AZ1を電動パワーステアリングにすると とても快適となります。
実作業的には、車外の作業は、バッテリからの電源を引いて置くくらい シャフトは、加工無しで取り付けられる為 配線を正しく作るのに時間が掛るくらいです。
CR22Sのパワーステアリングのシャフトとパワーステアリングコントロールユニットを手に入れたら 出来ます。
しかし PG6SAとCR22Sは、別の車種ですから そのままなら法的にいえば 違法改造となる可能性は、あります。
理由ステアリングシャフトは、社外ものをつけても保安基準に適合しているなら構わないとする 軽微な改造として明記されている指定部品に該当してない
確かに指定部品の中にパワーステアリングという項目は、載ってますが 元々パワーステアリングなど設定がまったくない車に 他車種のパワーステアリングを取り付けるのというのまで含まれるとは、無理があり過ぎ(笑)
一応相談したら、やはり難しい
はじめは、構造変更が必要になる可能性の話で進んでいたのですが 今回の交換した箇所の中にラック&ピニオンASSYが含まれず ギヤ部が変更されてないため 構造変更に該当する項目に当てはまらない。
故に構造変更は、必要ないとなりました。
しかし その判断の一月後ステアリングシャフトは、衝突時 運転者を危険に晒す重要部品ですから 記載事項に載せるべき内容と判断され 合法か否かで ご相談と言う名の交渉という形で何度も電話で話し合い 資料持参で軽自動車検査協会へ行ったりしてきました。
何度 難しいといわれたことでしょう。
その度に 資料を示して 前向きの検討をお願いして 担当してくださった検査官の方も 厚い本を調べては、こうすれば認められるのでは という感じの進め方をしてくださいました。
取り付け角 35度以上なら
と 連絡が来たら 実車でシャフトの取り付け角を デジタルの傾斜計と水準器を使って調べ
残念 AZ1では、やっぱり全然足りません。(>人<;)
と 報告すると
また数日して ああなら こうなら と確認の連絡をいただいてました。
結局 数ヶ月経ち 11月も下旬に入ったある日
シートが調整できますか?
出来るならシートをレールの中間位置にして シート前端から車体最前部まで 75センチ以上ありますか。
わたし 絶対余裕であります。
ならば ステアリングハンドルに急な角がない限り 衝突試験は、してないとする 記載をする事で かじ取り装置の変更を認め 責任は、所有者とする形にすることができます
という感じの内容連絡が来まして 持ち込みで検査をして合格なら記載変更する
12月5日に段取りを組むことが出来ました。
5日当日 当然75センチは 十分あることが確認されて これで大丈夫だと 正直 わたしも思っていたんです。
でもね まさかのステアリングハンドルが引っかかりました。
半径2.5mmのアールの計測器を当てると MOMOのコマンドⅡの金属部分の角がアールの中に嵌り 角が当たってしまうわけです。
非常に厳しい(爆笑)
ちなみに たぶんAZ1の純正ステアリングハンドルでも 中央部の金属部の角で アウトだと検査を見てて感じました。
検査官さん曰く 純正なら大丈夫という判断は、出来ません。
既に車両を改造している以上 この車両 個で判断を下さないとならないので AZ1の純正ハンドルにしたから合格とは、言い切れません。
また いまは、衝突安全の規定に基づき検査しているので 車検とは、また違います。
車検ならこのステアリングハンドルでも、大丈夫です。
よは、記載変更させるためなら 正面を構成している全ての部位において角度が緩やかなステアリングハンドルを探して付け替えないとダメ
記載変更が終わったら元のコマンドⅡに戻しても 車検には、適合する。
わたしは、この業界にいた人なので 理解できますが 普通の人ならおかしいでしょうと言いたくなる話だと思います。
だけど そういうものです。
車検の度に 衝突試験の規定に照らし合わせて現車をみられたら 厄介なことなので ここは、大人の対応で(^○^)
というわけで ヤフオクを探しました。
狙うステアリングは、やはりMOMO なのですが わたしの知っている中で たぶんクリアーできるハンドルは、スピード4かスピード3かリーガルかなと思ってました。
その中でウッドのリーガルは、AZ1に似合わないとして除外。一瞬ジムニーに使いまわせると思ったのですが 検査の間だけと割り切っても リーガルは、相棒には、似合わないとしてスルーし やはり スピード3か4を探そうと思いました。
結局 三本スポークの3は、イメージに合わず 4本のスピード4にしてしまったのです。^ ^
これなら アールゲージを当てられても 角のところは、一切嵌らない はず(`・ω・´)
ただ前日まで、ウッカリしてて ラッパマークが無いことに気づかず 正露丸でも テプラでもいけるという助言を受け テプラで作った 可愛いラッパマーク貼って 12日車検場へ
もちろん 今回は、クリアーしました。
あまり 個人的には、車検証とか見せるのは、好まないのですが 今回 特別に
ステアリングをパワーステアリングにして 随分と時間が掛かりました。
今回やって思ったことは、改造でも改良でも やる時は、写真撮ってあると あとで手続きがとなった時 とても役に立ちます。
わたしは、必ずショップに作業の過程を写真に収めてもらって データで受け取っていたので助かりました。
はじめお店の人には、ブログやっているからとお願いしていたのですが 最近は、愛車の記録 資料としてと説明してます。
今まで 断られたことは、無いですが もし写真をお願いして 嫌な顔をするお店なら わたしは、利用する気にはなれません。
もし わたしがまだ整備工場に勤めていて 写真をお願いされたら お車を大切にしているお客様なのだと とても嬉しく感じます。