
次は89式装甲戦闘車です。
89式装甲戦闘車は乗員3名のほか、7名の人員を乗せることができますが、高い防禦をもち、さらに対戦車ミサイルと35ミリ機関砲という強力な火力により敵装甲車両を撃破することができます。
それでは35ミリ機関砲を射撃します。
「89式装甲戦闘車、3の台装甲車徹甲、指令、撃て!」

次は87式自走高射機関砲です。
87式自走高射機関砲は74式戦車をベースにした車体に2門の35ミリ機関砲と射撃管制装置を搭載したもので、敵航空機に対して目標の発見、識別、射撃管制、射撃を1両で行うことが出来ます。
35ミリ機関砲は高い命中精度をもちます。
それでは87式自走高射機関砲の射撃です。
今回は演習場の関係から空中の目標ではなく地上の目標を射撃します。
「87AW、3の台、指令!撃て!!」

次は対戦車ヘリコプターです。
左手をご覧ください。対戦車ヘリコプターAH-1Sが進入してきました。

対戦車ヘリコプターは対戦車ミサイルとロケット弾、機関砲をもち、敵戦車や装甲車を空中から撃破することが可能です。
「目標2の台、装甲車、発射用意、発射!」
対戦車ヘリコプターAH-1Sの機関砲は口径20ミリで、射主のヘルメットの動きに合わせて機関砲も連動することができます。

続いて対戦車ヘリコプターが対戦車ミサイルTOWを射撃します。
対戦車ミサイルTOWは赤外線半自動誘導のミサイルで、最大射程3750メートルです。
それでは対戦車ミサイルを発射します。
「目標2の台、戦車、TOW発射用意、発射!」
最後は機動打撃力として戦車の紹介です。

90式戦車は優れた射撃統制装置と高い防禦性能を持ち、正確な射撃ができます。
左手をご覧ください、90式戦車が侵入してきました。
90式戦車4両が同時に射撃します。
大変大きな音がします、ご注意ください。
「90式戦車、3の台戦車徹甲撃て!」

写真の中央に火球が見えますが、これは後方の戦車が射撃したときの射撃炎です。
90式戦車は120ミリの戦車砲を装備しています。
120ミリの砲弾は非常に重く、また戦車が走行中に手動での砲弾の装填は非常に困難なため、90式戦車は自動装填装置を用いています。
そのため乗員は装填手が減って3名となっています。

「後退用意、戻れ!」
90式戦車は1990年に開発された国産の戦車で、高い機動性と射撃精度をもち、主に北海道の部隊に装備されています。
世界の同世代の戦車の中でもコンパクトにまとめられ、重さは50トンに抑えられています。

次は74式戦車です。
この戦車は1974年に制式化された国産の戦車で、油圧装置により車体の高さを変えることが出来ます。
105ミリ戦車砲のほか機関銃を装備しています。
「3の台戦車、撃て!」

「命中、撃ち方やめ!」
105ミリ戦車砲を射撃した直後の様子ですが、砲からは発射煙が放出されています。

最後は空挺降下です。
上空をご覧ください、大型ヘリコプターCH-47から空挺隊員が会場広場に向かって落下傘により降下してきます。
空挺隊員は習志野駐屯地にある第1空挺団の隊員で、空中から降下することで後方かく乱や制圧などを行います。
以上で前段演習を終わります。
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Posted at
2009/11/15 04:07:59