さぁ、今月29日にはいよいよ日本全国民が待ち望んだ映画「トランスフォーマー」の最新作、「ダークサイドムーン」の上映がスタートです。
それに先立って今週の日曜洋画劇場は第1作「TRANSFORMERS」がテレビ放送されます。

じっくりねっとりと見ていきましょう♪
でもまずその前に・・・・
【トランスフォーマーってなんぞや?】
トランスフォーマーとは車や飛行機やラジカセなどに変形するロボットです。
そのロボットは人間のように意志を持っていて言葉をしゃべります。
なぜ変形するかといえば。。。。。
まぁぶっちゃけオモチャ売るためなんですが(笑)
それはともかく、
「飛行機が殴り合ったら1発でスクラップだろ」
とか
「車がロボットになるんなら動力はなんだよ」
なんて小さなツッコミはまったく無意味です。
例えば同じロボット作品のガン○ムやマク○スには細かな設定がありますが、トランスフォーマーは確かに設定そのものはありますが、かなりアバウトです。
おおらかな気持ちで作品を見るのが大切です。
元々はタカラというオモチャ会社がミクロマンやカーロボットという車や銃などに変形するオモチャのシリーズを展開してたのですが、も少し市場を求めて米国のハスブロ社と提携して世界展開したわけです。
その際アニメも作られて全世界で大人気になったのがこのトランスフォーマーってわけです。
【これだけわかればトランスフォーマーの世界観が120%理解できる】
トランスフォーマーはとにかくストレートでシンプルです。
面白ければそれでよいというエンターテイメントのまさに超ド真ん中をいく作品です。
ですから最低限これだけわかれば十分です。
①ロボットがしゃべる
②悪いロボット(ディセプティコン)と正義のロボット(オートボット)が戦う
③ロボットが変形する
もちろん細かいことはたくさんありますが、全部頭から消えていても問題なし。
ストーリーのほうもメチャクチャシンプルですが、それすら考える必要なし。
「悪と正義のロボットが戦う」
これだけで十分理解できます(笑)
小難しいこと考えてあーだこーだ言う作品ではなく、見終わって「すげーおもしろかった!」と爽快感を感じること。
これがエンターテイメントですよ!
それでは見ていきましょう。
【ストーリー】
中東の米軍基地が謎のロボットに襲われて壊滅。
一方ちょっとウザい高校生のサムはパパにボロボロの中古車を買ってもらって、文句いいながらもヒャッハー。
ナイスボデーのねーちゃんといい仲になりたいなと思っていたら突然このボロボロの車が勝手に動き出しちゃった。
あーだこーだやってるうちにパトカーに襲われて・・・いや、パトカーが巨大ロボに?
と思ったら自分の車もロボットに変形してパトカーと戦い始めた!
ちょ、どーいうことよ?
一方中東では襲われた米軍基地の生き残り兵士がサソリのバケモノに襲われたりエアフォースワンがハッキングされたりとえらいことに。
いったいどうなっちゃうの・・・?
1行で要約すると
「悪いロボットと正義のロボットが理由はどうあれ戦う。以上」
【見所&ツッコミ所】
とにかく車や戦闘機などがロボットに変形するシーンは見事です。
これだけでおなかいっぱいになるぞ。
米軍も全面協力してますからMV-22オスプレイやF-22ラプターといった最新兵器はもちろん、AC-130まで登場します。
この手のSFモノって人間の武器は通用しないというのがお約束ですが、トランスフォーマーは「ある程度」効果あるんですね。
では各パートに分けてみていきましょうか。
<冒頭~空軍基地壊滅>
いきなり謎の声で物語の解説が始まります。
聞いていてもなんのこっちゃわかりづらいですが、「キューブ」というものがある「どこかの星で戦争があった」「宇宙に散っていった」の3つわかればOK。
わからなくても「悪と正義の(以下略)」なのでそれはそれで問題ありません。
場面突然変わって砂漠(カタール)の上空を飛ぶ変わった形のヘリコプター。
このヘリコプターは今普天間に配備されることで話題になっているMV-22オスプレイです。
米空軍は特殊作戦用に使っています。
夕日に染まる空に着陸するオスプレイが実に美しいです。
その直後、不審なMH-53ヘリコプターが登場。

(写真は海上自衛隊のMH-53E)
これに対してF-22ステルス戦闘機をスクランブルさせます。
ホロマン空軍基地で撮影したようですがよくみるとF-117戦闘機なんかも基地にいるぞ。
基地に不審なMH-53が着陸すると警備部隊が取り囲みます。
このとき不審なMH-53は突然変形をするのですが、よ~く聞くと「ギゴガゴ」という音が聞こえます。
この音を劇場で聞いたときは感動しましたよ・・・
これぞアニメのトランスフォーマーの変形の効果音です。
そしてこのヘリコプターは巨大ロボに変形して米軍基地を壊滅させます。
・・・ここまででわずか9分。
いきなり展開速いぞ!(トランスフォーマーファンに言わせればこれでも遅い)
この大迫力でいきなりの見せ場ですが、突っ込みどころ満載です。
・オスプレイの中での会話。
「お袋のワニのシチュー」「英語でしゃべろ、スペイン語はわからん」とカオスすぎるぜ・・・
・「週末が待ち遠しい。ぬるいビールで野球観戦だ」「最高だ」・・・うわぁ、死亡フラグ(爆)
でも米軍側のメインキャラになるレノックス大尉の「故郷に帰ってうまれたばかりの娘を抱きたい」は誰が聞いても死亡フラグですが、見事にかわされます。
・この一連の流れ、よーくみると時間がムチャクチャ(笑)
オスプレイが飛んでるのは夕方ちょと前、着陸したのはどっぷり夕方、そこから乗員が下りてきたら夕方、謎のヘリコプターが飛んだりF-22のスクランブルは真昼間、謎のヘリコプターが着陸したのはかなり暗くなった夕方、警備部隊が包囲したのは夜、そのとき妻と衛星電話してるレノックス大尉の背景はどうみても昼間、ロボットが基地を襲うのは夜・・・・
時間という概念を捨てるんだ!!!
・不審なMH-53ヘリコプターに対してF-22ステルス戦闘機がスクランブル発進!
あれ?通過したっきりそれから登場しないよ?
・ヘリコプターロボの襲撃シーン、吹っ飛ぶ米軍のジープ(ハンヴィー)ですが、コマ送りでみてみると・・・あれ?エンジンがはいってない?
・同じく吹っ飛ぶ米軍のM60A3戦車!・・・あれ?そういえばあれって米軍では大部分退役したんじゃ・・・
<サムとバンブルビーとの出会い>
空軍基地が壊滅したとおもったら次のシーンは米本土でのハイスクールの授業です。
あいかわらず場面転換がすごいぜ。
授業ではどうも自分の家族やら家系についての研究発表をやってるようですが、日本の授業と雰囲気が違うのは面白いですね。
ここで探検家だった曾曾祖父の話が登場しますが、これは後々の複線に。
授業では人間サイドの主人公、サム少年が曾曾祖父の形見をやたら売りたがってます。
っていうかサム、うざっ!(笑)
授業の評価でよい成績をとれたら車を買うという・・・溺愛すぎだろパパさん(^^;ですが、その場で車屋に行こうとするのがどこかちがいますね。
このときポルシェのディーラーをわざとらしくスルーしていくのですが、これってアニメ版トランスフォーマーに登場したポルシェに変形するキャラ(マイスターやクリフ)へのオマージュかな?
