
ゲットしてきました。
ミリ雑誌は販売時期が集中するのがネックですよね。
増刊号含めて今月号で36冊ですから3年分になるんですね。
最初は全く内容がわからなかったですが、ようやく意味が少しづつわかってくるようになりました。
それはさておき、今月号は海上自衛隊が展開しているソマリア沖の海賊対応です。
レポートや写真を見ているとなんといいますか・・・・政治家がバカ発言や日の丸を切り裂いて飾って喜んだりしてるのとはあまりにも対照的に思えてきました。
政治家がどんなにダメでも彼ら現場の人間の血と汗の努力があれば日本はきっと大丈夫でしょう。
日中50度にもなる灼熱のジプチでP-3Cを飛ばす隊員、スピーカーと機銃が積まれているSH-60、音響装置を操作し、横の隊員の首には小銃がぶらさがっている護衛艦の甲板。
どれも日本ではありえない風景です。
まさに日本の生命財産と国益と信頼を守るために最前線で戦っているという感じが伝わってきます。
船団コンボイを護衛している護衛艦の姿の写真は世界のどんな巨大な軍艦よりも頼もしく感じます。
記事はものすごく現場の状態を伝えていて興味深かったですね。
警護対象でない船が襲われていても法的根拠がないので護衛艦は威嚇もなにもできない、部隊幹部の「海賊が勝手に勘違いして他国の軍隊と同じような普通の軍隊と勘違いして軍隊に抵抗すれば必ず攻撃されると誤解していただけかもしれない」という言葉はものすごく重いですね。
他に警告射撃は相手に絶対に損害を与えないために海面での跳弾まで考慮して30~50メートルはなれた場所にしか撃てない(跳弾で海賊が損害をこうむった場合は警察官職務執行法のため、正当防衛にあたらない限り、隊員や指揮官が刑事責任を負う羽目になる)とか、海賊対応のための派遣は非常に貴重な経験だが、その間どうしても対空・対潜訓練が不足がちになってしまい、他の艦よりも遅れてしまう・・・などは考えさせられる内容でした。
ちなみに海賊対処法が全文掲載されてるのはさすが世界の艦船ですね。
Posted at 2009/08/26 00:23:25 | |
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