中華FFヒーターの取り付け
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
先日、メルカリを徘徊していたら、中華FFヒーターが安く出品されていました。
今まで中華FFヒーターの存在は知っていましたが、火を使う製品で中華製と言うことで導入を躊躇していました。
冬場の車中泊は専ら電気が取れるRVパークを利用してセラミックヒーターを使用していましたが最近予約が取れにくくなったのとRVパークを5回も使えば中華ヒーター代が出ます。
国土交通省の「自動車のリコール・不具合情報」の「事故・火災情報」をくまなく確認しましたが、中華ヒーターが原因による火災報告もなく安全性は中華の割にはあるようです。
なので、メルカリで中華ヒーターを買って取り付けてみることにしました。
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モノが届いたのでまずは内容物の確認です。
一応全部揃っていましたが、付属品が「こんなんで大丈夫❓」と思える品質のモノが多数入っていました。
ヤバそうなモノをそのまま使うのは嫌なので、
燃料ホース、燃料フィルター、燃料ポンプ(付属のはかなりうるさいらしい)を買い足しました。
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部品があらかた揃ったので、取り付け作業に入ります。
やり方はいくらでもYoutubeに動画があるので、それらを参考に進めて行きます。
まずは燃料タンクの設置から行います。
燃料タンクは室内に設置するスペースがないのと灯油をこぼすと臭うので、ボンネットの中に設置することにしました。
付属のデカいタンクは使わずに、モノタロウで買った「ヨトリヤマ 各ビン 容量4L K040」を使います。
タンクの下部に8ミリの穴を開けてプラグを取り付け、取っ手の部分に1.5mmの空気穴を開けておきます。
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タンクはクーラーパイプのところにすっぽりはまりました。
タンクの真下にボンネットロックのケーブルがありますが邪魔なのでずらしておきました。
車体側にクーラーパイプのブラケットがあったので、それを留めているビスにステンレスフリープレートを共じめして取り付け、耐候性のタイラップでタンクを固定しておきました。
ボンネットも難なく閉まります。
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燃料タンクからヒーター本体の配管はエンジンルームを通るので、気分的に120℃耐熱のコチラのホースを使いました。
200系ハイエースの場合、エンジンルームを通す分は、2セットあれば大丈夫です。
その他、エンジンルーム以外の配管はピンクの内径4ミリの耐油ホースを使いました。
(付属の燃料フィルターがショボかったので、その周りは6ミリの耐油ホースです。)
ごちゃごちゃ書いて分かりにくくなりましたが、ボンネットのタンクからヒーター本体までは、燃料ホースを都合4メートル買っておけば大丈夫です。
言うまでもないですが、ホースとホースを繋ぐジョイントやホースバンドも必要個数買っておきます。
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配管をあらかた引き回したら次はヒーター本体を取り付けします。
購入したヒーターは5kwのやつですが、助手席側のスライドドアのところに余裕で収まりました。
場所はここに決めて作業を進めます。
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フロアカーペットを切り取りホールソーで車体に穴を開けて行きます。
素人が穴開けすると絶対にずれるので、吸排気の穴は大きめの30mm、小さい方は8ミリで開けておきました。
アマゾンで買った安物ホールソーでは、2つ目を開けたら中のビットが折れ刃がめくれ上がりホールソーが壊れました。
やはり鉄板を開けるときにはまともなのを買わないとダメです。
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なんとか穴が空いたので、穴を開けたところの錆を防ぐために耐熱スプレーを吹いておきます。
排気の熱は350℃くらいらしいので、600℃の耐熱スプレーを吹いておきました。
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付属のプレートをディスクグラインダでいい感じにカットして、プレートと車体側に隙間が出来ないようにガンガムを盛っておきます。
ガンガムは耐熱700℃のやつにしました。
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ヒーター本体をセットして裏側から見たらこんな感じです。
あたかも一発で決まったような文脈になってますが、一発では決まらず何度も穴の大きさを修正して、やっと取り付けができました。
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次は排気管を取り付けますが、付属の排気管では短すぎて上手い具合に取り付けができません。
そのためアマゾンでコチラの排気管を買い足しました。
