船の科学館を後にしましたがやはり気になるのは船です。
船の科学館はお台場にあるのですが、そのお台場の船を少しだけ見てみましょう。

船の科学館の展示船”宗谷”の後ろに係留されていた水産庁の漁業取締り船”東光丸”(手前側、総トン数2071トン)と”白竜丸”(奥側、総トン数1229トン)です。
その名前のとおり違法な漁業を取り締まる船で、我が国周辺水域等において、違法な操業及び漁具の設置を行う外国漁船等の指導・取締を行うことを目的としています。
海上保安庁が韓国・中国漁民の違法漁業に対して拿捕又は検査をしていますがその中心はあくまでも水産庁で、海上保安庁は水産庁に協力と言う形をとっています。
日本の漁業権を守るため、漁業を営む人たちを守るために命がけで大海原に繰り出す最前線で戦うのが水産庁の漁業取締り船です。
もちろん放水銃程度しか持っていない完全非武装ですのでまさしく命がけで外国の違法漁民と向き合っているわけです。

こちらは海上保安庁の巡視艇PC-01”まつなみ”(総トン数204トン)です。
航路哨戒や警備救難を行う巡視船でですが、どことなくクルーザー(巡洋艦じゃなく民間船のクルーザーね)という感じがします。
というのも実は来賓がきたときはこの船が迎賓艇になるためで、上部甲板には会議室を設置しています。

海上保安庁の”いそかぜ”型(15メートル型)巡視艇CL-02”はやかぜ”(総トン数18トン)です。
”いそかぜ”型の2番艇で平成元年に竣工されています。

こちらは手前から”ひめぎく”型(20メートル型)巡視船CL-136”やまぶき”、同じくCL-135”いそぎく”、同じくCL-34”ゆみかぜ”(すべて総トン数23トン)です。
このうち”やまぶき”と”いそぎく”は”ゆみかぜ”に対して船幅を20センチ広くして乗員を1名増やした6人を最大搭乗員数としています。

こちらは警視庁東京湾岸署水上安全課の12メートル型警備艇 視-4”あさしお”(総トン数7.3トン)です。
東京湾岸署はお台場周辺の発展が急速に進んだことよりそれまでの水上警察署を廃止し、その周辺の警察署管轄の警備強化をするために2008年に新設された警察署です。
警視庁の警備艇はすべてこの湾岸署に置かれています。

12メートル型警備艇”ひので”(総トン数12トン)です。
警備艇は旧水上警察署(現東京湾岸署別館)に大部分がおかれ、湾岸署全体で3タイプ25隻の警備艇を保有しています。
そのうち20隻が通常即応体制についてるようです。
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ミリタリー旅行記 | 日記
Posted at
2009/04/28 00:54:54