20140317 諏訪原城⑤

⑪内堀に城内の貴重な水源、カンカン井戸があります。

台地を浸食した自然の谷。
この谷を下ったところにも湧水があり、水の手曲輪といいます。

谷を降りたところにある水場を水の手曲輪とするHPもあるのですが、そこから少々上に未だラッピングされたままの真新しい標柱があり、水の手曲輪と書かれていました。
木と木の間の窪みが井戸跡とでも言うことだろうか？

本曲輪の斜面下の横堀を西側に辿って行ったところですが、谷底の水場からは15mほど登った場所です。

谷を挟んで対岸には、二の曲輪の東側斜面下の横堀を見ることができます。
二の曲輪からは藪になっていて、行き方が分からなかったです。

土橋を渡った先は、⑰二の曲輪大手馬出。
こういった土橋も、車を通すため幅を広げられたりということが他の城ではよく見られますが、ここはそんなことも無く旧状のままのようです。

⑮外堀です。

⑰二の曲輪大手馬出には、諏訪原城の名の由来である⑯諏訪神社があります。
元々この馬出にあったのかは分かりません。

⑰二の曲輪大手馬出の三日月堀も素晴らしいです。

その後武田氏の滅亡～本能寺の変と時は過ぎ、天正18年(1590年)、豊臣秀吉は徳川家康を後北条氏の旧領である関東へ移封。
それと共に諏訪原城も役目を終え、廃城となりました。