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買った管が長すぎたので、途中でディスクグラインダで切断し、マフラーに接続しておきました。
マフラーは画像の場所にステンの自在プレートを使って取り付けました。
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マフラーの先はこんな感じに出しておきました。
結構な勢いで排気ガスが出るため、ガスが車体にあたることはないです。
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燃料ポンプは付属のブラケットを使ってこの位置に設置しました。
車体側の丁度良い箇所に穴がなかったので、ドリルで穴を開けてあります。
燃料ポンプ→ヒーター本体の燃料ホースは、試運転とかで燃料の流れ具合が見えた方がよいので、ピンク色の燃料ホースが良いです。
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吸気パイプの奥に見えるのが燃料フィルターです。
モノタロウブランドのやつを流用しています。
フィルターがだめになっても汎用品なので部品の入手は簡単です。
ブラケットはモノタロウで売ってた「渡辺ビニール コーティングクランプ WR-28」です。
内径は28mmです。
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車外側の作業があらかた終わったので、続いて車内側の作業を行います。
このへんから疲れてきてやっつけ仕事になってます。
温風の吹き出し口をなるべくスライドドアとは反対側にしたかったので、ダクトを延長します。
アマゾンで売ってる延長ダクトは、中国発送で納期がかかるので、モノタロウで画像のダクトを購入しました。
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ダクトは床に100Φの穴を開けてダクトを通しました。
切断面は何の養生もなくそのままです。
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格好良く配管したかったのですが、だんだんめんどくさくなってそのへんに吹き出し口を出しておきました。
ダクトが丸見えでかなり格好悪いです。
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コントローラはとりあえず適当にコチラに面ファスナーで取り付けておきました。
電源はサブバッテリーにプラス・マイナスの両端子を直結です。
サブバッテリーは全部で400Ahの容量なので、ヒーター起動時(グロープラグ起動時など)に流れる最大電流(11Aくらい❓)なら余裕です。
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コントローラの配線なんかは適当に養生テープで固定です。
やっつけ仕事が酷いので、17〜20は後日やり直しします。
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とりあえず設置が完了したので、試運転に入ります。
燃料タンクに灯油を入れて、コントローラの▼ボタンを長押しすると、手動給油モードになります。
▲ボタンを押すと手動給油が開始され燃料ポンプがカチカチ言い始めます。
手動給油モードば自然に止まりますが、1回だけではエアはあまり抜けません。
3回くらい繰り返したら、画像の部分に燃料が溜まりました。
ここに燃料が溜まるとカチカチ音がかなり静かになります。
この状態になっても、燃料ポンプまでの配管にはエアが残った状態ですが、燃料ポンプから先の配管のエアがあらかた抜けていれば、ちゃんと点火します。
液面がヒーター本体から10cm くらい手前になったらエア抜きを止めます。
配管に残ったエアは、ヒーターを3時間くらい動かせば自然に抜けるので心配ありません。
コチラのエア抜き作業は燃料ポンプを目視しながら、コントローラの▼ボタンや▲ボタンを操作する必要があります。
そのため、コントローラを試運転前にガッチリ固定するとエア抜き作業がとてもやりにくいです。
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エア抜き作業が終わったので、いよいよ点火です。
コントローラの「ON」ボタンを押したら、あっけなく点火しました。
最初の1時間くらいは、作業中に出た埃やチリが燃えるので若干焦げ臭いニオイがします。
風が強かったせいか、排気管の表面から煙は確認できませんでした。
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電源を「OFF」にして、ヒーター本体が完全に止まったら付属のリモコンのペアリングを行います。
コントローラの▲ボタンを長押しして「HFR-1」が表示されたら、もう一度▲ボタンを押して「HFR-2」の表示にします。
この表示がでたらリモコンの「ON」ボタンを押せばペアリングが完了します。
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【備忘録】
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