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アンチコのブログ一覧

2011年08月01日 イイね!

世界のPANZER艦船

世界のPANZER艦船ミリタリー雑誌、なぜか販売時期が集中しますよね。
ということでPANZERと世界の艦船の今月号をゲットして来ました。
あれ?PANZER先日買ったばかりでは?と思った方、正解。
買うのが遅くなってしまってたんですよ~。

さて今月号ですが、PANZERの特集は陸上自衛隊の旅団化を考えるというものです。
実は何を隠そう私は戦車や装甲車といった「ハード」よりも、それをどのように運用するのか、どう編成してどううごかすのかといった「ソフト」のほうが興味あったりします。
ですのでいつもよりも興味深かったですね。

陸上自衛隊はその編成がかなりバラバラなんです。
師団とそれよりもコンパクトな「旅団」では人数も違うのですが部隊の編成上では同じだったりします。
例えば師団には3個普通科(歩兵)連隊と1個、特科(砲兵)隊1個、戦車大隊1個だったとして、旅団は3個普通科連隊、1個戦車中隊となっています。
中心は同じ3個普通科連隊ですが、例えば第10師団では
1個普通科連隊・・・4個普通科中隊+1個対戦車中隊+1個重迫撃砲中隊
ところが旅団の普通科連隊の場合は・・・
3個普通科中隊のみ
と、同じ「1個普通科連隊」でも規模も編成もバラバラなんです。
地域の警備に特化した編成と、ソ連対立時代からの13個師団+2個混成団をそのまま規模のコンパクト化したため大隊規模なのに連隊になってしまったりと、各師団・旅団でこんな感じでバラバラになってしまったわけです。

部隊の規模や編成がバラバラだと有事の際にどの部隊がどれだけの規模なのか、補充はどれだけすればいいのか混乱しちゃいます。
諸外国では部隊をわかりやすく編成するのと同時に、例えばフランスなどでは部隊規模をあわせて師団を廃止して全て旅団化するなどを行っています。

今自衛隊が師団を旅団化すると、運用思想や周辺状況無視で、政治家の人気取りと現実無視した財務省のいいなりでとにかく予算減らしちゃえ、戦車減らしちゃえというバカな方向に向かってしまいますから、部隊の再編成は必要ではありますけど慎重にやらないとムチャクチャなことになってしまいますから注意が必要ですね。

自衛隊は私たち国民の生命財産を守る存在です。
戦車やライフル、それを扱う自衛官の数や規模、編成は私たち国民の生命財産に直結します。
政治家のアホなおもいつきで国民の生命財産を危険にさらす可能性があるのは震災で多くの方が感じたと思います。
平和の象徴みたいな国のスイスは徴兵制があることで有名ですが、徴兵制廃止について国民投票をやったら国民が廃止にNOをつきつけました。
徴兵は国民にとって大きな負担ですが、それでも自国の安全保障を考えたとき、徴兵は必要だと多くの国民が判断したんです。
そろそろ日本も自国の軍隊、自国の安全についてスイスぐらいマジメに考えてもいいんじゃないでしょうか。


一方世界の艦船ですが、こっちの特集は中国の海洋力。
ここ数年で恐ろしいほど海軍力を増強してる国がふたつあります。
ひとつは韓国、もうひとつは中国です。
両者とも沿岸・近海警備の海軍からブルーウォーターネイビーへと向かっているわけですが、かってないほどの軍拡競争をしている極東アジアで日本だけが軍縮しています。
軍縮というと一部の人には受けがいいですが、軍拡競争している地域の中でひとりだけ軍縮をするとそれは力のバランスが崩れます。
軍縮は平和どころか、方法間違えると戦争を誘発させかねない大変危険な側面もあります。
(1980年代の西側諸国の軍縮ムードとソ連の軍拡によるパワーバランスの偏りによる危機が良い例ですね)

