
1時間30分の見学の中でやはり一番忘れられないのは教育参考館の資料でしょう。
残念ながら参考館は工事中でしたが、別の建物に資料が展示されていました。
帝国海軍の歴史や東郷平八郎をはじめ歴史に名を残す方々の紹介や国を守ろうとして特攻で散られた若き隊員の遺書がズラリと並びます。
遺書の一つ一つを正直直視できませんでした。
そのあまりに重過ぎる手紙1枚1枚を読んでいくにはあまりにも悲しく、あまりにも辛いものがあります。
死について覚悟をされていたのか全く迷いも曇りもない実に力強い文字や母へ別れを告げる手紙など様々です。
国を守ろうとして特攻で散られた多くの方々がいるおかげで敗れて目覚め、今の繁栄があるのです。
私もその繁栄の中で生まれた日本人の一人なのですからこの遺書について全て一語一句読む必要があると思いますが、今の私はとてもそんな器ではありません。
またここを訪れ全てを読もうと思っています。
「国を守る」という一言がどれだけとてつもなく重い言葉なのか少しだけわかったような気がします。
なお写真は特殊潜航艇です。
昭和16年12月8日のハワイ作戦のときに一番最初に攻撃を開始したのは空母機動部隊ではなくこの特殊潜航艇隊です。
5隻出撃しましたがそのうちのほとんどが未帰還となりましたがこれは帰還した1隻です。
1時間30分の見学を終えてまたフェリーで呉にもどり、そこから広島の宿に向かいました。
明日は岩国だ!
Posted at 2007/05/09 00:38:17 | |
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