航空自衛隊浜松基地に隣接する浜松広報館がこのたび開館10周年を迎えました。
ということで10周年記念イベントが開催となったわけですが、諸般の事情(北朝鮮の核ミサイル実験の影響?)で当初より1週間遅れの開催となりました。
4月11日は第1航空団のT-4ジェット練習機の地上展示と飛行展示を、12日は浜松救難隊の地上展示と飛行展示が行われました。
12日は
寝過ごしたしょはんのじじょーで見に行くことが出来ませんでした・・・orz
11日はお友達の
SL-35さんと一緒に浜松広報館を訪れましたのでそのときの模様を哨戒します。
ということで第1航空団第32飛行隊の地上展示&飛行展示です。

地上展示では第1航空団第32飛行隊のT-4ジェット練習機が4機参加しました。
垂直尾翼に黄/黒のチェック模様がありますが、この下に赤い線が描かれています。
この色が青色なのが第31飛行隊、赤色が第32飛行隊となっています。

参加したT-4ジェット練習機は
66-5742
66-5746
86-5610
26-5682
の4機です。
浜松基地の第1航空団には第31飛行隊と第32飛行隊の2つの飛行隊が編成されています。

それでは飛行展示の開始です。
飛行展示には4機のうち1機を予備とした3機で実施です。
飛行展示の準備のためT-4ジェット練習機にパイロットが乗り込み、整備隊員が飛行の準備を行います。

電源車によって電源を供給され、エンジンをスタートさせるT-4ジェット練習機。
パイロットはヘルメットをかぶって準備OK、さあ飛行展示開始です。

離陸していくT-4ジェット練習機。
まずは#746号機が単機で離陸していきます。

続いて#682号機と#610号機も離陸していきます。
機首の「610」「682」、垂直尾翼の「86-5610」「26-5682」という数字はシリアルナンバーと呼ばれる数字で、自動車のナンバープレートのようなものです。
この数字を見ると①領収年度、②その機種の登録順位、③機種区分、④製造番号がわかります。
例えば#610号機の「86-5610」の場合、①の「8」は1988年度に領収した ②の「6」はT-4ジェット練習機 ③の「5」はその他固定翼機 ④10号機(T-4は601号機が1号機)を示します。
同じように#746号機は1996年度領収のT-4ジェット練習機の146号機を表します。

離陸後、広報館前の会場上空を脚出し状態でフライパスをする第32飛行隊のT-4ジェット練習機。
T-4ジェット練習機の全幅(主翼の右端から左端まで)は9.9メートルあります。
小柄なT-4ジェット練習機ですが、それもそのはずT-7初等練習機(全幅10.04メートル)や退役したT-1ジェット練習機(全幅10.5メートル)よりも全幅が小さかったりします。

トレイル(縦1列)編隊で広報館前の会場上空をフライパスをするT-4ジェット練習機。

単機で機動を見せるT-4ジェット練習機。
T-4ジェット練習機は中等練習機として用いられていたT-33Aジェット練習機の後継として開発された純国産のジェット練習機です。
昭和60年7月に試作初号機が初飛行に成功し、昭和63年浜松基地に臨時T-4教育飛行隊が編成され教官養成がはじまりました。
平成元年度に第一航空団隷下に第31飛行隊、第32飛行隊が編成され学生に対する飛行訓練を行っています。
その2
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Posted at
2009/04/14 21:14:26