前置きはともかく中国の海洋力です。
現在中国は空母を整備しようとしていますが、まもなく旧ロシヤの空母ワリヤーグを練習空母「施琅」として就役させようとしています。
大型の空母を第一線にださず、あえて空母保有のための準備として乗員の育成や空母運用の研究や実績のために割り切ってしまうあたり中国の本気度がわかります。
しばらくの間は中国は空母を運用する能力がないでしょうが、この施琅で実績をつみ、運用能力を持つことが出来ればとんでもない脅威になります。
中国は空母を保有していても米軍の空母には遠く及ばないことも、水上艦船相手でも不利なことをよく知っています。
中国の恐ろしいところは自分の能力の足りない部分をしっかり分析して、それを考慮したうえで戦略を考えるところでしょうか。
第1列島線、第2列島線に拒否区域をもうけ、「近接拒否」という米軍を近づけない戦略をとりますが、その方法のひとつが対艦弾道ミサイルです。

もちろん中国の艦艇を紹介していますが、ここ数年登場した新型艦船をみると明らかに近代化がすすんでる感じがします。
その上病院船や衛星追跡船、情報収集艦、さらには航空練習艦なんていうヘリコプタの発着訓練をおこなう練習艦なども保有しています。
駆逐艦やフリゲイト、潜水艦といった戦闘艦艇だけでなく、驚くほど支援艦船や情報収集艦船にも力を入れていることがわかります。

さて、今月号を読んで初めて知ったことが・・・・大変恥ずかしいことなのですが・・・・
中国海軍、実は組織編成上は陸軍に含まれてたんです。
なので「人民解放軍陸軍海軍」。
こんな基礎的なこと知らなかったとは。。。。。orz

気になった記事ですが、震災での自衛隊の輸送力です。
海上自衛隊には大型の輸送艦が3隻ありますが、震災当時1隻は定期修理中、1隻は海外に航行中ということで、1隻しかなかったんです。
また、民間のフェリーをチャーターするにも、例の高速道路定額をやってしまったために定期航路は大幅縮小や廃止するものが続出で、フェリー会社も余裕がないため自衛隊に供給できるフェリーがなかったんです。
皮肉にも津波警報が解除されず洋上待機していたのでそれをつかえたというのが現実だったようです。
ところがフェリーで自衛隊を運ぼうとするにも、人と燃料の混載が規制で禁じられいる上に例外規定がないので大きな支障となったようです。
フェリー会社がokを出せば混載しても良いということになったようですが、了承したのは1社のみだったとか。

部隊の輸送力は深刻な問題だったんですね。
Posted at 2011/08/01 00:33:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミリタリー雑誌 | 日記
2011年07月25日 イイね!

PANZERファンのトリビア100

PANZERファンのトリビア100先日本屋に寄ったときにゲットしてきました。
航空ファン今月号とPANZER今月号と世界の艦船増刊号の自衛艦100のトリビアです。
出費が。。。。。
あ、世界の艦船今月号もそろそろ出てますよね。。。。

さて、航空ファンですが表紙は先日来日したB787です。
ANAカラーでSROVにきたので大きな話題になりましたが、この機体は結局ANA機ではないのが面白いですね。
元々この機体をANAに引き渡す予定だったものの、機体重量が増加したため受け取りを拒否したのだとか。
とはいえ消すのもお金かかるので今回のSPOVにはANAカラーのままできたのだとか。
なんだか大人の事情っぽくてこういうの好きだぞ(笑)

特集は最新型ほーネット。
先日マスコミにスーパーホーネットの最新型スーパーホーネットインターナショナルロードマップが公開されましたが、それについてです。
コンフォーマルタンクやウエポンポッドなど非常に興味深いものがあります。
そういえば妙に違和感があったと思ったらこの機体、モックアップだったのね。
運用やコストを考えるとF-4後継は個人的にはスーパーホーネットがベターな選択なのかなと感じました。
興味深い記事は飛燕のレストア作業と震災時の陸自航空科の記事でしょうか。

