MAZDASPEEDアクセラ試乗

週末、友人アツシ氏のご厚意で九州マツダ本社にやってきたMAZDASPEEDアクセラに試乗してきました。
（画像はアツシ氏が信号待ちで激写したメーター。200km/hの刻みは全く伊達じゃございません）

見た目はアクセラ。実際は微妙に違うんだけど、スキモノじゃないとわからない程度かな。
元々が欧州をターゲットに開発された車種なので、あんまり日本車っぽくないけど、だからといってベッタリ欧州車って感じもしない。不躾な表現で申し訳ないんだけど、良くも悪くも中途半端な車種なのです。これはアテンザにもいえることだけど、欧州車っぽい雰囲気を日本車のクオリティで安価に味わえるって感じでしょうか。こういうのを最近では総じてマツダらしいって言うみたいですね。

実際に乗ってみると、これがMSアクセラだからなのかどうかは、わかんないけど、質感はMC前のアクセラに比べて明らかに向上。インパネの見た目や触った感じは、MC前と大差ないけど、ドアを開け閉めしたときのヒンジの剛性感やドアパッキンの密着性がイイ。こうなると、８のMCにも期待がかかるってもんです。
乗ってみると2.3Lの直噴ターボは、264馬力・トルク38キロを発生させるだけに、かなりパワーにゆとりがあります。電子制御されていてもFFゆえにフル加速を試みると、前輪はゴゴゴ～っと空転して荒くれ者の片鱗を見せてくれます。
ターボだから当たり前なんだけど、８と比べてトルクも厚く、高めのギアで流していてもアクセル踏めばポンと加速してくれるので、運転は楽チン。しかも快適。排気量の大きなクルマに乗っている感じです。こりゃ～ええわ～

パワーを支える足もしっかりしていました。ちょっと固めに設定された専用サスは、補強されたシャシーの下でいい仕事をしています。路面のうねりにジワリと伸び縮みするときも、目地段差をタンっと乗り越えるときも、モチっとした感じではなく、ズッシリ感があってとてもいいのです。全体的にゴルフGTIと似た感じだけど、すべてにおいて動き始めが軽い。加速もハンドルを切ったときの挙動も、きっと車重の差なんでしょう。思いっきり試したわけじゃないけどブレーキも悪くありません。これで車体価格240万ですって。なんてステキなの！

乗る前から予想はしていました・・コイツは８より速いだろうと。そして、乗ってみて、その予想は確信に変わりました。高速でもサーキットでも、これは速いです。真面目にやりあったら、そこそこなスポーツカーぐらいは、あっさりとカモらることでしょう。
正直、走行性能ってとこでは、マツダがブランドアイコンにしているフラッグシップモデルのRX-8に勝るとも劣らないレベル。

じゃぁ、８よりいいのか？と言われると、それはちょっと違うかな。帰りにMy８で都市高速に乗ってかえりました。MSアクセラのような加速はしませんし、トルクにも線の細さを感じます。でも興ざめするようなことは一切ありません。やはり８はいいなぁ～と再認識。
もちろん、MSアクセラがイマイチってこともないんですよ。そこんとこは強調。だって諸々の都合がよければ、欲しいもんコレ。笑

８がいい～ってのは、私がクルマに求めるエッセンスの含有量が８のほうがタップリ詰まってる感じなんですよ。
学生の頃はボンボンな友人所有のR32とかに乗って、脳みそ痺れたりしてたんですけどねぇ・・・。８に出会って嗜好が変わってきたかも。
それが吉なのか、凶なのか・・そんなことは判んないですが、８が今の生活に多くの影響を与えているのは間違いないかな～