ソマリア沖で海賊対応のために命がけの護衛任務をされている海上自衛隊の護衛艦ですが、海賊を追い払い、民間船を救ったとのことです。
新嘉坡船籍のタンカーに海賊に追跡されているからとの救援の情報を受け、現場海域でサーチライト等を照射したら海賊船は逃走したいうことです。
1発の砲弾も使わず、守るという軍艦の抑止力がバッチリあらわれたといえますね。
大変すばらしい活躍だと思います。
ということで毎日新聞。
http://mainichi.jp/select/today/news/20090404k0000e040028000c.html?link_id=RTH01
よく読んでください。
「日本関係船舶以外の護衛はできない。防衛省は、船員法の遭難船舶の救助規定に基づいて対応したと説明している。現場海域を航行する船舶のうち、海上警備行動で護衛可能な日本関係船舶は約1割とみられ、今後も同様の事態の発生が予想されるだけに議論を呼びそうだ。」
とあります。
つまり助けたのが日本とは関係がないから、助けるとは何事だ!議論を呼ぶとあります。
・・・きっとどこかの政党の党首や某野党の幹部、マスコミがバッシングしてくるんだろうなぁ・・・
何百、何千という船舶が行きかう海域ではこんなこと予想できたことです。
今回は1発の威嚇射撃もしてないので大きな問題にはならない(問題にしたいのはヤマヤマでも人助けを批判すると自分とこの株さがりますし。あ、どこぞの党は関係ないか)
きっとこういう人たちは海賊に襲われても法律に書いてないから見殺しにすべきだ(そして本当に見殺しにしたら「軍隊は市民を守らない」と言い出すんでしょうね)という考えなのでしょうけど。
さあ、明日以降自分の家でとっている新聞や見てるテレビのニュースがこれをどう報じるか注目ですよ。
もちろん某党首の言動にも注目です(笑)
ところで今回の件はややこしくなるので書類上は「救難信号を受けたが、状況確認のために海域に出かけたら不審な船がいたためライトを照射したところ不審な船は逃走した」ということになるのかな?

写真は「さざなみ」の同型艦の護衛艦DD-110「たかなみ」
Posted at 2009/04/04 18:35:43 | |
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