
新年明けましておめでとうございます。
そして、しばらくぶりです。
仕事や他方面で忙しく、セミリタイヤ状態でしたが
ちょこちょこながら復活していきたいと思いますので
よろしくお願いします~
カタログ紹介、新年に相応しく煌びやかなクルマを。
日産・プレジデント、昭和61年9月発行版です。
トヨタのセンチュリーと双璧を成す国産最高峰ショーファードリブンカー。
昭和48年にビッグマイチェン(2代目にモデルチェンジとの解釈もありますが、
ボディやハード面の多くを流用の為私はマイチェンと解釈してます)で前後の
意匠を一新、昭和57年に角目の後期型に移行。カタログ前年の昭和60年には
トップグレードのソブリンVIPを追加。
センチュリーは公用車として見る機会が多かった反面、こちらは厳つい風貌もあって、
あっち方面御用達のクルマなイメージが強くてコワかったですね・・・小学生当時。
今は全然、アメ車感たっぷりの威風堂々とした面持ちが好きなクルマですけどね。
やたら長いリヤオーバーハングと尻下がり感がアメ車っぽさを感じさせます。
黒革のルーズクッションシート・・・ヤバすぎますね~ちなみに本革シートは
オプション。
後席が主役のクルマなので、装備も後席周りを中心に至れり尽くせり。パワーシートは
もちろん、ヒーターやエアサポート機構なんてのも装備。他にもデュアルエアコン、
後席用オーディオ、赤外線コントロール(リモコン)、断熱ガラス等、贅を尽くした
装備ですね~
リヤの三角窓まで開閉可能なんですね(しかも電動)。前述の長いリヤオーバーハング
にはゴルフバッグが4人分余裕で入る広大なトランクスペースが。
ディーラーOPTでテレビも用意されますが、デカいのとデザインが何だかなぁ・・・
ダッシュ周りは昭和57年の後期型移行時にデザインを一新。
フロントシートはベンチとセパレートを設定していましたが、シフトは全車コラム。
運転席側でもパワステはもちろん、オートドライブも装備。オーディオは番組予約
機能付きラジオとカセットに加え、テレビチューナー付き!・・・音声のみですが。
全車フェンダータイプのミラーは電動式。
エンジンはV8・4400OHVのY44型(200ps/34.5kgm)。前輪にはベンチレーテッド
ディスクブレーキを装着。
ラインナップ。当時の価格帯は453.2~607万円。ミッションは全てコラム3速AT。
全車標準でデュアルオートエアコン、AM/FMラジオ、前後パーソナルランプ、
パワステ、無段間欠ワイパー、電動ミラー、自動車電話電源回路、デジタル時計等、
外装ではハロゲンライト、フォグランプ、リヤ熱線、205SR14タイヤ等を装備。
タイプC:当時価格453.2万円。ベンチシートのみの設定、またパワーウインドーが
付かないのでハイヤー仕様ってとこでしょうか?それでも400万オーバー!
タイプD:当時価格509.3万円。ベンチとセパレート(電動も設定、12.3万円高)
シートを設定。パワーウインドー、オートドアロック、番組予約機能付きラジオ、
カセット等を、外装ではサイドモールを装備。
ソブリン:当時価格576.7万円。電動セパレートシートのみの設定。ピュアトロン、
後席カセット、TVチューナー、リヤパワーシート等、OPTで本革シートを設定。
外装ではスタイルドホイール、フードマスコット等を装備。
ソブリンVIP:当時価格594.7万円。ベンチと電動セパレート(12.3万円高)を設定。
リヤ断熱ガラス、助手席リラックスシート(セパレート車)、後席ヒーター・エア
サポート機構、赤外線コントロール、オートスピード等を装備。
カラーバリエーション。巻頭のシルバーの他、ダーク系の全5色を設定。
インテリアはシルバー以外はライトグレーのみなのは意外ですね。
なおOPTの本革シートは黒と赤が選べるようですが、写真ではドアトリムも
レザーになってましたね。赤だとここも同色?派手・・・

フロントのとんがり具合がよく分かる外観図。三寸法は全長5280×全幅1830×
全高1490㎜、HB2850㎜。車重は1930~1990kg。10モード燃費5.5km/l!
サスは前ダブルウィッシュボーン/後4リンクコイル、ブレーキは前Vディスク/
後ドラム。
平成2年のモデルチェンジまで25年(ビッグマイチェンから数えても17年)の
ロングライフを貫きました。以降は既存他車の共用でプレミアム感が薄らいで
しまったので、貫禄や風格は歴代でも突出してましたね~