先日、中国初のノーベル賞受賞者が発表され、中国ではちょっとした騒ぎになっています。
おめでとうございます、と本来言うべきですが、中国政府の考えは間逆。
弾圧です。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101009/chn1010092141019-n1.htm
理由はすごく簡単、この中国初のノーベル賞受賞者は人権・民主化活動家だったからです。
そう、一
人っ子政策に反した人には避妊手術を強制するぐらい普通にやるような人権弾圧・共産党の独裁国家である中国にとってはこの上ない屈辱だからです。
受賞者の劉暁波氏は現在投獄中。
人権・民主化運動をやったことで拘留されてるんです。
ミャンマーの軍事政権により軟禁状態におかれてるアウンサンスーチー氏と同じどころかこっちはもっとひどい。
最近テレビでミャンマーが話題になっていますが、あれと同じか、もっとひどいのが中国なんですよ。
なのでノーベル平和賞を決め
たノルウェーに対してありとあらゆる圧力を
かけているわけです。
もちろん授賞式に出席しようとする国に対しても
出席しないように圧力をかけています。
では本題。
案の定我が国にもきました。
授賞式に出席しないようにという要請です。
欧州諸国は人権についての認識がありますから、中国の人権弾圧の片棒をかつぐようなことはもちろんNOです。
もちろん基本的人権と民主主義を重視する日本国もそうですよね?
今日の産経新聞の記事。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101109/plc1011091756017-n1.htm
「駐ノルウェー大使の出席に関しては適切に判断したい」
。。。。。は?
「適切」って何?
なぜ出席すると断言しない?
ここで欠席なんかしたら我が国は中国の属国だと思われますし、人権や民主主義に価値観がない国と思われてしまいます。
逆にはっきりと意思表明しない状態(いかにも中国の顔を立てて欠席するかのように思わせる)で出席すれば、それこそ現政権が大好きな中国様に申し訳ないですよ?(笑)
ちなみに、米国をはじめ、欧州諸国が劉暁波氏釈放を求める声明を出す中、先月国会で釈放を要求する声明をだすべきだと指摘されたことについて、
出た言葉が「「劉暁波氏の釈放望ましい」です。
「望ましい」ってなんやねん・・・・?
さぁ、我が国はノーベル平和賞の授賞式に出席するかしないか、どっちでしょうね。
「大使の諸事情により欠席」という言葉がなぜか頭に浮かんでくるのですが、気のせいでしょうか・・・・
でもまぁ、中国にとってはじめてのノーベル賞です。
お祝いしてあげまましょうよ(笑)
こんなめでたいことはないんですからね。
そういえば
こんなニュースも流れてますが、ひどいもんです。
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政治・外交・安全保障 | 日記
Posted at
2010/11/09 23:05:05