
すみません、クルマの話ではなくて…
唐突ですが酒好きです。30代半ばで当時勤めていた日系の金融機関でヨーロッパ赴任を言い渡され、フランス7年、ロンドン3年の欧州生活を経験しました。
パリに着いてまず「びっくらこいた」のは飲料水にお金を払わないといけないこと、水よりも安いワインがあること!! スーパーでは質が悪かろうと混ぜ物のワインがペットボトルに入れられて売っています。日本ではワインなんてほとんど飲んだことがありませんでした。サントリーの「赤玉ワイン」を甘口にもかかわらず嘯いて「ウマい!」と大人ぶっていた遠い昔…
フランスに行ってモノホンのワインに巡り合い、最初は1,000円程度のフランス中のワインを飲み始め、その後息子たちが幸か不幸か赤ワイン(ボルドー)の当たり年である89年、90年に生まれてしまい(笑)、当時ボトル詰めが開始された3-4年後に将来のためにボルドーの五大シャトーを2本ずつ買いました。実はラベルが地味なラフィット、テロワールが異端児のグラーブのオーブリオンが個人的にはイケてると思います♪

すでに20歳の誕生日と結婚で籍を入れた記念に開けまくりましたが、長男の籍入れが来週なのでまたいくつか開けられそうです! 30年以上経っていると抜栓に気を遣うので大変ですけど…(次男が籍を入れたお祝いに1990年のムートンを開けました…)
欧州赴任から帰国するのに、当時勤めていた会社は航空便の荷物が段ボール箱10個程度のみでした。普通は戻ってすぐ必要な衣類や小物を詰めて送ります。残りは重量無制限で船便を手配してくれていたのですが、6月の異動で実際の引越しが7月でした… 当時ロンドンの物置に8ケースぐらいのワインがあり、選りすぐりの6ケースを日本に持って帰ることにしました。ただ、この夏の時期に船便で大事なワインを赤道越で送る訳にはいかないと… おでこから血が出るほど頭を床にぶつけて土下座をしまくり、大事な航空便の8割の容量をワインに割いてもらうことに嫌々嫁に納得してもらいました…はっはっは! そして帰国後にオヤジの車を借りて成田までワインを取りに行き72本のワインを寺田倉庫に即座に収めましたぞ!!
その後60本入りのワインセラーを購入し自宅にワインは移しましたが、セラーの中の敷居を外すと実は80本以上入ります。日本酒がその空き部分を埋めることになりましたが、あまりにも日本でのワインの価格が高いのに辟易としてしまい、現在は半分が日本酒となってしまいました 苦笑

多少ワインの味が分かり始め、好みのワインが分かり始めた頃…
前置きが長くなりましたが、近所にスーパーの「オオゼキ」があります。お総菜はイマイチ(失礼!)ですが、8月23日限定で凄いワイン特売会をやっていました。1,000円~3,000円程度のワインが599円均一。そして16時から15,000円程度のオーメドックの6本セットが3,594円で販売されていましたぞ!!
ここからはアル中のくだらない「ワインとは…」という話が嫌と言うほど続くのでダメな人は読むのをやめてくださいね~ ごめんなさい… 3-4人で格好付けてビストロで飲みまくっていた頃…
今回、旨そうな白4本とこのオーメドックの赤6本セットを購入しました♪ 白ワインは基本辛口が好きなので、個人的にドイツワインはダメですね。フランスに長くいたことから、欧州ではフランス至上主義でした。欧州では「小便の味がする(飲んだことあるんか??)」とバカにしていたイタリアやスペインの美味いワインを日本では発見することとなり、アメリカやイスラエル、チリの激安白ワインなども沢山試しましたね。

赤ワインのセットに関しては本来の6本計15,000円という価格に異議ありですね(笑) ボルドーは赤ワインが有名ですが、主要なブドウ品種がカベルネ・ソーヴィニオン、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ベルドなどです。ジロンド川の肥沃な土壌、南フランスの豊富な陽射しでしっかり糖度とタンニンが詰まったブドウを使います。有名どころではサンテステーフ、ポイヤック、マルゴー、サンジュリアン村があり高格付けの赤ワインを産出します。今回選ばれたワインはオーメドックではありますが、あまり聞いたことがなく、賞を獲得したという実績も見当たらない… やられたかな?? というのが正直な感想ですが、飲んでみなきゃ分かりませんよ。こういう中で掘り出しモノがあったらラッキーです。こうご期待♪

白ワインはフランス1本、イタリア1本、スペイン2本です。イタリアの辛口「ソアヴェ」に期待します。フランスの「レゼルベ・サンミシェル・シャルドネ」も外すことはなさそうですね。スペインワインはラベルで選びました 笑
しかしバブル時代を接待漬け、アホくさい値段でドンペリなどを偉そうに味も判らずにバカスカ開けていたことを本当に恥ずかしく思います… ワインのみならず「お酒」は本当に「美味しい」と思ったものに、対価として妥当と判断したらお金を払えばいいのではないでしょうか。お酒は生き物です。保存方法、醸造年度の気候、使用するぶどう、日本酒なら米、水などの生育状態で決して同じものは出来ません。人間も生き物です。美味しいと感じた健康状態、感情などでその時の「美味しさ」が、別の機会に同じものを味わったときに「美味しくない…」と感じることも少なくないですね…

自分の一本を求めてこれからも酒道の修行に励みたいと思います…
身体が許すまで…
自分が最も使用しているワインのネット販売店は「京橋ワイン」です♪
Posted at 2022/08/24 23:13:53 | |
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