「こないだ作ったLED60個ランプの点灯スイッチを作る計画ッ!!」「(やる気無く)オオーッ!!」
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
この間作ったLED60個の点灯スイッチを作ろうと思います。
センサー部分は、ダイソーのLEDセンサーランプのマグネット式リードスイッチを流用の予定ですが、このスイッチというかマグネット式のリードスイッチは全般的に、磁石がくっついている時(ドア閉まってる状態)でオン、磁石が離れるとオフ(ドア開いている状態)でオフになるんで、これをこのまま使うと、ドアを閉めると電気点いて、開けると消える役立たずな点灯スイッチになってしまうので、このスイッチのオンオフ状態を反転させる回路を作らねばなりません。
いやまあそもそも信号が反転して無くても、スイッチ部分に大量の電流流す訳には行かないので、スイッチング回路を作る必要はあるんですが。
エーモン辺りからそれっぽいそのまま使えそうな汎用リレー出てそうですが、自分はお値段高い既製品買うよりも家に在る部品で間に合わせて作る主義なので、無意味に作ります。
で、行き成り60個のLEDで点灯実験は、なんかやらかしそうで怖いので、まずは1/20の3個にて実験です。
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信号反転&スイッチング回路はこんな感じ。(ド素人設計です)
またコレかというくらいにメジャーなホビー用のトランジスタ2SC1815を2個(2個で約5円)使って回路を組みます。実は、これを選んだのは、前に1000個入りの徳用袋で買って大量に家にキープされているからであり、別に似たような他のトランジスタを使用しても全く問題ありません。
回路は、左側の2SC1815で論理回路のNOT回路を組んで信号を反転。これで、リードスイッチ代わりのトグルスイッチをオンにすると電気が消えて、オフにすると電気が点く仕様になります。
右の2SC1815がLED部分だけに大電流を流すスイッチング回路です。市販のリレー使えば勿論こんなの作る必要はありません。
でも重複表現ですが、作りたい(リレー買うのも面倒)ので作ります。
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回路の動作の仕組みはこんな感じ。
スイッチオン(ドア閉めた)状態で、黄色い矢印の方向に、左の2SC1815をぐるぐる廻る感じでのみ微電流が流れ、右側には電流は流れず、LEDは消灯のままで待機します。
この状態で、スイッチ部分(電源から2SC1815のBへ)の電流を測ってみたら5.4μAでした。5.4μA=0.000054Aです。かなりの微電流です。
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で、これがスイッチ押してドア閉まった状態での回路全体へ流れる総電流の値です。9mA=0.009Aです。まだまだ殆ど流れていないに等しい微電流です。
この電流で、待機状態で消費される電力を計算すると0.009A×12.8Vで0.0252Wとなります。1/40Wなので、カーステや時計のバックアップ電流みたいなもんですから、バッテリー上がる心配は殆ど無さそうです。
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そしてこれが、スイッチオフのドア開けた時の状態です。
スイッチをオフると左の2SC1815に電流が流れなくなり(プルアップって奴ですね)、その結果、右の2SC1815のBへ小電流が流れ込み、それによって増幅された大きな電流が外周をぐるっと廻って流れ、LEDが点灯します。
抵抗値がまだまだ適当ですが、LEDの点灯回路の雛形はこれで充分に行けそうな感じです。
尤も、実際のリードスイッチオフ時には、結構な電流(0.8Aくらい流せるようにする予定)が外周に流れる筈なので、今使っているこの2SC1815では流せる電流の容量が少な過ぎてお話になりませので、後もう一個ダーリントン接続で容量の大きなトランジスタを後ろに付け加えて回路を完成させるつもりです。
しかし厨房の頃、少ない小遣いで2SA54やら2SB56の二桁型番のゲルマニウムトランジスタを買い込んで、ラジオとか作って遊んでましたが、それから幾年も過ぎ去りトランジスタが4ケタ代の製造番号になりシリコン製に変わった今日になっても、その頃と同じような事して趣味遊びしているんですから、自分の精神年齢がまったく成長していないのをつくづく感じます。
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