2010年05月25日
興味深いニュース
韓国海軍のコルベット”天安 ”(満載排水量1220トン)が3月26日に撃沈されて2ヶ月がたちました。
韓国政府は北朝鮮による魚雷攻撃だと断定、現在シャレにならない緊迫した状況になっています。
そんな中、興味深い記事がありました。
今日の産経新聞の記事ですが、韓国政府が北朝鮮を国防上の「主敵」とする概念を復活させる方針を固めたと報じたとの聯合ニュースを紹介しています。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100525/kor1005251253005-n1.htm
「え~?韓国にとって最大の脅威は今も昔も北朝鮮じゃないの?」と思われた方、そのとおりです。
ところが前(ノムヒョン)政権時代はそうじゃなかったんです。
前政権時代は左派政権でしたが、「本当の脅威」の北朝鮮に対して太陽政策をすすめ、援助しまくった上に、「頼りにしなければならない」米国に対しては反米路線。
「脅威でもなんでもない」日本に対してはあたかも最大の脅威かのように進めていました。
日本の主要都市を射程におさめる巡航ミサイルや、異様なほどの空海軍軍備増強はまさにそれです。
要するに、北朝鮮をあたかも「敵」ではなく「友人」のような幻想を国家レベルに浸透させ、日本を「敵」に仕立て上げたわけです。
数年前、韓国で猛烈な反日・反米運動が起きてましたよね。
その結果、韓国軍の主要装備では日本の自衛隊と一見タイマンをはれるようなものがそろいましたが、方や北朝鮮に備えるための沿岸警備の装備充実などはおざなりだったわけです。
つまり、一見ものすごく強大な軍隊が出来たように見えて、実は本当の脅威に対してはものすごく脆弱な編成になってたわけです。
それが例のコルベット撃沈事件につながってるともいえるわけです。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100504/kor1005042011006-n1.htm
(5月4日の産経)
安全保障体制に致命的な穴をあけてたわけですね。
この事件でようやく韓国は国民レベルで本当の脅威はどこなのかを再認識したのだと思います。
でもまだまだ左派は北擁護論が根強いのが現実のようですね。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100524/kor1005242056010-n1.htm
え?なぜ韓国のこのニュースが興味深いかって?
日本にもいるじゃないですか。
軍備拡張こそしてませんが、非常に良く似た友愛脱税政権が。
沖縄近海で中国海軍が挑発行為を行い、ガス田では不当な採掘を行われてるのに「友愛」で済ませ、反米路線をとって日米関係に亀裂をいれ、国民に日米安保解消する空気を作り出してる政権が。
北朝鮮がコルベット撃沈事件を起こしてるその一方で、高校無償化に朝鮮学校を含めようとして間接的に北朝鮮を支援してる政権。
韓国の前政権に非常にダブって見えます。
万が一、朝鮮有事となった場合、邦人の安全確保は米軍が頼りです。
在日米軍基地を足場に作戦は行われます。
そのとき今の政権は日本人の命を救おうとするのか?
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Posted at
2010/05/25 21:45:10
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