お父ちゃんと中古車屋さんに向かうサム。
よく見るとその後ろを無人の黄色いカマロが走っています。
サムがドアをあけてボロボロのカマロに乗り込んでハンドルを握るとオートボットのマークが・・・これはトランスフォーマーファンならゾクっとしますね。
どうみてもスクラップ寸前のボロボロカマロ、5000ドル(1ドル90円~100円として45万~50万)はいくらなんでも高いだろと思いますが1974年式と既に当時35年前の車だということを考えれば妥当・・・かな?
その黄色いボロボロカマロの横には黄色いボロボロのフォルクスワーゲンビートル(71年式って古いなぁ・・・)があります。
もちろん黄色のビートルといえばアニメ版のバンブルですから完全に意識したオマージュですね。
・中古車屋のおっさんはもはやビョーキだが、そのおかーちゃんはもっといってる。
・「こんな車あったっけ?」とカマロをテキトーに売ろうとしたおっさん、いいキャラです。
・突然カマロのステレオから大音量の超音波(?)で周囲の車のガラスがいっせいにバリーン。やっぱり人間との初の接触からして迷惑だ(笑)
<国防長官の講話>
この後国防長官がスタッフをあつめてカタールの米軍基地壊滅をうけて全軍が形態体制についていること、謎の襲撃者が残した「音」の解析を講話で依頼します。
襲撃者は米軍のネットワークにハッキングしてますから再び襲撃が予想されるからです。
国家の一大事だからと国家機関の人間だけにとらわれず、民間の優秀な人材をあつめてハッキング解析チームをつくるのはなんともアメリカらしいですね。
ちなみに講話にでてくる「NSA」とはアメリカ国家安全保障局のことで国家安全保障上必要と思われるものに対して情報分析や収集を行う情報機関です。
中東に向かう海軍の空母打撃群の姿が映りますが、飛行甲板をよくみると「72」とかかれています。
これは原子力空母”エイブラハム・リンカーン”ですね。

(写真は同型艦のジョージ・ワシントン)
中東は第5艦隊の管轄になっていますからきっとリンカーンが第5艦隊に編入されたんでしょう。
・原子力空母”エイブラハム・リンカーン”の飛行甲板に注目。
なぜかとっくに退役したはずのF-14トムキャットの姿が見られるぞ。
<サムのおたわむれ>
カタール基地の生存部隊がなんとか脱出して(移動手段は?)しばしの休息。
破壊された戦車はT-72かな?
さてここからしばらくはサムの・・・正直どうでもいいシーンが続きます(^^;
黄色いカマロに友人乗せてキャンプ場?にきたサム、お気に入りのナイスボデーな少女ミカエラがマッチョでちょっと嫌なクラスメートといちゃいちゃしてるのを見てムカついたのかやけにつっかかります。
去年アメフトの入団テストを受けたのか?と聞くマッチョにサムはこう答えます。
「フットボールと脳損傷の本の取材のためさ」
それを聞いてマッチョと一触即発になりかかりますが・・・・サム!お前ケンカ売ってるだろ。
一瞬この意地悪そうなマッチョが悪い気がしますが、どう考えても100%サムが悪い(苦笑)
一緒に来た友人なんかなぜか木のぼりしてるし。
あなたの車(ハマーH3かな?)を運転させてよとミカエラがマッチョに頼むも断られたことが原因でマッチョとミカエラの仲終了(笑)
後々わかりますがこのカマロはロボットでカーラジオを使って言葉を表現します。ということでちょこちょこラジオが勝手にかかるのはこの車のセンス。
一人立ち去るミカエラに「まってくれ~」という曲を流したり、まさにグッドジョブ!
ミカエラを送り届けたサムくん。
もうウハウハですね。
「目に見えない魅力」というセリフがありますがこれを英語にすると「MORE THAN MEET HE EYE」。アニメ版の主題歌にも使われるキャッチフレーズですね。
・このマッチョと木登りの友人、後ほど重要な意味をもつキャラかなと思いきやこのシーンで出番終了です(笑)
・木に登る友人にサム「何やってるんだよ」 本当だよ。
<エアフォースワンハッキング>
突然場面がガラっとかわって大統領専用機エアフォースワンです。
エアフォースワンってのは大統領が乗った空軍機のことを言いますが、大統領が移動の際につかうのはVC-32という専用のジャンボジェットを使います。
ちょっとアレな大統領に対して不満タラタラな客室乗務員、その足元にはラジカセに変形する小型ロボットが。
この小型ロボットはコンピュータルームに忍び込んで米軍のネットワークをハッキングします。
SPと小型ロボットとの戦い、大統領の身の安全の確保と結構息をつかせぬ展開になっていきます。
まんまとエアフォースワンから逃げることができた小型ロボットは謎のパトカーに乗って姿を消します。
・大統領の靴下が赤色!しかも結構アレだし、この映画絶対プレジデントバカにしてるだろ(笑)
・ラジカセが変形したこのちっこいロボット、メチャクチャウザい。このウザさは芸術的。
・大統領の命令でしぶしぶチョコケーキを取りに行く女性客室乗務員。チョコケーキを落としてしまうが・・拾って食うな
・ウザいロボットによりエアフォースワンへのハッキングが判明、回線を切断するが偶然最後のファイルがアイスマン計画。都合よすぎだ。
・「機内で何者かが発砲」撃ったのはウザロボットじゃなくSPだ
・着陸したエアフォースワンから離脱するウザロボットの動きは思わず噴出します。きっと見てる人はみんなこういうはずです「ウザっ!」
・いったいどうやってあのパトカーは基地に忍び込んだんだ?(こういう緊急事態なら飛んでくるのは恐らく軍警察ですから市警や州警ではないでしょう・・・)
<ちょ、車が!!>
またもや場面がガラっとかわってサムです。
いやらしぃ顔で寝てると突然車のエンジン音が。
車が盗まれた?と追いかけるサム。
ここで巨大ロボットが光を放つところを目撃するのですが幻想的です。
もっとも「ベッドのエロ本は友達のだ、いや本当は僕のだ」という遺言(?)で全部台無しですが(笑)
そうこうやってるうちに番犬においかけまわされ、かけつけたおまわりさんにサム逮捕。
ザマー☆
・いきなり車が「立った」と話すサムに「おい尿検査だ」まぁ薬物疑われても仕方ないよね
・サムを逮捕したおまわりさん、サム以上にイッてる。
・「フーリエ変換や量子力学の域だわ」意味はわからんがとにかくすごいらしい
・エアフォースワンをハッキングしてウイルスを同時に送り込むというサイバー攻撃を受けたことに対して国防総省の職員「こんなことができる国はロシア、北朝鮮、中国・・・」中国とロシアはわかるが北朝鮮は無理だろ
・国防総省の職員「北朝鮮海軍が動いたがそのその理由も説明できるか?」年がら年中動いてませんか?あそこは。というかなぜ北朝鮮にこだわる?
