中国海軍の艦艇が沖ノ鳥島近海で活動していることは、テレビでも本当に小さく取り上げられていますが、結構深刻な状態のようです。
今日の産経新聞の記事。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100420/plc1004202030028-n1.htm
駆逐艦や潜水艦が縄本島と宮古島の間を南下したり、艦載ヘリが護衛艦”すずなみ”のわずか90メートルまで接近していました。
完全に中国海軍は挑発行為に出ていますね。
しかも堂々とやっているということはここは自分たちの行動範囲だと世界に見せ付けるための行為とも受け取れるのではないでしょうか。
ところがもっとシャレにならないことがあったんです。
同じく今日の時事通信の記事。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2010042000046
中国海軍の艦艇は、監視中の我が海上自衛隊のP-3C哨戒機に対して速射砲の照準を向けていたということです。
これ、意味判りますよね。
実弾の入った銃、を至近距離で向けたということです。
しかも引き金に指をかけた状態でです。
これは戦闘行動と受け取られてもおかしくありません。
湾岸戦争終了後にイラク監視飛行中の米軍機に向けてイラクのミサイル車両が照準を合わせたために爆撃をくらったなんてニュース、何度もありましたよね。
それぐらい重い意味のあるものなのです。
事実関係の確認なんていってますが、どうせ中国がYESなんて言う訳がないし(言ったら言ったで日本がなめられまくってる証拠です)、事実関係がわかったところで形だけでまともに抗議なんかもするつもりないでしょう。
冷戦時代のソ連軍ですらひかえていた行動を中国がわが国にやってるということは、日本が完全になめられてる上に、日本なら例え撃墜したところで大した問題にならないだろうと考えてるのでしょう。
これだけの挑発行為をやってるのですから、本当に発砲する可能性だって十分あります。
(事故という形で遺憾の意でおしまいでしょうけどね)
これが友愛ですか?
あなた方が日米関係に亀裂を意図的に入れてる間に見事にお望みどうりの形になっていますね。
え?バカ山さん?
日本の安全のために命がけで任務につかれている海上自衛隊の皆さんには本当に頭の下がる思いです。
是非全員ご無事で任務を終えられることを本当に心から願います。
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政治・外交・安全保障 | 日記
Posted at
2010/04/20 21:53:32