キャロル・素人DIYシリーズ(7)LED幽霊点灯防止対策
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市販LEDバルブをテール/ブレーキに使用されている方で、こんな症状が出ている方もいるはずです
~ブレーキランプ点灯時に、スモールなど点灯させてもいないのに、オーディオや空調パネルの照明がライト点灯時と同様に暗くなる(ディマーの誤作動)
また、点けてもいないLEDイルミがボーッと薄暗く点灯する(幽霊点灯)
コレはLEDバルブをテールランプに使ってからの症状なので、LEDに原因があることは判ってはいましたが、ようやく対策しました。
最近の、標準でLEDテールになっているクルマでは対策が施されていると思いますが、ワタシのクルマ~キャロルもMS-6も、当然に未対策です。
写真は、ブレーキを踏んだ状態のキャロルです、
メーターの照明は点いてないのに下の増設イルミが点いてます。
コレが所謂『幽霊点灯』ですね。
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その原因は、バルブの構造の違いにあります。
コチラは、普通の白熱球(ダブルフィラメント)。
+1端子がブレーキランプの+入力です。
+2端子はスモールランプの+入力。
フィラメントは別々になっていますので、+1に入った電流はフィラメントを輝かせてGND(アース)へと流れます。
+2端子へは流れることはアリマセン。
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で、コチラはLEDバルブ。
商品によって細部は異なりますが、ブレーキ/テール(スモール)の明るさの切替を、点灯するLEDの数で制御するタイプのものでは、上の白熱球と異なりブレーキとスモールの回路は独立にはなっていないものが多いようです。
このような回路のLEDバルブの場合にディマーの誤作動や幽霊点灯が起きます。
+1端子にブレーキランプの+入力が入った場合、LEDを経由して+2端子にも電流が逆流してしまいます。
コレが、幽霊点灯をさせることになるのです。
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また、ブレーキ/テール(スモール)の明るさの切替を、それぞれの入力ラインに異なる値の抵抗を使用して制御するタイプのLEDバルブにおいても、内部に整流ダイオードを使用していない限り同様の現象が起きます。
(市販品ではコチラのタイプのものが多いようですね)
この場合でも、+1端子から+2端子に電流が流れてしまいます、回路図からも明らかですね。
ただし、この+2端子に逆流した電流は元々の+電流よりもエネルギーが落ちているので、他の回路に流れても消費電流の少ないLED程度しか点灯させられない~と推測されます。
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対策ですが、+1端子から+2端子を経由してボディ側に+12Vの電流が逆流しないように整流ダイオードを、車体のソケット側のスモール配線(+2端子が繋がる部分)に組み込みます。
最近では、エーモンからもこの手の商品が出ていますが、
部品としては非常に安価なので、自作しました。
ダイオードは「monomochiya」さんから購入しました。
http://www.asahi-net.or.jp/~py7y-kizm/
1000V耐圧だそうです、コレで??と思うほど華奢ですが。
ダイオード自体にギボシ端子を半田付けしても良さそうですが、一応の保険と言う事で0.75sqのリード線を使用しました。
この半田付けは意外にキレイに行かないです…むむむ
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+-の極性を確認してから、まず片側だけギボシ端子を圧着。
熱収縮チューブを被せて収縮させてからもう一方のギボシを付けます。
ちなみに、この青い熱収縮チューブもmonomochiyaさんのものです。
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出来上がったものをテスターでチェックします。
いずれもOKでした♪
6ヶ作ったのは、キャロルに2ヶ、MS-6に4ヶ使用するためです。
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取り付けは、スモールの配線に割り込ませるだけです。
干渉したりしないように養生しておきましょう。
さて、効果のほどは…
見事!バッチリ幽霊点灯やディマーの異常は収まりました♪
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