<サソリロボット襲撃>
何の前触れも無くカタールの米軍基地襲撃の生存部隊(小隊規模かな?)が謎のサソリロボットに襲われます。
実はカタールでヘリコプターのロボットがこのサソリロボットを放出してたのですが気がついたかな?
米軍とサソリロボットの猛烈な戦闘は前半最大の見せ場です。
圧倒されること間違いないでしょう。
その一方でギャグ要素もすごい。
レノックス隊長が国防総省へ連絡を取ろうとすると、当然国際電話ですから「カードはおもちですか?」「怒鳴ってもすぐにはつながりません」という極限状態の兵士と緊張感のかけらもない国際電話オペレータ(インドあたりかな?)とのやりとりは笑えます。
戦闘中なのにのほほんと「国際通話優待サービスは?」いやぁ、このオペレータ最高です。
ペンタゴン(国防総省)と連絡がついた小隊は至急支援を要請します。
このときペンタゴンが向かわせた偵察機は実は無人機。
ジェット機なのでRQ-4グローバルホークかなと思いますが、雰囲気としてはMQ-9リーパーをジェットエンジン化させたような機体に見えます。
ここから米軍の装備オンパレードです!
まず基地でエンジンかけてパイロットが乗り込むのはA-10攻撃機です。
その後にお皿を背負った旅客機が出てきますが、これはE-3空中管制機(AWACS)です。
AWACSの機内にはいくつものコンピュータが置かれていますが、これで部隊に指揮管制を行います。
AWACSは空飛ぶ空軍司令部なんですね。
高い場所に上って周囲を見渡すと遠くまで見えますよね?
レーダも同じで、高い場所からレーダを動かしたほうが遠くまで見ることができます。
AWACSは背中に背負ったレーダで広範囲の監視とともに味方部隊へ目標の指示や誘導を行う飛行機です。

(写真は航空自衛隊のE-767 AWACS)
現在の航空戦では中枢に位置する最も重要な役割の飛行機です。
さぁ、興奮してきましたよ!
先ほどのA-10攻撃機が攻撃態勢にはいりました。
A-10攻撃機は見た感じ、F-15やF-16のようなスマートな形ではなくちょっとぶちゃいく(それでもってちょっと萌え)ですが、速度が遅いんです。
敵味方入り乱れての前線で味方部隊を支援する攻撃機なので高速で飛ぶのではなく、低速で飛んで敵の戦車や装甲車、歩兵部隊にミサイルや爆弾、機関砲を叩き込む非常に特殊な攻撃機です。
機首についてるのは30ミリの大型機関砲で、この機関砲システムだけで小型自動車ぐらいの大きさがあります。
A-10といえばアニメ版トランスフォーマーでパワーグライドとして登場しましたね。
さて見ていきましょう。
兵士の一人が「オレンジ色の煙」といってますが、味方部隊と敵が近くにいると誤爆の恐れがありますので目標への指示はとても大切です。
この煙も攻撃機への目標のマーキングの意味があります。
さて、兵士がレーザーガン(?)を使って黄緑色のレーザーをサソリロボットに当てていますね?
これも目標に対する攻撃機のための支援です。
A-10攻撃機が機関砲を射撃した後にミサイルを発射していますが、恐らくはこの空対地ミサイルの誘導用ですね。
空対地ミサイルの中にはレーザーをつかって誘導するものがあります。
自機や味方機あるいは地上からレーザを目標に照射して、ミサイルのセンサはそのレーザをとらえて目標に突入していきます。
ミサイルの前に射撃した機関砲、あれもものすごい威力のものです。
A-10攻撃機に搭載されてるものは口径が3センチもあるGAU-8アヴェンジャーと呼ばれる30ミリ機関砲のバケモノで、何しろ戦車を破壊するための機関砲ですから恐ろしい威力があります。
1発が携帯電話ぐらいの大きさの砲弾が飛んでいくわけですからたまりません。
この砲弾は劣化ウラン弾を使っています。
比重が大きくて重く硬いので、大きなエネルギで目標をぶちぬくんですね。
しかも劣化ウランなので命中すると燃焼効果もあります。
あれで戦車を引き裂いた上に中を焼き尽くすおっそろしい威力があるわけです。
A-10攻撃機の攻撃をくらってもまだ動いてるサソリロボットに対してプロペラの爆撃機が登場!
これはAC-130という攻撃機です。
C-130という輸送機を攻撃機に改造したもので、大口径の40ミリ機関砲や105ミリ砲と精密な射撃を行う電子装置を搭載したものです。
105ミリ?と思ってしまいますがその通り、直径10センチ以上あるの大砲です。
自衛隊の74式戦車の戦車砲が105ミリですね。
戦争報道で陸軍が大砲を撃っているシーンがありますが、まさしくあれをそのまんま輸送機に乗せたわけです。
アメリカ人、ストレートすぎるぞ!(^^;
射撃するときに機体を左に傾けていますね。
機関砲や大砲は左側に装備していて、こうやって目標を中心に円を描くように飛びながら砲弾を射撃します。
・カードを出せというオペレータに従って戦闘中の部下にカードはどこかと問うレノックス。「ポケットの中だ」「どこのだ?」「後ろのポケットだ」「10個もあるぞ!」「左のケツのだ!」最高です。
・A-10攻撃機の発射したミサイルって・・・何?大きさからするとマーベリックでもなさそうだし、形はサイドワインダー(空対空ミサイル)に見えるかも
・ん?そのミサイルってどこから発射した?よく見るとミサイルがぶらさがっていない場所から突然出てきたぞ?
・あいかわらず夕方だったり昼だったり夕方前だったり時間がムチャクチャすぎます(^^;
<ヒャッツハー!>
場面はがらっとかわって国防総省です。
解析チームのマギーが謎の敵と思われるデータを持ち出して友人のハッカーであるグレンの家におしかけます(迷惑だなぁ・・・)
やたらノリの良いこのグレン、いい味だしてます。
この辺がアメリカンですね。
しかしこの二人友人という設定みたいですがどこで知りあったんでしょう・・・・
グレンが解析すると謎の記号が次々と信号から読み取れて行きます。
「アイスマン」「ウィトウィッキー」「セクター7」とこの作品のキーワードとなる言葉だけがなぜか都合よく読み上げられます。
・グレン「ここはオレの禅と平安の空間だ」 もう何を突っ込んでいいのかわからない
・グレンのばぁちゃん、うるさい!
・国防総省の職員「敵の熱感知映像が届きました」 国防長官「見せろ」 職員「再生装置が故障で・・・」 予備ぐらいあるだろうに。ダメだこいつ・・・
<サムくんびつくり>
だいたいこのあたりが中盤ぐらいになります。
先日誰もいないのに勝手に動いた自慢のカマロ。
窓の外を見たらまた動いてる!
