2010年09月25日
もはやため息しか出ない・・・主権を守る考えはないのか?
ただいま深夜4時です。
が、興奮して寝られる状態じゃありません(苦笑)
なんとも情けないといいますか、言葉に出来ない屈辱感といいますか・・・
このままだと、とても人様に見せられない放送禁止用語満載の罵倒が原稿用紙10枚分ぐらいになりそうですので、そこは抑えて・・・・・
そう、もちろん我が国の領海を侵犯して違法操業した上で海上保安庁に対して公務執行妨害を行った中国漁船の船長の釈放です。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100924-OYT1T01202.htm?from=main2
「中国政府に配慮したものではない」なんていってますが、あんた「今後の日中関係を考慮し、捜査を続けることは相当でないと判断した」とはっきり言ってるじゃん。
違法操業に悩まされてる宮古島の漁民の様子が伝えられていますが、怒りはごもっともです。
今回の事件で処分保留で保釈という形になっていますが、厳密な意味は違っていても無罪といってると何ら変わりません。
つまり、中国の船が日本の領海に入ってきて違法操業して海上保安庁の巡視船に対して危険行為をはたらいても罪にならないというトンデモ前例をつくってしまったわけです。
領海内だからこそ海上保安庁が我が国の国益を守るために取り締まってるのに、その根拠を失わせたといってるに等しいことです。
逆に言えば中国の主張する尖閣の中国領土を黙認したと受け取られても文句が言えない行為です。
公務執行妨害という悪質な犯罪行為を行ったにもかかわらず保釈してしまったのですから、中国の漁船が我が国の領海内に多数押し寄せてくるのは目に見えています。
それどころか日本が尖閣を領土という考えを捨てたと中国が受け取れば海洋警察なり海軍がやってきて領海を蹂躙された上に我が国の漁民を拿捕・拉致という形を取る可能性もあります。
なんとも最悪な判断をしてくれましたよ・・・・
タイミングも実に最悪でした。
開放の直前の23日には前原外首は米国のクリントン国務長官から日米安保に尖閣も含まれるという言葉を引き出させることに成功してます。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100923/plc1009232313021-n1.htm
(ちなみに麻生政権はしっかり尖閣は日米安保の適用という確認をしてますからね)
この時期に米国に対して日米安保の適用の確認をさせたことは中国に対しても強いけん制になります。
・・・のはずでした。
この直後に保釈です。
米国にといってはせっかくお互いの共通の防衛対象区域だと言った直後にこの有様ですから、顔にドロを塗ったも同じです。
メンツをつぶしたことになりませんか?
外国ついでに、スプラトリー諸島の領有権で中国の脅威に震える東南アジア諸国や、領土問題で中国とにらみあってるインドは今回の事件、どう映ったんでしょうね?
さて、今回の事件では中国の観光客1万人がこなくなったとか、いろんな影響がありましたね。
ハイテク産業に欠かせない希少希土類の輸出停止なんてのもありました。
でも、いいかげんチャイナリスクをマジメに考えませんか?
中国は日本の常識が通用しない国です。
政府の政策ひとつで経済から個人の行動まで自由にコントロールできる危険な国です。
中国市場は確かに巨大で魅力的ですが、ある日突然投資したものをすべて失うことになったり、政府の都合で経済活動をストップさせられる可能性は前々から指摘されています。
そのわかりやすい形になったのがこれ。
我が国のゼネコン「フジタ」社員がスパイ容疑で逮捕された事件です。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100924/chn1009241320006-n1.htm
ニュースでは単にスパイ容疑とだけ報道されていますが、彼らは遺棄化学兵器処理施設の事業のために訪れていたわけです。
そもそも日本軍の遺棄化学兵器問題は、第2次世界大戦にて日本の降伏により兵器は連合軍に引き渡されてる形になってるわけで、所有権は日本にはありません。
ですから、日本がわざわざ処理する必要などまるでないのですが、中国が最近になって遺棄国の責任を言い出したわけです。
それに乗る我が国もアホですが、平たく言えば「好意で」国が見返りを求めない上に数百億円をかけたボランティアみたいな実にバカバカしい事業なわけです。
その「日本の好意」の関係者を「あえて」逮捕したわけです。
尖閣問題でまさにゆれる中での逮捕、明らかに恣意的なものを感じますね?
そんな国にどこかの党は衆議院選挙直後に大議員団をつれて媚中してきましたよね?
ね?OZAWAさん?
あれだけヘコヘコしてこの結果ですか?
さすが中国から利益を得ようではなく、我が国を破壊しようと考えてる人は違いますね。
ちょっと話は外れますが、今回の漁船衝突事件はかなり違和感を感じてました。
それは中国の主張です。
事件からいままで、尖閣諸島は中国の領土だと主張するのは実にバカバカしい(大陸棚を理由に沖縄も中国の一部だと言ってる連中ですからね)ですが、その中国の立場で今回の事件を考えてみましょう。
「中国の領土」の尖閣諸島周辺ということは中国の領海内でおきたことになりますよね?
海上保安庁が漁船を拿捕したわけですから、中国の立場で考えるとこうなります。
「中国領海内で操業中の中国漁船を、外国の沿岸警備隊が拿捕した」
そう、完全な主権侵害です。
軍艦を出してドンパチはじめてもおかしくない戦争行為のはずです。
あれ?中国ってそんなニュアンスでしたっけ?
むしろ漁船を拿捕した、すぐに返せということがクローズアップされてましたよね?
これはどういうことなのでしょう?
中国側も日本とは本気でやりたがっていないということ(ドンパチになりますからね)、中国の主張に無理があるということを中国自身がわかっていることといえるのではないでしょうか?
にもかかわらず、証拠のビデオの公表すらせずに釈放したわけです。
主張も、法的根拠も、証拠もすべて我が国がもっているにもかかわらずです。
話はもどします。
今回の釈放がスパイ容疑で逮捕された邦人の生命の危機に対する苦渋の選択だという見方もできます。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100925/crm1009250127002-n1.htm
が、テロリストとは取引しないのが鉄則です。
この釈放が原因でさらに多くの国民が生命財産の危機にさらされたときどのような責任を取るのか是非伺いたいところです。
検察は「今後の日中関係を考慮し、捜査を続けることは相当でないと判断した」なんて言ってますし、売国官房長官は検察の独自判断だと言ってますが、自分が何を言ってるのか理解してるのかと思いたくなります。
検察がなぜ外交問題について発言するのか、ましてやどうしてそれを根拠に判断するんでしょう?
法に従って動く組織が、法を無視する行動をとったことになります。
政府は検察がやったことだと責任逃れをするのでしょうが、仮に政府が働きかけをしていないのなら、検察が政府無視で外交問題にかかわることを行ったわけですから、「検察の暴走」です。
検察になんらコントロールできてないわけですから民主党のかかげる「政治主導」が聞いてあきれます。
本当に検察の判断でやったのか?
つい先日の大阪地検の証拠捏造事件と妙にタイミングがあいますね。
売国政権、本当に働きかけしてないんだろうな?
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100925/plc1009250016000-n2.htm
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政治・外交・安全保障 | 日記
Posted at
2010/09/25 04:42:59
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