天気もよかったので刈谷にある依佐美送信所記念館にいってきました。

この鉄塔が目印のあそこです。
昭和初期に250メートルもの高さの鉄塔を立てて空中線をはり、大規模な長波・短波の送信設備を整備してつい十数年前まで使っていたのですから驚きですね。
※中の詳しいことは
以前かいたページを見てくださいね。

全景です。
展示は昨年と比べてほとんど違いはないようです。
手前から主誘導電動機、主直流発電機、主直流電動機、高周波発電機、高周波塞流線輪、高周波コイルとなっています。

高周波発電機です。
発電所じゃないですし、変電所から電気が送られてくるのになぜ発電機?と思ってしまいますが、送られてくる交流電流を直流電流にして、さらに高周波電流にする必要があるからです。

高周波コイル。
長波をさらに3倍にしてアンテナに送信するためのものです。

ローディングコイル。
長波を送信周波数に同調させるためのコイルです。

こちらは制御室です。
設備の割りに比較的シンプルなのが興味深いですね。
依佐美送信所は昭和のはじめに長距離(外国)への通信を目的に設置されましたが、長波と短波を用いていました。
長波は大規模な設備が必要で、送信所が完成したときにはすでに通信では長波の時代は終わっていました・・・・が、長波電波は水中まで届くという性質がわかり、潜水艦への重要な通信設備として注目されました。
戦後は米海軍の潜水艦への重要な通信施設として平成5年まで運用されていたようです。
ブログ一覧 |
ミリタリー関係 | 日記
Posted at
2010/07/18 21:05:39