なぜかピンクの自転車でカマロから逃げようとします。
(なぜ自転車で逃げようと思った)
・・・まぁ確かに後ろから無人の車が追ってきたら怖いわな
必死で逃げるサムが逃げ込んだのはハイウエイ(?)の下。
いかにも襲ってくださいという場所になぜ逃げる。
そこに偶然にもパトカー参上。
助けを求めるサムですが、このパトカー、やけに荒っぽい。
あれ?このパトカーよくみると・・・さっきのワフォースワンハッキング事件のときにいたパトカー?
まるでひき殺さんとばかりにつっかかってくるパトカー、しまいにはマジックハンドのようなものが飛び出て・・・・
ちょっおまっ!!
さて、このパトカー、ムスタングのように見えますが実はちょっと違います。

ムスタングをベースにして作られたサリーンS281というスポーツカーです。
しびれるぐらいかっこいいですね☆
しかもパトカーがよく似合います。
さて、さんざんサムをどつきまわしたこのサリーンパトカーですが、次の瞬間・・・
ロボットに変形!
面食らったのも無理はない!!
必死で逃げるサムくん。
どつかれたり自転車でこけたり、ぶっとばされたりてんやわんやです(いいぞもっとやれ)。
プロレスラーをロボットにしたような顔で「プレイボーイ217はお前か」と詰め寄られますが、これは怖い。
ミカエラも巻き込んでこのわけのわからんロボットから必死で逃げますが、そこに勝手に走り出すカマロ出現!(あ、タイヤはいいのはいてるな)
さぁ!闘いだぁ!
黄色いボロボロカマロとサリーンパトカーの壮絶なカーチェイスです。
両方ともムチャクチャかっこいいぞ。
このカーチェイスはかなり迫力があるので必見です。
と、突然カマロがサムたちを放り出したとおもったら巨大ロボットに変形!
面食らったのも無理はない!(2回目)
パトカーロボとカマロロボの壮絶な闘いです。
メタクソかっこいいぞ。
一方サリーンパトカーロボからはあのウザロボットが出現。
このウザさは特筆すべきものがありますが、ラスト首ちょんぱされて蹴っ飛ばされる姿は爆笑モノです。
闘い終わってカマロロボがついにサムたちとご対面です。
音声ユニットが故障していてラジオを使って話すのですが・・・・このシーンは結構印象的ですね。
サムの「50年後になって後悔したくないだろ?」と「たぶん日本製」は名(迷?)セリフです。
トランスフォーマーはもともと日本のタカラが発祥ですから意識してるんでしょうね。
この後サムのミカエラに対する半分セクハラっぽいリア充デートとなります。
リア充爆発しろ!
ボロボロのカマロが偶然(?)すれ違った新型カマロをスキャンして姿を変えるのですが、いやあ旧カマロもかっこいいですが新カマロもしびれるぐらいかっちょいいですね。
・「悪魔のカマロが僕を狙ってるんだ」じゃあなぜわざわざ外に出るんだ。車は家の中にまではいってこないだろうに・・・・
・自転車でこれでもかというぐらい派手にすっころんだサムくん、でもカマロはちゃんとまっててくれた。
・ミカエラのスクータがぶっとんだシーンを見てジャッキーチェンの映画を思い浮かんだ人は挙手願います。
・壮絶なカーチェイス!あれ?さっきまで昼だったのにいつのまに夜に?(確か自転車に乗ったときは朝の早い時間だったはず)
・ウザロボットとの決着がついたサム「頭が無ければ弱い」そういうキミは「弱くなった相手には強い」
・カマロロボ「他に聞きたいことは?」多すぎて何を聞いたらいいのかわからなくて困ってるぞ
・サム「たぶん日本製」1/3ぐらいあってる
<私がコンボイ司令官だ>
サムくんとカマロロボと対面してから物語りは急ピッチで進みます。
頭上を見上げるといきなり隕石が飛んできて・・・って、
ここは絶大な人気を誇るフットボール場、面食らったのも無理はない!!
(このシーンはベイ監督のアルマゲドンのオマージュでしょうね)
隕石が町を被害をもたらしててんやわんやですが、何と宇宙から落下したのは隕石ではなくロボットだったわけです。
ロボットは町にある車をスキャンして形をかえていきます。
このスキャンは必見!
ちなみにアニメの初代トランスフォーマーでも地球の乗り物をスキャンして地球の乗り物に姿を変えるシーンがあります。
町にいたハマーの救急車、ディーラに展示してあったポンティアックソルティスというスポーツカー、金持ちのブルジョワ家においてあったGMCトップキックというピックアップトラック、そして偶然通りかかったピータービルトモデル379トラック。
盛り上がってまいりました!
新型カマロからサムとミカエラが降りると救急車、ピックアップトラック、スポーツカー、そしてトラックが集結します。
な、なにごと・・・?
なんと突然これらの車が変形しだします。
面食らったのも無理は(ry
この変形シーンは普段なら数秒かかりませんが、初おひろめということでかなり気合入ってます。
なんでもこのシーンつくるときに処理落ちでCGのコンピュータ数百台が止まったとか。。。。
自らを「オプティマスプライム」と名乗り、このチームをオートボットと呼んでくれとサムに詰め寄る巨大なトラックロボ。
正直顔が怖いぞ。
巨大ロボのオプティマスが目線をサムにあわせてるところに注目。
これは初代のアニメ第2話のオマージュでしょうか。
どっちが上とか下ではなく、お互い尊敬しあう存在と印象つけていますね。
ここで彼らの自己紹介となります。
トラックがリーダーのオプティマスプライム。

覚えにくかったら「ぷっぷー」か「コンボイ」と覚えておけばOK。
そう、オプティマスプライムとはトランスフォーマーのコンボイのことで、海外展開での名前がOPTIMUSPRIMEなんですね。
今まで国内展開は各シリーズとも「コンボイ」だったのですが、この映画以後オプティマスプライムで固定になったようです。
まぁ大人の事情ですね。

ピックアップがアイアンハイド、

スポーツカーがジャズ、

救急車がラチェットです。
そしてさんざん今まで乗っていたカマロはバンブルビーという名前のようです。
ちなみにアニメではバンブルビーは国内展開では「バンブル」という名前で、フォルクスワーゲンビートル、アイアンハイドはチェリーバネット、ラチェットもチェリーバネット救急車、ジャズは国内展開では「マイスター」という名前でポルシェ935ターボに変形してました。
ず・・・ずいぶん印象変わりましたね(^^;
第一印象が妙にチャラそうだったり、下品だったり、物騒だったりしますがこれでも正義の軍団です(笑)
初代アニメでは「かってメガトロンの頭だった金属の塊でサッカーでもしようじゃないの」「二、三人血祭りにあげてきます」「いいや、私が殺る!」など大変おおらかなセリフがありましたので実は何ら違和感ないんです。
マジメなのから下品なの、わけのわかららんのと、まさしく人間くさいロボットが彼らトランスフォーマーなんですね。
オプティマスプライムのなんだか納得できるような納得できないような説明で強引に自分が運命に巻き込まれてしまったこと、人類存亡の危機の鍵を握ってしまったことを知ります。
・アイアンハイドがGMCトップキックをスキャンする前の大きさは明らかに車よりでかい
・「歯が抜けたときに出てくる妖精さん?」いや、どうみてもバケものです
・「こんなかっこいいものはじめてだ!アルマゲドンの100倍かっこいい!そこらじゅうで爆発だ!」まぁベイ作品だしなぁ。
・ロボット状態ではなぜか傷や汚れが目立つバンブルビーとラチェット。もちろん車の状態では傷ひとつありませんがそれは大人の事情だ、深く考えてはならない。
・ぷっぷー「地球の言語をインターネットで学んだ」え?いつ・・・?さっき火の玉になって落下したばかりなんじゃ・・・
・ぷっぷー「彼は我々の将校ジャズだ」素行が将校っぽくない
・軍医「この少年は交尾を望んでいる」・・・・(//▽//)
・ぷっぷー「彼は君のガードマン バンブルビーだ」バンブルビーよ、その怪しい動きはなんだ
・軍医がバンブルビーに治療ビーム(?)を当てるシーンはどうみても嫌がらせしてるようにしか見えない
・ぷっぷー「闘いで発声機能が損傷した。まだ修理できてない」 まず修理してからガードマンに送ろうぜ?