PANZERのほうは特集はBMP-3。
でもそれ以上に戦車の長砲身化とエジプト革命の記事が気になりました。
エジプト陸軍はM1A1を装備してるのですが、その数1015両!
M60A3も1000両を保有してるわけです。
イスラエルとの関係が良好だったからこそ米国から武器援助を得られたわけですが、革命で原理主義が政権をとったとされてますからこの戦車がどこに向かうのか、日本にとっても大きな問題ですね。
自国を守る戦車なのか、それともイスラエルと砲火をかわす戦車になるのか・・・・


さて、それ以上に気になったのはやはり震災での自衛隊の行動です。
正直想像を超えていました・・・・・
ニュースでは「被災者に暖かいものを、自分たちは冷えたものを」という記事をよく読みました。
被災者を救おうとする自衛隊員のニュースでしたが、想像よりはるかに過酷なものでした。
自衛隊は野外炊具という野外調理セットを大量に被災地にもっていきました。
炊き出しの様子もニュースに流れていました。
もちろん(震災発生直後はともかく、作業が安定してきたら)これで自分たちの食事も作るのだと思っていたのですが・・・・
実際はこの炊き出しはすべて被災者向けで、自分たちは戦闘糧食だったそうです。
それも3食を3ヶ月間も。

入浴についても野外入浴セットという野戦銭湯のようなものを被災地にもっていってるのですが、これも被災者に使ってもらってるので、自身の入浴は10~14日に1度駐屯地に休憩のためにいったときに入るのだとか。

さらにニュースでよく見た作業にあたる隊員さんが使っている防塵マスクなども自腹・・・・
官品は軍手のみなんだそうです。

入浴も毎日入れるわけではない、食事も必ずしも暖かいものが食べられるわけではない、ある程度は自腹で物を買ってもっていくとニュースで見ていましたが、そのはるか上をいってることを知り、驚きました。
もちろん震災がおきたときは真冬でしたからあのテントでの就寝もかなり厳しいものだったのでしょう・・・
確かに震災直後は混乱していますし十分な数の避難所もありませんから食事も入浴もままならないのはわかります。
が、3ヶ月もたって3食とも戦闘糧食・・・・

こんな過酷な状態なのに被災地で被災者の方々を支援したり、少しでも綺麗な状態で遺体を家族に返してあげようと手作業で瓦礫除去をされるなど、心のこもった支援をされてたんですね。
本当に頭が下がります。


結局人員も予算もないので被災地を支援している自衛隊を支援できない状態があり、さらに復興予算が進まないので、本来復興が進んで民間に委託できるような宅配や運送、炊き出し、配給などの分野も自衛隊が肩代わりしてる状態。

これ、復興以前の問題ですよね・・・・
阪神大震災では無能といわれた首相と自衛隊の派遣が遅れたため初期に大きな被害が出ましたが、3ヶ月後には地元の1個師団2000名まで派遣規模を縮小できました。
あの総理大臣ですら震災についての対応をそれなりにやっていたから(できないところはしっかり任せることで)ですが、いくら被災規模が違うとはいえ、現時点で数万人規模の派遣規模ですから比べようがないほど政府の震災対策がひどい証拠といえるかもしれませんね。
Posted at 2011/07/25 01:09:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミリタリー雑誌 | 日記
2011年06月27日 イイね!

