脱「カラカラ」音　~修理仕上げ編~

切除した端材。
左がサブタイコで右が遮熱板です。

今思えば、よくもサブタイコに開けた小さい穴から、あれだけのスクラップを取り出したなぁと思います。

この面積差のおかげで、排気のシーリングはバッチリの予定です。

このところフロントパイプを外したり付けたりしながら色々やってたので、いつの間にかテールパイプ側の接続部がガタガタになってしまっています。

ガスケットも潰れていて、3ヶ所に排気漏れの痕跡。
排気漏れは、最後にガスケット交換するつもりなのでOKですが、パイプが内側に張り出しているのは面白くないので、後ほど修正します。

これ以上サビ要因のトラブルは避けたいので、全体的にサビキラーを塗りました。
テールパイプも外して同様に塗りました。
やはり溶接痕は錆びますよね。

サビキラー塗るだけで良いかなって思っていたのですが、やっぱりムラだらけなのでブサイクです。

耐熱シルバーで全塗装する事にしました。

ぶしゅーっと塗りました。
単色になったので見栄えが良くなりましたが...
光沢が有り過ぎて、なんだか胡散臭い新品感が出ましたね。(笑)

ガタガタだったテールパイプ接続部は、丸ヤスリで表面を削り、テーパーも付けました。

こちらもサビ予防にサビキラー塗布。

ここの排気漏れは、しばらく走らせて切開箇所の排気漏れチェックの後に遮熱板を再建する為にまたパイプを取り外すので、それまでは液体ガスケットで対応です。

さぁ、いよいよ組み付けます。

どうです？このインチキ感たっぷりの綺麗なマフラー。(笑)

光沢有り過ぎです。(笑)
新車時でもこんな色はしていません。(笑)

修理したサブタイコです。

わざわざ手間を掛けてまで遮熱板側から修理したのは、修理後の外見に変化を与えない為です

やはり修理感が無くて綺麗に見えます。

エンジンを掛けてアイドリングでの排気漏れチェック。
「タバコの煙でチェックだね」ってお友達のアンジ.さんから教わったので、なるほど！と思いました。

わたしは紙タバコを吸わないので、蚊取り線香で代用しました。
とりあえずアイドリング状態での排気漏れは無し。

あとは排気圧を上げた後にシーリング剤の損傷等で排気漏れが発生しないか確認する為、試走しに行きました。

いつもの練習路をハーフコースで全開にしました。
塗装の焼けるニオイのめっちゃ臭いこと。(笑)

クーリングしながら帰宅して、再度排気漏れチェック。
臭い以外には問題無しでした。
あ、塗装が沸騰した様で、所々水膨れみたいになっちゃいました。(悲)
遮熱板再建時に修正します。

乾燥待ちの作業が多かったので3日も掛かりましたが、ようやくストレスだった「カラカラ音」から解放されました。

ガラクタ車から普通のクルマに戻りました。
運転していても気分が良いです。

今回の作業で1番良かったと思うのは、なんといってもコストです。
・SUS板
・SUSタッピング
・耐熱パテ
・液体ガスケット
・耐熱塗料
以上で約4,000円です。
貧乏性なので部品交換のコストに納得がいかずにケチっただけなんですけどね。(笑)


フラセボかもしれませんが、エンジンの吹けが良くなった気がします。

静かになったし綺麗になったし、めでたしめでたしです。

「脱カラカラ音」シリーズ、完結です。
お付き合い、ありがとうございました。