備に。
なお4WD全車に前後マッドガード、カバーレスホイール、
4WDインジケーター、3スポークステアリング、後席暖房、
フロントベンチレーテッドディスクブレーキ、8インチマスターバック、
サイレントシャフトが装備されます。
次回は、もう一方のコルディアをご紹介!