世界の艦船&航空ファン

世界の艦船&航空ファンちょっと遅れましたが、航空雑誌と艦船雑誌の二大雑誌「世界の艦船」と「航空ファン」をゲットしてきました。
まぁ航空ファンをゲットしたのは火曜だったんですが、そのあとバタバタ忙しくて袋から出してすらいなかったんですね。


まずは航空ファンです。
今月号の特集は厚木のスーパーホーネットです。
厚木を拠点におく第5空母航空団はこのたび第195戦闘攻撃飛行隊がF/A-18CからF/A-18Eに機種更新を終えたことで4個の戦闘攻撃飛行隊が全てスーパーホーネット化しました。
トムキャット×2個とホーネット×2個だった空母航空団の戦闘/攻撃飛行隊の編成ですが、F-14が用途廃止になってからはスーパーホーネット×2個と従来型ホーネット×2個になりました。
このうち従来型のF/A-18は将来F-35に改編される予定ですが、第5空母航空団は4個すべてがスーパーホーネット化となったわけです。
これは米海軍の空母航空団で初です。

F-35の開発が遅れていることが原因といわれていますが、新型機は初期にトラブルをおこすのがお約束ですから、米本土から遠く離れた極東で安定した作戦能力を維持するためにはF-35ではなく従来ホーネットに統一してしまうのが合理的なのかもしれませんね。

従来型ホーネット比べて高い作戦遂行能力をもつスーパーホーネットを集中配備させることは世界で最も不安定な日本周辺の情勢を考えると大きな意味がありますね。
(ヴェトナムと中国が実弾を用いた衝突寸前の事態になってるのはご存知ですよね)

もうひとつの特集・・・ではないのですがブルーインパルスの訓練再開も大きな意味を持つ記事ですね。
震災で松島基地に甚大な被害をうけ、使用機の1機が水没するほか、機材の多くを失ってしまいました。
アクロ機とメンバーは無事でしたがとてもアクロをする状況ではありませんでした。
ブルーインパルスのメンバーは空路と陸路をつかって松島基地や周辺の復旧作業を行ってきましたが、もちろんアクロバットチームは技量が重要ですから長期間訓練しないことは技量維持にかかわります。
ブルーインパルスの飛行展示にはまだまだ壁がありますが、訓練再開はその第一歩として大きな意味がありそうですね。
復興した美しい東北の青空にブルーインパルスのスモークが映える日を心待ちにしています。

気になる記事はグラビヤの美しいタイガーミートの記念塗装や米海軍航空100周年記念もありますが、やはりYS-11-TAを使っていた海上自衛隊の第205教育航空隊の解隊でしょうか。
日本が生み出した傑作機YS-11もいよいよ終焉に近づいてるのかと思うと寂しいですね。

他に神風号の生涯やロシアの航空戦力の近代化も興味深かったです。
精密誘導兵器の運用やUAVの運用をロシアもまた勧めているんですね。
日本にとって潜在的な脅威ですからジリ賓になってくれたほうがいいんですが(笑)


次「世界の艦船」
こちらはずばり世界の空母です。
現代海軍の象徴としても作戦能力の規模としても空母は別格なものがありますね。
先日はジェラルド・R・フォード級の2番艦の名前が「ジョン・F・ケネディ」にきまったこともあって空母は注目されていますね。
そのフォード級のCG想像図やロシヤのA.クズネツォフの近影、リヴィアでの航空作戦に参加している”シャルル・ド・ゴール”や”カブ-ル”、本来なら日本国民の大部分が関心をもたなければならない中国の練習空母”施琅”の近影がとりあげられているなど興味深いですね。

米海軍は”ニミッツ”級の後を継ぐ新世代原子力空母としてフォード級を建造していますが、現在のニミッツ級と何が違うのかを判りやすく解説しています。
見た目はニミッツ級とたいしてかわりませんが、省力化(同程度の規模の超大型空母なのにニミッツより乗員が1000人少ない!)やカタパルトの電磁化など興味深いです。
カタパルトを電磁化すると、射出させる対象物の重さによって射出速度を変えることが出来ますから、艦載機への負担を小さくさせる効果もあるんですね。


ちょっと余談。
空母って舌かみそうな名前があります。
スペインの軽空母は「プリンシペ・デ・アストゥリアス」
イタリアの軽空母は「ジュゼッペ・ガリバルディ」
インドが就役させようとしている空母は「ヴィクラマディチャ」
タイの軽空母ハチャクリ・ナルエベト」
今はもうありませんが、かってアルzネンチンが1960年代に就役させた空母は「ベインテシンコ・デ・マーヨ」

