こんなマキタの電動くさかりまっしーんの整備したよってお話。
車では全くない(笑)

農村地帯に生息するサラリーマンとしては、
ほぼ必需品として皆さん草刈り機はもってるわけですが(笑)
私のはこんなやつ。
こないだ買った空気いれ

とか

とかと同じ
マキタの電動工具用の共通バッテリーパックを使うので、使い回せて便利便利。
電動だと充電する手間はいるけど(笑)
作業開始するときに、
エンジンかからなくてその時点で汗だくになりながらスターター引いて始動する手間もないし、ガソリン補給も不要でとても重宝してるんですけど、
連続で使うことが多くなって気が付いたことが。
最近の気温35℃とかの環境で連続で作業してると、
電池パック2つくらい、
だいたい30分から45分くらい連続で刈ったあたりで、
電池容量が残ってるのにパワーダウンモードに入りやすくなる。
なんだかなーと思ってたんですが
先日ついにそんな状態からの異音発生。『ガー』って大きな音がしてウンともすんとも言わなくなりまして、
こらなんか壊れたかと。
中開けたら

こんな感じの中身と御対面。
(すでにこの画像は修理したあとなのでベアリングはついてます。)
モーターのてっぺんに付いてるミニチュアベアリングが粉砕して、ベアリングのダストカバーを突き破って拡散、
残ったボールがヘッドの中に飛散して死亡してました。(写真は交換したあとだから、拡大しても見えませんよ!)
いや、それにしてもいくらブラシレスモーターとは言え、見事簡単な構造!と変なところに感心。
モーター単体のハウジングはなく、ヘッド自体がモーターのハウジングを兼ねるという素晴らしきコストダウン構造ですな。
それでもこんなんでも、最終的には、
チップソーを毎分9000回転とかで回してるはずなんで
ベアリングはミニチュアベアリングの許容回転数のギリギリ付近みたいです。
なので、買ってから三年くらいかな。
マキタなんで部品すぐ入手できるだろうとたかをくくってましたが、ホームセンターや工具屋さんには在庫がなく密林で
サイズだけ同じやつに交換。
もちろん、保証とかなくなる行為ですからよゐこは真似しないでね。
で、今日また、改めて正規のベアリングを入手出来たのでも一度開けて、
ついでによーく構造みてたら
はたと気がついた。
モーター軸に冷却用のファンは付いてる、
ファンのすぐ横にスリットがあり、
つまり出口もある。
でもまて、いやしかしそんなわけはないけど
吸気が見当たらん!
よくよく見ると

なんとなくこんな感じでヘッドの下にある水抜穴ていどのちっさい穴があり、ここからしか吸気出来てない感じのようです。
棹との結合部も立壁があって、遮られてるし
まぢ?
真ん中へんにあるファンの出口面積に比較するとあまりにも小さい吸気口。
そういえば、いつもおかしいなとは思ってたんです。
出口から吐き出される『空気』感じられなかったんで。
こんなちっさい吸気口から吸ってるだけだとしたら、
到底モーター冷やしきれませんわなね。
パワーセーブモードに入りやすい理由も納得。
モーターの効率がいくらいいとはいえ、
10%近くは捨てなきゃならんので
冷却は大事。
と、眺めてるだけでは終わらんので
早速考える。
吐き出しファンが、モーターの下にあるので、
上部から流れる空気量を増やしてやればいいわけですが
ヘッドの上側付近はチップソーの歯で粉砕されたちっさい草が一杯飛び交う領域。
ここに穴開けてたら、
ごみに入ってくださいっていってるようなもん。
そこで、棹を吸気パイプとして使うことができるようにすりゃいいと気がついたんですが

ヘッドと棹の結合部付近、矢印部分にご丁寧にもガードバリアがありまして
棹の空気はこっちに流れないようになってる。
えーい、ままよとこの立壁に穴開けたのが上の写真。
作戦としてはこんな感じで。出口はファンのところでヘッドの左右に出てくので、ホットリークはないはずです。(笑)
んで

ガードの直後にこんな感じで吸気口を
3mmのドリルで4つ。
強度低下のなるべく少なそうな場所を選んで、開けてやりましたとさ。
実験のため、この部分をテープで塞いだ場合とこの状態で、吹き出し口からどのくらい『風』を感じられるかをチェック。(笑)
したらまあなんと『赤く塗った』くらい差があるって期待したほどの差がなく😭
おろ、失敗?
いや、でも改修前よりは全然『風』感じられるんですよ!
でよーく棹全体を見直したら、
棹の結合部に!

こんな感じでスリットがあって
ここからちゃんと吸ってるっぽい。
ドリルでわざわざ穴開けなくてよかったんぢゃね?
で、ためしに15分位連続で最大回転で使ってみてから、
ヘッドの温度を触診すると、おや!
効果大、冷えてます!冷えてますよぉ!(笑)
少なくとも前よりはずっと低い!
しばらくおいとくと潜熱はでてくるので
触ってるとだんだん熱くはなるけど、
開けた穴にブロワあてて空気を押し込んでみると、
ちゃんとモーターの排気口から、暖かい空気ができきてます!
さっきのスリットからも風でてくるけど(笑)←つまり穴開けなくてよかった( -_・)?( -_・)?ぢゃね疑惑再び(笑)
ともあれ、効果はありそうなので、明日の自治会一斉草刈りで実戦投入してみまーす。
いつも4パックくらい使うので。
連続でパワー制限モードの兆候が出るタイミングが遅くなったら成功ってことで。
マキタのこのくさかりまっしーん。
今年新型が投入されてて、
ヘッドカバーの形が変わってるので
もしかすると同じような冷却改善対策が
施されてるかもしれませんけどね。
取り敢えず様子見っと。
Posted at 2020/08/29 14:41:11 | |
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