・オートボットが地球に来た経緯を説明するときにわざわざ超能力で地割れを起こすぷっぷー。すげー迷惑だ。
・北極でメガトロンを発見したサムの曾曾祖父。あれ?地上からずいぶん深いところまで落ちたはずなのにどこから光が・・・・?
・メガトロンが転がってる横で何かが燃えてるけど・・・・誰がいつ火をつけた?
・サム「どこで知った?」 ぷっぷー「E-bay」あの・・・・何かの拍子にメガネを出品したのを見てオールスパークに気がついたのはよしとして、メガトロンが墜落したとかど~やって知ったの?
・ぷっぷー「人類は抹殺される」 そういえばあんたたち宇宙から落ちてくるとき街を破壊しなかったっけ?
<サムのお楽しみタイム>
さて一方大西洋上空を飛ぶ輸送機の中ではレノックス大尉たちによってサソリロボの破片の調査が行われています。
この輸送機はC-17グローブマスターⅢという大型輸送機で、大型の戦車を搭載することができる世界有数の戦術輸送機です。
ここで自己再生可能な金属細胞だということ・・・つまりあのサソリロボは生命体だということがわかります。
ここで「APDS弾が当たって溶けた跡だ」「APDS弾の温度は3000度」というセリフがでてきますので補足を。
APDS弾というのはArmor Piercing Discarding Sabotといって、装甲を貫通する弾、「徹甲弾」です。
装甲を貫通するには大きなエネルギがあったほうが好ましいですが、そのためには弾丸の速度を上げて弾丸の重さを重くしてやればいいんです。
そこで砲弾を矢のように細くすれば空気抵抗小さいので速度が上がりますし、砲弾の材料を重くて硬いものにすればエネルギが大きくなります。
APDSは矢のような細い弾丸を筒でつつんでおいて、発射後ポロっと筒が外れて飛んでいく砲弾です。
材料は可能な限り重くて硬いものが好ましいので、劣化ウランが最適なんですね。
劇中で高温になるといってますので劣化ウラン弾に間違いないでしょう。
劣化ウランは比重が大きくて重いうえに非常に硬く、さらに命中すると装甲との摩擦で高温になって燃焼しますし、命中して粉末状になった劣化ウランは発火します。
サソリロボとの戦闘ではA-10攻撃機が30ミリ機関砲を射撃していましたが、あの機関砲弾には劣化ウランが使われていますのでおそらくはこれもA-10の機関砲弾による損傷と考えられます。
さぁこれで機械モンスターに人間の武器が通用することがわかりました。
一方FBIの捜査班に急襲されたマギーとグレン。
ドーナツくいてぇ。
この取調べ(?)シーンはつっこんだら負けって気がします(笑)
さぁ、いよいよここからはこの映画最大のギャグシーンとなります。
サムくんの必死すぎる言い訳とマイペース過ぎるおとーちゃん・おかーちゃんとのやりとり、オートボットのコミカルな動きはまdさに伝説級です。
ムダにかっこいいオプティマスたちが庭にかくれたりメチャクチャにしたり、潤滑油(?)をひっかけられてチワワに火砲を向けたりいや、隠れてるつもりなのか、なぜか駐車場のようになってるし・・・
これが文化の違いなんですね(違)
ちなみに変圧器がショートするというくだりは遊び心ですね。
変圧器を英語にすると「トランスフォーマー」です。
・サム「何をしてるんだ?通り道を壊さないでくれ」本当だよ。
・ぷっぷー「オートボット、偵察せよ」いや、だから静かにしてろよ
・サム「そこはプライベートだ」なるほど、秘蔵のむふふ本か。
・サム「静かにしてくれ」「集中できない」 結構ウザい
・ママン「サムのお楽しみタイム(言語版だとハッピータイム)」キター!!
・おとうちゃん「なんてこった庭がめちゃくちゃだ」家がもっとめちゃくちゃだ
<吹き替え版だとたんけんぼくのまちのチョーさんだね>
ほほえましい(?)オートボットのコメディがひと段落着いたと思ったら急展開です。
突然セクターセブンと名乗る謎の機関が現れます。
突然放射能測定をしたりあきらかに「カタギの人間」には思えないものがありますね。
さて放射能ですが、宇宙空間にはかなり強い放射線がありますし、地球周囲には放射線帯がありますから、ここを突入してきたトランスフォーマーにある程度強い放射線を計測されても不思議は無いわけです。
線量計で14ラドといってますが、1ラドは0.01グレイなので0.14グレイでしょうか。
これがα線なのかγ線なのかわかりませんが、仮にγ線とすれば係数を1とすれば・・・・ざっくり計算して0.14シーベルト。
140ミリシーベルト!
線量計が激しく反応していたのもうなづけます。
家の中の植物を勝手に採取し、両親を別の車に無理やり乗せ、サムとミカエラも連れ去られます。
車内でミカエラの過去までばらされてしまうというかなりきつい状況に。
ところがここでオプティマスたちに助けられます。
なかなかハードなシーンですが笑いあり手に汗握る連続で面白いですね。
さてこのセクター7のおじさん、シモンズというのですがただのムカつくおっさんとおもいきや後半かなりオイシイキャラになっていきます。
吹き替え版の声はNHKの「たんけけんぼくのまち」のチョーさん役をされていたチョーさんなんですね。
イメージとぴったりです。
オプティマスたちによって形勢逆転してシモンズから逃げられたと思いきやここで増援がきてまたもや形勢逆転。
必死で逃げますがオプティマスから落下したサムとミカエラをかばってバンブルビーが捕獲されます。
サムたちもセクター7に身柄を拘束されてしまいます。
さぁ・・・どうなる?