3回づつ噛まずに読めたらほめてあげよう(笑)

さて空母がらみで気になる記事ですが、英国の空母でしょうか。
英国はシーハリヤー戦闘機を3隻の空母に搭載していましたが、財政悪化で空母2隻を退役、戦闘機のハリアーも退役させちゃいました。
今は残った1隻をヘリコプター空母として使っています。
その後継として大型空母のクイーン・エリザヴェス級2隻を建造するのですが、これも予算削減のためにせっかく2隻作っても2隻目が完成した時点で1隻目を予備役にまわすんだそうです。
海外に売るなんて話もありますが、英海軍の空母運用はどうもブレブレのようです。

ハリヤーを退役させて現在艦載戦闘機はないのですが、リヴィアへの航空作戦でイタリヤやフランスが空母を派遣してるのに英国は空母を出せないことがよほどショックなのか、退役させたハリアーを復活させる可能性もあるとかないとか・・・・(てっきり既にスクラップになったのかとおもったら作戦可能な状態で保管されてるんだそうです)

そういえばインドが現在調達を目指している新空母”ヴィクラント”ですが、そこに描かれた予想CGがど~もきになります。

MiG-29と紹介されていましたがこれ・・・F-15Eなんでは・・・・(^^;

さて他に気になるものとしては震災時に津波を避けるために港から脱出して巨大津波と遭遇・突破したフェリーとタンカーの写真は息を飲みました。
Posted at 2011/06/27 00:57:29 | コメント(2) | トラックバック(0) | ミリタリー雑誌 | 日記
2011年05月26日 イイね!

航空ファン&世界の艦船今月号

航空ファン&世界の艦船今月号発売日も近いですからね。
ゲットしてきました。
航空ファンの表紙はF-2戦闘機!
特集はずばり「日本のマルチロール戦闘機F-2」
ストレートでいいですね(^^)
F-2好きな私にはたまりません。
航空写真って撮る人が少ないので写真を見ると「あ、○○さんだ」ってなんとなくわかりますし、個性が出るのも面白いですね。
グラビヤでは
AAM-3×4+AIM-7×4+増槽×1という空対空フル装備機
AAM-3×2+ASM-2×4+増槽×2という対艦ミッションフル装備機、
AAM-3×2+JDAM×4+増槽×2+FLIRという精密攻撃形態機
という全く異なる装備を搭載しての編隊です。
いやあ、F-2がマルチロール機なんだなと感じます(^^)
それにしてもよくよく考えればすごいですよ?
重たい対艦ミサイルを4発もかかえる上に自衛用の空対空ミサイルと巨大な増槽搭載してるわけですからね。
ベースとなるF-16と比べると主翼が大きくなったことで機外搭載ステーションが増えましたから日本の運用思想に合った形なんでしょうね。
これが外国機をポンと買うだけだと必ずしも運用思想とマッチしないんでしょうね。
もちろん記事にはF-2の開発や機体データについての記載もありましたよん。

面白いのはキャメラマンの記事にある機体特性のところでしょうか。
AOAをあげていってもバフェットが発生しないんだそうですが、逆に言えば限界を知る兆候をつかみづらいので計器や警告音によく注意しなければならないんだそうです。

その他にはベルギー空軍のタイガーミート参加予定だった機体の空撮なんかがありました。
F-16AMを装備するベルギー空軍第31飛行隊は戦術核攻撃任務を与えられている唯一の核攻撃飛行隊なんだそうです。
欧州では核兵器を保有しておらず有事に米軍の核兵器を攻撃に使うことになっていますが、ドイツのトルネードなどがそうだとは聞いてましたがベルギーもその一端を担ってたんですね。

