映画「ベストガイ」という作品をご存知でしょうか。
1990年に製作された日本の映画です。
知名度は正直言って低いですので、
ほとんどの人は「何それ?」ですし、
知ってる人は決して語らないか、それとも苦笑いがでるという作品です。
主演は・・・・
あの「踊る~(マハラジャじゃないぞ)」の主演の織田裕二。
ちょうどブレイクする直前ぐらいの映画です。
内容はというと・・・
航空自衛隊のF-15戦闘機の腕利きパイロットとして赴任した主人公が”ベストガイ”のタイトルを競って訓練に励むというものです。
”ベストガイ”というのは航空自衛隊の戦闘機パイロットで最高の技術をもつパイロットの称号みたいなもので、そのトップをめざすための青春活劇といったところでしょう。
見よ!この予告編を!
見るからに面白そうじゃないですか!
F-15の飛行シーンも死ぬほどかっこいい!
歌も最高にいかしてます。
・・・・が、
ラストに妙な違和感が・・・・
そう、スクランブルシーンのCG合成(?)がすんごい下手で違和感がものすごいんです。
それはともかく、なぜ突然この映画の話をしたかといいますと・・・

今日なんとなく閉店セールで入った古本屋にあったんですよ。
サウンドトラックが。
これ、あしかけ20年探してました。
パッとせず人気はいまひとつで話題にもならなかったのでCDもそれほど売れなかったんでしょう。
中古ショップにも置いてませんでした。
ネット通販やオークションという手もありますが、アマゾンなどごく一部をのぞいてネットでの通販は苦手なので正攻法でせめてました。
(マニアしか買わないのでプレミアついてたりしますからね)
サントラは写真の下に写ってるのがそうです。
下敷きは映画館で当時買ったもの、隣のVHSビデオは上映から5年後に中古ショップのワゴンセールで980円で買ったものです(^^;
さて、このベストガイですが監督が明言していますがトップガンを意識しています。
というか意識しすぎです(汗)
そしてスピード感を出すために映像をブツブツと切ってる(カットしてる)のですが、ちょっと過剰な感じがします(^^;
織田有事たち演じるパイロットがF-15の中でなぜか「レフトターン!」「ライトターン!」と戦隊ヒーローのように叫んだり、専門用語がガンガン出てきて難しいとか、スクランブルシーンではなぜか戦競塗装のF-1が登場したり、CGの合成がひどいの一言で全て台無しになったり・・・と厳しいものがあるのがあります。
が、肝心のフライトシーンは最高に映像が綺麗です。
ブツブツとカットされてるのが非常に残念ですが、トップガンと甲乙つけがたい迫力とかっこよさ。
すばらしいの一言です。
航空管制官演じる竹中直人や整備クルーを演じる小林昭二さんも良い演技です。
特に小林さんが墜落事故を起こした後にそっとに声をかけるシーンは「頼れるおやっさん」という感じがして良いアクセントになっています。
そういえば小林さんは「ガメラ2」でも整備補給隊の隊員(班長?)役をされていましたが、子供のころ戦争で焼け野原にされた経験から怪獣撃退作戦では仲間に「今度は守ろうや」と声をかけているシーンが印象的です。
「守ろうぜ!」ではなく「守ろうや」だからこそ心にきますね。
さて、話がずれましたが、ベストガイは結構貴重な映像も多いんです。
機関砲の射撃や曳航標的(ダート)を搭載したF-1支援戦闘機、垂直尾翼などをオレンジの識別塗装したF-15の飛行シーン・・・・これだけでも見る価値あります。
ストーリーのほうは監督が意識してると言ってる以上、確かにトップガンの二番煎じ、三番煎じという感はぬぐえませんが、本格的スカイアクション、いいじゃないですか。
ストーリーもとても面白いですよ。
ツッコミどころいっぱいですけど。
セリフおぼえるぐらい何十回も見ましたよ(^^)
私はこの映画、大好きです。
ブログ一覧 |
映画・漫画 | 日記
Posted at
2011/06/05 21:56:18