一方国防総省ではロシアと中国の動きが活発化して米中・米ロ対決という最悪のシナリオに向かってすすでいます。
この辺は昭和59年上映の「ゴジラ」を彷彿とさせますね。
初代のアニメでもソ連の最新鋭戦闘機を盗む怪事件から米ソ対決の危機になりかけるという話がありましたがそのオマージュかな?
とにかくこの作品は初代を意識した部分がそこかしこにありますから探すのも楽しみですね。
戦争というシナリオに向かう「状況」に加え、さらにウイルスによる通信妨害が発生。
通信の麻痺が大規模におこります。
米軍の強さは武器の強力さ以上にネットワークや通信、指揮管制という面が大きくて重要なのでこれは非常に大きな意味があります。
と、そこにセクター7を名乗る人物が登場。
数年前に発生した火星無人探査機の送信したデータをもってきて国防長官に報告、一連の事件が国家ではなく謎のエイリアンロボットによる攻撃だと断定されます。
艦隊に対して引き返せの命令を下し、世界大戦の危機は回避されました。
それにしてもこの国防長官は状況をしっかり理解できて的確に判断と指示をだしていますね。
国防長官は軍人ではなく、政治家です。
日本では防衛大臣にあたりますが、どこぞの防衛大臣は自衛隊の式典で挨拶する来賓が政府批判しないように厳しく制限をさせたり、自分の政党の選挙区で負けたのが自衛隊OBがたくさんいる地域だったからではないかと身辺調査させたり、まぁおよそ国を守ることよりも秘密警察の親方みたいなことばかりやってます(苦笑)
レベルどころか次元が違いすぎますね・・・
・ぷっぷー!サムたちを助けるための手段を少しは考えろ!思いっきり車がつっこんでるぞ
・ぷっぷーたちがサムを助けるシーンはどうみてもエイリアンが主人公を襲ってるシーンにしかみえない
・「油」をかけるバンブルビー。その油は燃料?それとも潤滑油?
・シモンズの後からやってきたセクター7の後発隊、だからなぜわざわざヘリコプターが車の屋根の高さという超低空で現れるんだ!
・セクター7から街を逃げるオプティマス。かなり迷惑だ。
・一般道を地面すれすれで飛ぶセクター7のヘリコプター。もっと迷惑だ。
・堤防を走るバンブルビー。だからなぜそんな目立つ場所を逃げる?
・セクター7のエージェント、やけに失礼な態度だが国防長官は大統領権継承6位という重要人物だぞ?
・火星探査機の映像。あれ?空気が無いのに何故音が。。。?
・エージェント「これで私の安い給料もじき上がることでしょう」給料どころか組織ごとなくなっちゃったね(笑)
<ノキアって日本製?>
敵の正体がわかったことでサムやレノックス大尉、そしてマギーたちがあつめられます。
ダム上空をヘリコプターで飛んでいますがこれは陸軍のUH-60ブラックホーク。

大ベストセラーの多用途ヘリコプターですね。
先ほど捕獲されたバンブルビーがなぜかあ~んなことやこ~んなことされています。
これは・・・研究の一環なのかな?
一方寺院のような場所でオプティマスたちが秘密会議(?)。
入手したサムの曽祖父のメガネからキューブの位置が判明、これを破壊する決意をたてます。
この辺のやり取りはロボットながら人間くさくて好きですね。
人間を「野蛮」と言いたい気持ちもわかりますが、サムの両親を「抹殺していいか?」と言ったあんたにいわれたくないよ(笑)
さてサムたちはダムにつれてこられました。
ここで再びあのウザロボットが登場。
いや~、マジでウザいです。
このウザさは笑えますよ。
国防長官やレノックス大尉たちと合流したサムは知ってる情報を話す見返りにミカエラの前科を消すこと、バンブルビーを解放することを条件に出します。
結果的にバンブルビーを解放しますが、交渉もせずになぜ捕獲(オートボットは宇宙人とみなせるから外交問題になるぞ?)したのかとかいろいろつっこみたくなりますが、いよいよ架橋へとはいっていきます。
サムたちがつれられてきたダムの地下にある施設には氷付けのメガトロンが。
セクター7という秘密組織はオールスパークやこのメガトロンを秘匿し技術を入手する機関だったことが判明します。
ここであのウザロボットがオールスパークを発見、ディセプティコンの仲間に伝えます。
F-22ステルス戦闘機はスタースクリーム、さきほどのサリーンパトカーはバリケード、M1戦車によくわからない装備をつけてるのがデバステーター、ショベルをつけたごっついトラックがボーンクラッシャー、冒頭のMH-53ヘリコプターはブラックアウトという名前だとここで判明します。
ちなみにウザこのウザロボットですが、フレンジーという名前で、初代ではカセットテープに変形してました。
こんな姿になっちゃって(笑)
それと名前も登場しませんでしたが砂漠のサソリロボットはスコルポノックという名前です。
テストでますから覚えておきましょう。
たびたび登場してくる単語「オールスパーク」の謎がここでいよいよ明かされます。
なぜか都合よく地球にあったオールスパークはセクター7によってエネルギが探知されないようダムの奥深くに保管されています。
そのエネルギを少量携帯電話にあびせると・・・・
面食らったのも無理はない!ロボットに変形しちゃいました。
オールスパークは生命を与え機械生命体に生まれ変わらせてしまう能力があるようですね。
このときのシモンズのセリフ「ノキアかぁ、こいつは強敵だぞ。さすが日本製」というくだりはやはりトランスフォーマーが日本生まれだということを意識していますね。
・会議中のオートボットたち。なぜ寺院(?)みたいなところでやるんだ。見つかっちゃうだろ
・ぷっぷー「オールスパークの位置はここから370キロだ」あれ?よくよく考えてみれば、それは人間がオールスパークをみつける前の話。なぜ「現在の」オールスパークの位置が記録されている?
・ラチェット「ディセプティコンも動き出したようだ」そんな・・・ドラ○ンボールの「気」を感じ取るわけじゃあるまいし・・・・
・ぷっぷー「この任務を果たさなければかれはムダ死にだ」バンブルビーは死ぬこと前提かい!