またロシア航空戦力の組織変更なども興味深いです。
気になる記事はF-22全機が飛行停止になったことでしょうか。
去年秋にF-22がアラスカで事故を起こしましたが機上酸素発生装置の故障があげられたそうです。
致命的な問題点と判断されて飛行停止なんだとか・・・

また航空自衛隊のC-130輸送機ですが気象レーダの部品が枯渇したために改修するんだそうです。
補給部品の安定供給って重要ですものね。



世界の艦船のほうは特集は「高速軍艦」。
表紙はUSSインディペンデンスですが、速力はなんと40ノット!
恐ろしく速いですね・・・
と思ったら同時に採用された沿岸海域戦闘艦”フリーダム”級は45ノットなんだとか。
沿岸海域戦闘艦として比較検討のうえ、どちらかを採用する形を予定してつくられたインディペンデンスとフリーダムですが、結局両タイプを併用採用することになりました。
それにしても外観は従来の艦船の正常進化という感じがしたフリーダムに対して、ギョっとするぐらい未来的なインディペンデンスですが、全く違うように見えて同じ目的のために開発されたのが面白いですね。
ただ、高速を得るためにどうも航続距離は短いようで排水量が同じフリゲイトで比較すると1/4~1/2ぐらいになるんじゃないかとあります。
モジュール交換で装備をガラっとかえることができる沿岸海域戦闘艦ですが、どういう運用をしていくのか気になりますね。

気になるといえば特集の「放射能汚染下の海上作戦」です。
もちろんまだ全部は読めていませんが、非常に興味深いですね。
ちなみに

海上自衛隊の護衛艦ではこんな感じで対生物化学兵器・放射能防禦の洗浄を行います。

誌面ではTOMODACHI作戦に参加したUSSロナルド・レーガンの飛行甲板洗浄作業の様子の写真もありました。
洗剤でデッキブラシをもって総員でこすって、上の写真のようにシャワーで洗い流します。


気になる記事というか心を打たれる記事ですが、やはり震災関係ですね。
海上自衛隊の掃海母艦”ぶんご”同乗ルポですが、掃海部隊では潜水士が行方不明者の捜索を行っています。
もちろん震災から何日も何十日もたっていますから遺体の収容になるのですが、大量の水を含んだ遺体は腐敗して肉片が崩れ落ちてしまいます。
そのために毛布やシートをつかって遺体をくるんでいます。
隊員には想像できないほど精神的に過酷な負荷がかかってると思いますが、ある潜水士はこう口にしたそうです。

「遺体を発見したときには”収容”ではなく”お迎えにきた”と思うようにしています」
こういう方々がいらっしゃることを知ると私は日本に生まれてきて本当によかったなと思います。

そういえば国家公務員の給料削減は自衛官も含まれますが、どう思いますか?
Posted at 2011/05/26 00:34:04 | コメント(3) | トラックバック(0) | ミリタリー雑誌 | 日記
2011年04月29日 イイね!

世界の艦船今月号

世界の艦船今月号ちょっと遅れましたが、世界の艦船今月号を買ってきました。
今月号の特集は「日本のデストロイヤー戦後編」。
デストロイヤーとは駆逐艦のことですから、自衛隊で言えば護衛艦ですね。
艦船趣味に目覚めたのが最近ということもあって、「はるな」以前の艦はほとんど知らないのでこうやってまとめてあるとわかりやすいですね。
それにしても艦艇の発展は目覚しいものがありますね。
米海軍の駆逐艦を貸与され、沈没した旧帝国海軍駆逐艦”梨”の引き上げで生まれ変わった護衛艦”わかば”からはじまった護衛艦ですが、大型化・高性能化は驚くものがあります。
戦前の駆逐艦に近い形の護衛艦から、今の護衛艦に近い艦影になっていく護衛艦”たかつき”型には対潜無人ヘリコプターシステム”DASH”を搭載していましたが、これが対潜ヘリコプターシステムに進化してくのですから興味深いです。
(DASHは呉の鉄のくじら館に展示してあるよ)
”たかつき”型~”はたかぜ”型の頃の護衛艦ってゴツくて独特の雰囲気ありますよね。
かっこいいんですわ、これが。

