リヤワイパー反転失敗(>o<")
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
倒立ワイーパーの失敗の続編です。
整備手帳と言うより構造の観察です。
その1で触れたことですが、少し補足します。
本体側の3本の電極は、ギヤ側の回転プレートの矢印のラインにアクセスします。
ギヤの向きは停止状態の位置にしてあります。
モーターが回転し、白いギヤが1回転してこの位置で必ず停止します。
真ん中の電極は常時繋がっています。内側の電極と回転中は繋がっていますが、停止状態のこの位置で断線となります。この信号でリレーがモーターを停止するようにコントロールしていると思われます。外側の電極は何処にも繋がっていません。
内側がマイナスコントロールなら、外側はプラスコントロール用ですかね?
2
左がセレナ用、右がラフェ用
上がクランクシャフト側、下が電極側です。
セレナ用はクランクシャフトの穴が6個あります。
セレナ用ならギヤ位置そのままで180°反対の穴に差し替えれば倒立ワイパーにできます。
ラフェ用は一つだけです。この180度反対に穴が有れば同じような状態を作り出せるはずですが・・・
電極側の金属プレートの形は同じです。
クランクシャフトの穴と金属プレートの位置関係は微妙に違います。
3
クランク側がダメなら、電極の金属プレートを180度回そうか考えましたが、プレートの厚み分研削加工等が必要で断念(めんどう)しました。
そこで、閃いた!セレナのギヤを付ければ・・・
でも、これも失敗に終わります(T_T)
4
ギヤ大きさ裏側の電極の形
穴の大きさ等なんとかなりそうな感じがしました。
ワイパーが最大に動いた状態を停止状態にセットしました。
車に付けて動作確認しました。
5
うんともすんとも動きません!
バラシてよく見たら、ダメだこりゃ!
このギヤ付きクランクシャフトは下に出っぱていて干渉してました。
赤斜線部全て干渉します。これを削ってまではしません。
6
ラフェのギヤならこのクランクシャフトに干渉しないで、360度回転します(画像上)。
あきらめきれずに更に悪あがきしてみました!
モーター直前で±入れ替えてみました(画像下)。
でも動作はしましたが回転方向は変わりませんでした(T_T)白いギヤの向きが変ってもワイパーの回転方向は変りません。そればかりか弊害が・・・・
弊害については8で説明致します。
+はそのままモーターへ行きます。
-はモーターとギヤの電極とに分かれます。
なぜこの線が-かと言えば黒い線だから。テスターで調べたわけではありませんので悪しからず!
Aは1で説明した一番内側の電極と繋がっています。ワイパーの停止位置を知らせる信号をリレーに送ります。
7
セレナ用の画像ですがこの部分はまったく同じ作りです。
ご覧のようにバラスことができます。
回転ギヤとモーターと接続しながらカプラーに繋がります。
ギヤからクランク及びシャフトの部分で違う動きをします。
8
1と同じ画像で失礼致します。
白いギヤが反対方向廻った場合の弊害について説明します。
ワイパーを停止させるのは一番内側の接点です。
7の画像のAに対応する接点ですね。
電極プレートが無い部分は30度くらい有ります。
この為、回転方向が変ると停止位置も30度分のズレが出てしまいます。
モーター反転は百害有って一利無しやめましょう。
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