・ぷっぷー「彼は勇敢な兵士だ。彼もこれを望むだろう」 おい、勝手に決め付けるな
・アイアンハイド「原始的で野蛮な種族なのに」 あんたもね
・メガトロンが搬入されたのは1934年。あれ?どうやって北極から溶けずにここまで・・・・
・シモンズ「マイクロチップ、レーザー、宇宙船、自動車などすべてがこの研究から生まれた」マイクロチップやレーザーはともかく自動車は・・・・
・セクター7のエージェント「国の脅威になるとは思いませんでした」ちょ、おまっw
<楽しい悪の軍団大集合>
フレンジーから連絡を受けたスタースクリームの呼びかけで、ディセプティコンがあつまってきました。
オートボットが正義のロボットならディセプティコンは悪のロボットです。
どういう理由で戦ってるかとか、そんな細かいことは考えてはいけません。
正義と悪。
それでいいんです。
初代トランスフォーマーでは国内展開ではオートボットを「サイバトロン」、ディセプティコンを「デストロン」と呼んでいました。
まぁ「ディセプティコン」って言いにくいですものね。
これはいまだになれないなぁ。
さて戦車と装甲トラックとパトカーが誰もいない道を疾走するという、かっこいいけどよくよく考えるとちょっと変なシーン(何もうごきの遅い戦車にあわせなくても)や山岳を飛ぶF-22が橋をくぐったとおもったらロボットに変形というしびれるシーンが続きます。

スタースクリームによるミサイル攻撃とウザ・・・・じゃなくてフレンジーの工作で冷凍保存状態だったメガトロンの低温状態が確保できなくなります。
一方オートボットのオプティマスたちも現場に向かいます。
オートボット、ディセプティコンとそろいましたね。
とくれば次は人間サイドです。
非常事態発生で戦闘準備をするセクター7とレノックスたち。
この場で力がありそうなのはバンブルビーしかいませんがシモンズは拒否します。
セクター7とレノックス隊とのにらみあいとなりますが、さすがモノホンの軍人のレノックスはちがいますね。
国防長官も信頼をおいているのがわかります。
政治家が自国の軍人を信じないで誰を信じるかですものね。
もっとも今まで知らなかったセクター7の命令なんてきけたもんじゃないですが(笑)
シモンズ「5つ数える」
レノックス「3秒でどうだ」
うはっ、絶対に勝てない(^^)
このやりとりはいいですね。
薄くて高い本のようにいぢめ中・・・じゃなくて(本当に何やってるんだろう?)囚われの身になっているバンブルビーを助け出し、キューブのもとへ。
巨大なキューブがバンブルビーの操作で短時間に小さくなっていくところは神秘的です。
オールスパークのキューブをかくすためにダムを脱出するバンブルビー、そしてそれを追うように復活するメガトロン!
もりあがってきました!
メガトロンはSF戦闘機に変形して脱出、スタースクリームと合流します。
逃げるバンブルビー。
砂漠地帯を夕日に染めて走るカマロはめちゃくちゃかっこいい。
というかほとんどプロモーションビデオだろこれ!というかっこよさです。
途中でオプティマスたちと合流して街に向かいます。
このシーンはいかにもアメリカンな感じがしますし、しびれます。
一方国防長官たちは空軍に支援を求めますが通信設備がどうしようもないようです。
そう、先ほど国防総省のシーンでシステムダウンしていましたが通信回線が壊滅状態なんでしょう。
(それって大パニックどころじゃないですが・・・・)
インターネットや軍のデータリンクもダウンしてるものと思われます。
国防長官が短波無線を指示したのは長距離の通信が可能だからなのですが、この状況判断はどこかの防衛大臣につめの垢でもせんじてのませてやりたいぐらいです。
と、ここで彼らを追ってウザロボットが襲ってきます。
国防長官がショットガンで応戦!
さぁ、闘いだぁ!!!
・「電力が確保できない!」じゃあ優先順位の低そうなバンブルビーよりメガトロンの低温状態確保にまわせよ・・・
・まだ動けていない低温状態のメガトロンをバンブルビーが撃てば破壊できたんじゃ・・・・
・オールスパークが小さなキューブになっていくところにもはや質量保存の法則は通用しない
(いちおートランスフォーマーがスキャンする乗り物は自分の質量にみあったものという設定があるんですよ)
・「わしはメガトロンだ」聞かれてもいないのにわざわざ名乗ってくれてありがとう
・レノックス「35キロ先の街にキューブを隠すんだ」 だからなぜわざわざ被害が出そうな場所を・・・
・メガトロン「またしくじったな」 北極に墜落したばかりか人間に捕獲されて冷凍保存されてたあなたに言われたくない
・夕日にそまるカマロ・・・ん?またここでも昼だったり夕方だったり。時間という概念を捨てるんだ!
<オォゥ・・・ジャァァズ>
いよいよクライマックスです。
ハイウエイを走るオプティマスたちを追いかけてバリケードやボーンクラッシャーが追撃してきました。
さてボーンクラッシャーですが、このトラックはブファロー地雷除去車です。
実際よりショベルの大きさをおおきくして見栄えをよくしているそうです。
ここでハイウエイのど真ん中でオプティマスVSボーンクラッシャーの迷惑この上ない闘いがくりひろげられます。
バスを一撃で切り裂くボーンクラッシャー、これは強敵!
オプティマスとからみあってそのままハイウエイ下に落下!
「司令官がやられたんだ!」
「落ちてくる!」
「ほぁぁぁぁぁ」
というセリフが頭に浮かんだ方は負け組です(笑)
大丈夫かコンボ・・・じゃなくてオプティマス!
とおもったのもつかのま、強烈なオプティマスのパンチをくらい、その後腕から出てきた刀で首ちょんぱ。
ボーンクラッシャーくん、見せ場なかったね(笑)
あまりに即効でやられたので「ボンクラ」と陰口をたたかれてるとかないとか・・・
一方ダムの通信室ではウザロ・・・フレンジーとの攻防戦が続いていました。
国防長官めっちゃかっこいいですね。
あの銃の撃ち方、只者ではないです、たぶん。
ウザロボットのほうは自分が投げたフリスビーカッターがはねかえって頭部に命中。
最後までウザいキャラでした(^^;
さて空軍に連絡が届き、最新鋭のF-22戦闘機が発進します。
みづらいですが、垂直尾翼に「ED」とかかれています。
ということはエドワーズ空軍基地に配備してある機体だとわかります。
エドワーズ基地は航空機の研究開発やテストをおこなう空軍基地でF-15やF-22も保有していますけどたぶん一番近くで動ける部隊だったんでしょう。
その頃バンブルビーたちは街に到着(ああ・・・破壊されるなぁ)。
頭上をF-22戦闘機が航過していきます。
味方部隊に輸送ヘリを呼ばせ、サムを回収させようとするレノックスですが・・・
さきほどのF-22が突然ミサイル攻撃!
バンブルビーたちが吹っ飛ばされてしまいます。
攻撃を受け脚を失うバンブルビー。
そこにさらにデバステーターが現れ砲撃を開始。
さあ戦闘開始です。
デバステーターの威力のなさそうな砲撃をアイアンハイドはジャンプでかわし(どれだけ遅い砲弾なんだ・・・・)、さらに両手のキャノン砲で地面を撃つ反動でさらにもう一回ジャンプ!
一方ジャズも車から変形してデバステーターにしがみつくというかっこよいシーンに続きます。
このシーンは芸術的ですね。
自然にロボットと車が変形して動く!
見事です。
アイアンハイド、ジャズ、そしてレノックスたちの攻撃でデバステーターを倒して勝機ありとおもいきや、そこにメガトロン登場!
息をつかせない展開が次々とおきていきます。
そしてそのジャズはメガトロンにつかまり、胴体をぶちぎられて絶命(号泣)
さぁ、みんなご一緒に。
オォゥ・・・・ジャァァァズ・・・
ジャズが戦死、デバステーターが息を吹き返したところにブラックアウトが到着。
これは勝てない!
