
カタログ紹介、ダイハツ・シャルマンの続き。
今回は2代目、昭和56年10月発行のモデルチェンジ時版。
先代に続きトヨタ・カローラのコンポーネントを共用しますが
旧型のおさがりではなく当時の現行型(70系)となり、
一部流用していたボディも完全オリジナルに。
イメキャラは写真家の立木義浩氏。冒頭のフォトも氏の撮影。
6ライトウインドーの採用で上級感が更にアップ。
なだらかに下がるフロントドアウインドー下の処理が特徴的。
大きなリヤコンビランプとガーニッシュでリヤ周りも上級感ありますね~
とても70カローラベースには見えません!
ちなみにあの独特な「シャルマン」のロゴも継承。
センターまで伸びるインパネクラスターがワイド感を強調。
そして最上級のアルティアにはルースクッションのシート!
まさに小さな高級車ですね~
エンジンは先代同様トヨタ製ですが、1600に代わり直4・OHC1500の
3A-U型(80ps)と、従来からのOHV1300の4K-U型(74ps)の2種に。
サスは前・ストラット、後・ラテラルロッド付4リンク。
ブレーキは全車に前ディスクが付くようになりました。
ミッションは4速と5速のMTと3速ATを用意。
装備群。パワステ、パワーウインドー、ハロゲンランプ、スポットランプ、
AM/FMラジオ、ランバーサポート、ホイールキャップはアルティア専用装備。
エアコン(オートは1500のみ)、アルミ+175/70SR13ラジアルタイヤはOP。
ラインナップ&カラーバリエーション。
1300と1500に各3グレードの構成、当時価格は88.1~142.5万円。
最下位の1300LD。4速MTのみ、タイヤは6.15-13-4PR。
装備はウォーニングパネル(5項目)、リヤ熱線、AMラジオ、メーター透過照明等、
シートは発泡レザー地のハイバックと、営業車向け色が濃いですね。
ボディカラーも定番のホワイト・シルバーの2色に内装1色のみの設定。
1300LC。4速に加え5速MTと3速AT、ATのタイヤは155SR13ラジアルに。
ウォーニング追加(全9項目)、防眩ミラー、前ELR付シートベルト、
トランクオープナー、時計、間欠ワイパー、トランクルームランプ等を装備。
シートはニット地・前ローバックに、外装ではサイドモールが付きます。
またOPでパワーウインドーと電磁ドアロックが設定されます。
ボディカラーにはワインMとブラウンMが加わり4色、内装色も2色に。
1300最上位のLE。ミッション、タイヤは同じ。
電磁ドアロック、電動リモコンミラー、ステップランプ、助手席バニティミラー、
フューエルオープナー、運転席アップダウンシート、後席トランクスルー等を装備。
シート地はモケット。外装では大型樹脂バンパー、メッキドアハンドル等を装着。
ボディカラーはブルーMとベージュMが加わり全6色に。
1500の最下位グレード、LGF。ミッション全種設定、タイヤはすべてラジアル。
装備はLC+トランクスルー、電動ミラー等、外装はLE+グリルアルミガーニッシュ、
リヤメッキモール追加という感じ。シート地はツィード、OPでパワステを設定。
ボディカラーはLEと同じ。
1500LGX。4速MTの設定が無くなります。タイヤは同じ。
装備はグローブボックスランプ、ティンテッドガラス、メーター指針照明、
タコメーター、デジタル時計、リヤヒーターダクト等、外装ではマッドガード、
ホイールリングを装着。シート地はモケット。
ボディカラーはこれまでの6色に加え、専用のワインM/シルバー2トーンも設定。
最上級の1500アルティア。ミッション、タイヤは同じ。
前述の専用装備の他、木目調インパネガーニッシュ、リヤセンターアームレスト
(その代わりにトランクスルーは無し)等を装備、シート地はクラッシュモケット。
ボディカラーはホワイトとベージュM単色の設定が無くなり、
専用のベージュM/ブラウンM2トーンを設定。
スペック。(1500アルティア・3速AT)
全長4200㎜・全幅1625㎜・全高1380㎜・HB2400㎜、車重905㎏。
オリジナル度を強化し臨んだモデルチェンジでしたが
裏腹に初代以上にマイナーな存在になってしまってた気がしますね。
昭和62年頃まで販売されたようですが、末期は売ってるのかどうか
分からない位存在感が無くなってました。
やはり本家カローラのダイハツ版なイメージが強すぎたんでしょうか…
当時のCM。