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月曜の夜に、暫定ですがネットも復旧しました。

しかし、居室間をLANで繋ぐというのは、案外と難しいものです。ケーブル這わせると鬱陶しいし、無線は場所によっては必ずしも安定しません。

家を建てるタイミングなら、UTPを宅内配線して情報コンセントを用意するのも良いかもしれませんが、コストは嵩みますし、今のご時勢では次の通信規格への移り変わりも懸念されます。

安価に近くの部屋を簡単に結ぶ、いわゆる アン・キン・タン な手法として、私が着目しているのはPLC（電力線搬送通信）です。　コンセントから通信を流すので、既存の設備を弄る必要はなく、家庭利用には不満のない通信速度と安定性を得ることが出来ます。

ここ最近、手軽に導入できるコンシュマー向けの製品も続々と出てきました。PLCと一口に言っても、HD-PLC / HomePlug / UPA といった通信規格があり、其々の通信規格には互換性がありません。

年末から発売されて、小売店でもよく見かけるPLCモデムは、HD-PLC規格の製品で、パナソニック等が手軽な機器を出しています。私の同僚にも既に使用していますが、使用感も悪くないようです。ただ、HD-PLCは親機が死ぬとPLC同士の全通信が停まってしまいます。

HomePlugは親機が死んでも、子機同士は通信できるので、アチコチに設置を考えている人にはオススメできると考えますが、同じ規格内で 1.0、1.0Turbo、AV1.0、AV1.1 と分かれていて、必ずしも相互接続が出来るとは限らないので、機器追加の際には確認が必要なのが、ちょっと厄介なところ。 最近だとシャープがHomePlug AV1.1規格の製品を出しています。

UPAは発売されている製品が少ないのですが、PCサプライメーカーを中心に実行速度が若干速い製品も出ていて、今後が期待できます。でも情報家電との接続性にはチョッピリ不安が残ります。

業界団体の動きはともかく、規格そのものには大した差がないので、今は好みで選んでしまえばいいと思ってます。 というわけで・・私は、どれにしようか考え中です。