そのころ重症をおったバンブルビーはミカエラがレッカー車を使ってなんとか牽引しようとします。
ちなみにこのレッカー車、しっかりトランスフォーマーの玩具として売られます。
しっかりしてるぜハスブロー!(笑)
さっきの一発くらっておじけづいたサム君。
説得ではなく、レノックスの漢らしい言葉で覚悟を決めます。
うん、やっぱり映画はメインキャラがウジウジなやんでるより数秒で決断するほうが面白いぞ。
キューブをもってヘリコプターに向かって走り出すサムを援護するアイアンハイドたち。
そこについに我らがオプティマスプライムが参戦です。
近所迷惑この上ないどつきあいがくりひろげられます。
さらに走るサムを追ってスタースクリームが・・・
さて、サムがコケたとき、キューブのパワーでゲーム機が変形するのですが、これはもちろんX-B○X360です。
実はトランスフォーマーのゲームがX-B○Xででてたんですね。
ちなみにメガトロンとオプティマスがビルから落ちたとき、「いまいましい」とメガトロンがデコピンやって吹っ飛ばされた人がいますが、これは監督なんだそうです(笑)
その頃ミカエラはバンブルビーと逃げるのではなく攻撃に出ることを決意します。
バンブルビーの足となってレッカー車を運転するミカエラと、射撃でデバステーターの息の根をとめるバンブルビーの見事なチームプレイに注目。
逃げるサム。
ようやくのことでヘリコプターにキューブをわたそうとしたそのときメガトロンの攻撃でヘリコプターは撃墜。
ついにおいつめられてしまいます。
迫るメガトロンにキューブを渡さないと宣言するサム。
成長したね・・・・おじさんはうれしいよ。
(でもリア充爆発しろ)
間一髪オプティマスによって助けられます。
ここでサムの決意に心を打たれ、オプティマスは自らを犠牲にしても人間をまもることを誓います。
壮絶なボス同士の戦い。
さぁ最後の闘いだ!
死闘をくりひろげるオプティマスの背後にブラックアウトが忍び寄ってきます。
その背後にいるのはレノックス隊。
やるならいましかない。
レーザーマークをしてF-22のミサイル攻撃の誘導を行います。
レーザーに気がつき攻撃してくるブラックアウトですが、そのときF-22のミサイルが命中、さらにレノックスの放った40ミリ徹甲弾が命中。
ブラックアウトは絶命します。
この見事なコンビネーションアタックは見ていて気持ちがいいですね。
ところでF-22ですが、よくみると主翼の下にぶらさげています。
ミサイルはここにぶら下げてると思われますが、通常F-22は作戦中主翼には何もぶら下げません。
ステルスのためにミサイルや爆弾は機内に収納してるからなんです。
ステルスとは関係ない状態のときはこうやって主翼にぶらさげることもありますが、レーダーとは関係なさそうな相手を攻撃するのでこれはなるほどなと思えます。
ブラックアウトを葬ったF-22が再びディセプティコンに攻撃をかけようとしますが、そこにスタースクリームが!
スタースクリームとF-22の珍しい空中戦、とくとごらんいただきたい。

スタースクリームをかわしたF-22の何機かはミサイルをメガトロンに命中させます。
たぶんオプティマスプライムの攻撃よりダメージが大きいぞ。
瀕死の状態になりながらもさらにサムにキューブを渡すようせまるメガトロン。
そのときサムはキューブをメガトロンの胸に当て、そのエネルギをもってメガトロンを破壊します。
こうして激しい死闘は幕を閉じます。
いやもう、この戦闘シーンはすばらしいですね。
息つかせぬ展開、迫力、スピード感。
まさにこれぞエンターテイメントです。
ジャズを救えなかった。偉大な同志を失ったが新しい同志を得た。
その同志とはもちろん人間ですが、(まぁ実際メガトロンたちのとどめさしたの人間だしなぁ)こうして人間とオートボットの共同戦線が構築されるわけですね。
なかなか感慨深いものがあります。
・ハイウエイで戦うオプティマス。どうみても他の車やトラックより大きい。大きさという概念を捨てるんだ!
・「緑の煙だ」何もこんな街のどまんなかでやらなくても・・・・
・狙い撃ちされるヘリコプターより地下に隠したほうが早いと思った人は挙手願います
・スタースクリームの航空攻撃でふっとばされたサムとミカエラ。夕日にてらされ妙にロマンチックなシーンに見えるけどどう考えてもそんな状況じゃない
・攻撃くらってふっとばされたバンブルビーたち。なぜジャズは車のまま?
・デバステーターの戦車砲の攻撃! なぜか威力がまったくない(車を盾にして防がれたぞ)。
・デバステーターの戦車砲の攻撃! 砲声がやたら軽い
・デバステーターの戦車砲の攻撃! なぜかちーとも当たらない
・地面にへたり込んで叫ぶ女性。確かにアイアンハイドのあの怖い顔と目があったら叫ぶわ
・そういえばバリケードはどこにいった?
・レノックス「キミはもう兵士なんだ!」そんなむちゃな
・レノックス「このキューブを渡さないと多くの人が死ぬんだぞ」だから街の真ん中で戦闘は・・・
・アイアンハイド「我々が援護する」あんたがサムを乗せていったほうが安全では・・・・
・なぜか黄色い車を執拗に切り裂くブラックアウト。そんなにその車が嫌いか。
・ミカエラ「運転するから撃って」あんたの運転でバンブルビーがボコボコだぁ
・走るサムの後方上空から飛来したUH-60。なぜか次のシーンではサムの前の下から現れる
・ブラックアウトにミサイルを発射したF-22。あれ?さっきまであった主翼下のものは?(さらに言えば発進前のシーンでもついてない)
・戦い終わって「オォゥ・・・ジャァァズ」それはともかくアイアンハイド、そのかっこつけポーズはなんだ
<私はオプティマスプライム>
セクター7は大統領命令で解散(へっ、ザマー)、戦闘で残骸となったディセプティコンは海に投棄することになりました。
でもゴミを海に捨てるのは良くないと思いますよ?
理由は・・・・「リベンジ」を見ればわかります(笑)
メガトロンを投棄するために甲板で作業している軍艦は「86」とかかれてますから米海軍のアーレイバークフライトⅡA級ミサイル駆逐艦シャウプでしょう。
艦尾にヘリコプター格納庫をもつのがフライトⅡAの特徴です。
ここで夕闇ヲバックにオプティマスプライムの演説でエンディングとなります。
ものすごく雄大なシーンなのですが、バンブルビーの上でサムとミカエラがいちゃいちゃしてたり(リア充爆発しろ!)してなんかムカつきます(^^;
・「私はオプティマスプライム」いちゃいちゃしてないで話を聞け!サムとミカエラ!
・「私はオプティマスプライム」ラチェットとアイアンハイドよ、車のままでいないでお前らも話し聞け!
・「私はオプティマスプライム。私はいつまでもここでまっている」既にすっかり地球が自分の家の気まんまんだ。
さて、いかがだったでしょう?
つっこんだら負けの作品をあえてつっこんでみました。
つい見入ってしまうのでこれを書くのに結局7回見ちゃいました(笑)
あと1週間でいよいよ上映ですね。
今から楽しみです。