最近の護衛艦では”ひゅうが”型がよく「空母」だなんていわれますが、確かにヘリコプターを多数運用できますが、速射砲がないだけで基本的には従来のヘリコプター搭載護衛艦の置き換えですから「駆逐艦」といっていいんじゃないのかなと思います。
でも満載排水量が19000トンと、”たかつき”型護衛艦なら6隻弱、”しらね”型護衛艦でも3隻弱に届くほどの大きさですから・・・・「駆逐艦」っていうイメージまったくしませんね(^^;

でも”ひゅうが”型は運用が駆逐艦ですが、”しらね”型の後継になる22DDHは火砲どころかSAMと射撃管制システムも、ASROCもなく、従来の護衛艦の運用とはまったくちがって艦隊の中枢として航空機の運用や指揮管制システムの中心となる運用をするわけで・・・・
それっていわゆる「空母」的な運用になると思うのですが、「駆逐艦」という呼び方は違和感感じそうですね。

さて、気になった記事としてはNATO海軍によるリビアへの航空攻撃、”ひゅうが”型護衛艦の2番艦”いせ”
、”そうりゅう”型潜水艦の3番艦”はくりゅう”の自衛艦旗授与などがありますが・・・
やはり震災関係ですね。

石巻港の造船所が壊滅して建造中だった船に乗っていた作業員が津波で船ごとながされたり(海上自衛隊により救助)津波で壊滅した沿岸部の写真は「目を覆いたくなる」という言葉が安っぽく感じるほどすさまじいものです。
自衛隊、米軍が一体となって災害救助のために動いてる写真は驚かされます。
米海軍のLSTに自衛隊の装甲車や高機動車などが満載されている写真、”ひゅうが”にアプローチしてる米海軍のSH-60の写真はよくよく考えるとものすごいですよ?
まったく異なった組織、しかも国さえ違うのに一体となって活動してるわけです。
会社でも別の部署と活動するとき多少の混乱やすれ違いなんてのはザラにおきますが、緊急時に、これだけ大規模に、しかも命令系統も違う組織が迅速に行動する。
調整はもちろんですが、どれだけいままで自衛隊と米軍が連携をとる訓練をおこなってきたかという証拠でもありますね。

今回の震災、実は驚くような船まで救援活動を行っています。
砕氷艦”しらせ”は予定よりはやく南極からもどってきて救援物資の輸送を行いますし、九州の油回収船が同じく輸送を行っています。
カーフェリー”さんふらわぁさっぽろ”は自衛隊の車両を満載しましたし、あの練習帆船”海王丸”も救援航海に参加しています。
この震災ではありとあらゆる組織から救援活動が行われていたんですね。
あらためて感じました。

自衛隊の救援活動についても専門誌だけあって詳しくかかれていました。
ある部隊では小隊(30人)ぐらいのグループで車座になってその日の活動を報告しあい、悲しかった光景、つらかったことを声に出して吐き出させてるんだそうです。
遺体と接することが多いですし、損傷の激しい遺体は背負って運び出すことも多いですから、自分の殻にこもらないための措置なんだそうです。
・・・屈強な自衛官ですらこういうことをやらざるを得ないほどだということなんでしょう・・・
こういう状況下で災害という敵と戦っている自衛隊、ものすごく頼もしいですし誇りに思いますし、何より感謝します。
ありきたりな言葉かもしれませんが、自衛隊の皆さん、がんばってください。

福島原発事故の関係でソ連の原潜事故についても記事がありますのでこちらもまた興味深いものがありました。
Posted at 2011/04/29 02:50:41 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミリタリー雑誌 | 日記

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何シテル?   04/11 00:38
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