
3機おT-4ジェット練習機が一斉に編隊を開きます。
見事なタイミングです。

会場正面から広報館後方へフライパスするT-4ジェット練習機。
T-4ジェット練習機は全備重量5.6トンと比較的軽量ながらも推力1.7トン弱のターボファンエンジンを2基搭載しているので良好な運動性をもっているほか、練習機ということで安定性・操縦性にも優れてるとのことです。

着陸したT-4ジェット練習機の#610号機。
T-4ジェット練習機は昭和63年に量産初号機が納入されて以降、平成15年の最終号機納入までに試作機を含めて212機が生産されました。

続く2機も着陸態勢にはいります。

着陸したT-4ジェット練習機の#746号機。
垂直尾翼の手前で板が展開していますがこれはスピードブレーキで、空気抵抗をつかって機体の速度を落とします。

先ほど着陸したT-4ジェット練習機が整備隊員の待つ広報館前のエプロンに戻ってきました。

エンジンをカットし、整備隊員が機体に梯子をかけます。
その間も別の整備隊員が機体の確認を行います。
航空機は小さなトラブルが即命にかかわる事故につながる精密機械なので入念に点検を行っています。

機体にのぼり、垂直尾翼を点検する整備隊員。
どんなに高性能な飛行機でも整備を受けられなければただの金属の塊です。
整備隊員の努力と技術があってはじめて常に飛行可能な状態を確保することができます。

これはビックリ!
空気取り入れ口に足が見えますが、なんと整備隊員が空気取り入れ口にもぐりこんでエンジンの点検を行っているんです。
航空自衛隊の航空機運用は世界有数の稼働率だといわれていますが整備隊員のこうした働きあってこそのことです。
いかがだったでしょう?
飛行展示は30分ぐらいの身近なものでしたが、目の前(地上でエンジンが動いている間は安全上のため広報館の扉越しでしたが)でエンジンスタートを行い、離陸準備~着陸、その後の点検を見ることはめったにできませんので大変貴重な体験だと思います。
その1
ブログ一覧 |
ミリタリーイベント | 日記
Posted at
2009/04/14 21:13:48