整備業界の話

今日、整備振興会にて講習会がありました。

本来はもう始まっている制度についての説明会でした。

その制度とは、『特定整備』についてです。

一般のユーザーには馴染みがないことなのですが、
整備工場には、『認証』と『指定』の２種類があります。
どちらも、『分解整備』が出来る工場ですが、
その、『分解整備』が『特定整備』と名称が変わり、
できることが増えてきます。

『分解整備』とは、何ぞやと。
エンジン・ブレーキ・サスなど、走る・曲がる・止まるに
関わる項目について、整備することを分解整備といい、
それを、事業として行う場合に、認証や指定を取得する必要がある。
と言うものです。

で、今回の『特定整備』ですが、
分解整備に加え、自動運行装置に代表される、
前方のカメラやセンサーを整備する事ができるようにする、
と言うものです。

具体的には、
ガラス交換した後のカメラの調整（エーミング）。
バンパーに付いているミリ波レーダーを外した事による調整。
１年数か月後に施行される、車検時のOBD点検の作業。
などが、事業として行えるようになります。

まあ、これって、車がどんどん高機能になってきたから、
整備もしっかりしてよね、って言う国の見えない圧かな？

整備士もやる事増えて大変だけど、
正直、その分お客様に請求しなければならないと思います。
これからの車は整備に、時間とお金が掛かってきます。
自動ブレーキ等はこれからの新車には標準装備になります。
果ては、完全自動運転車が出来てきます（まだ完成してません）
それを、思うと、自分が整備士なりたての20年前の車が、
一番面白かったのかなーって思いました。


安全ってなんでしょうね。




したっけ！