タイガー手廻計算器
投稿日 : 2016年03月05日
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不燃物の廃棄で、屋根裏のガラクタに埋もれているのを発掘されました。
確か親父が会社で廃棄処分になるものを2台ほどもらい受けてきた記憶がうっすらあります。
製造元のWeb(http://www.tiger-inc.co.jp/temawashi/temawashi.html)を参照すると、昭和28年頃に製造された「連乗式第20号」という連続乗算機能を備えた機種。
公務員の初任給が\5000そこそこの時代に\30,000したことを考えると現在価値で100マソくらいのめっさ高価な最上位機種ですが、昭和40年代に電卓が発明されるとあっという間に淘汰されてしまいました。
60年も前の製造なのに完動品なのは、さすがのジャパンクオリティーといえましょうか。
その代わりほぼ金属製でむっちゃ重いです。
もう1台は後年製造された本体カバーがプラスチックになったタイプで、私のおもちゃにされたせいで錆ついて動かなくなって廃棄処分になったはず。
今思えばそれももったいなかったなぁ。
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本体にあるロゴ。
昔の筆記体ロゴって、なんでこんなにカッコいいんでしょうか。
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本体にある数値設定レバーと表示ウィンドー。
計算の基数となる数値をレバーで設定する時の、このクリック感がたまりません!
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1.の画像で右奥にある一番大きなレバーを時計回りに回すと加算(乗算)、反時計回りに回すと減算(除算)になります。
画像はレバーを時計回りに2回まわして
123456789+123456789(=123456789*2)
を計算したところで、結果は下段右側のウィンドーに表示されます。
歯車が噛み合うガリガリした感触も、「がんばって計算してまっせ」という雰囲気プンプンですw
桁が大きく&数値が大きくなるとレバーが重くなるので、老体であることを考えて壊さないように気をつけて…
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本体左側にある、加減算、乗除算の切り替えレバー。
ただし、加減算はレバーを回す方向で自動的に設定されます。
左奥のレバーは3.の画像で設定した数値をクリアするレバー。
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下段左側のウィンドーは、乗算のときの乗数や除算のときの商を表示する…っぽい。
ここの使い方、いまだによく分かってません。
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楽器のケースに似た感じもあるキャリングケース。
本体がかなり重量があるので、ケースの造りもしっかりしてます。
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ふたの内側に箔押しのロゴがあります。
こういうところからも、当時は高価な品だったんだろうなぁと思えますね。
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