次に赤レンガとおりのすぐ近くにある海上保安庁の広報施設に寄りました。ここには北朝鮮の工作船事件で海上保安庁の巡視船に銃撃を加えた挙句自爆した甲作船が展示されています。写真は工作船の艦首ですが海上保安庁の巡視船が正当防衛射撃を加えた跡がのこっています。工作船の艦尾には小型船を出せるようなハッチがあったり対空銃機関砲のレールがあったりします。さらには遺留品として対戦車ロケット砲(RPG)や携帯地対空ミサイル、自動小銃などが展示されていました。要するにこれらが巡視船に砲火をあびせたことになります。もし対空ミサイルが海上保安庁のYS-11に向けられていたら、もしRPGが巡視船に命中していたら・・・背筋が凍りつきます。まさしく本物の戦場が日本海に存在していたのです。