今日の産経新聞のオピニオン記事「主張」です。
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090830/mds0908300223001-n1.htm
要約すれば、イラクの油田開発権益を日本が手に入れる見通しになりそうですが、その背景は日本が行ってきた数々の国際貢献があったからだと言ってます。
そう、国際貢献というのは国益を守ることが最大の目的です。
国際貢献をすることで世界の国々に評価をしてもらい、信用を築き、そして権益を確保する。
このためです。
決してボランティアのためにやってるわけではありません。
むしろ多額の税金を使い、多くの人間を動かし、そして命の危険にすらある国際貢献は見返りなしの完全ボランティアであってはならないのです。
世界中の国々が多額の費用と人材を使い、時には何物にも変えがたい人命すら失って国際貢献を行っているのはそのためです。
自衛隊が灼熱の砂漠で命の危険に晒されながらも現地の人々と信頼を築き、35名の方々の失われた尊い人命(テロ特・復興特措法で平成19年10月末までに活動中に自殺を含む亡くなられた自衛官の人数)は決してムダにならなかったと思います。
日本は資源も食糧もない小さな国です。
外国から材料を買って商品をつくって売り、そのお金で外国から食料を買わなければ1億2000万人が飢えてしまいます。
外交は世界での日本の評価や信頼がモロに反映されます。
つまり日本人が生きていき、日本という国が存在しつづけるためにはこの評価がなくてはなりません。
国際貢献は、間違いなく私たちの生活と密着した重要な問題です。
ブログ一覧 |
政治・外交・安全保障 | 日記
Posted at
2009/08/31 20:33:08