
いや~これが出るのを待ってたんですよ。
世界の艦船11月号別刊「海上保安庁のすべて」。
海上自衛隊関係の本は少しはありますが、海上保安庁の本は持ってなかったので、これは大変ありがたいです。
各装備の解説や施設の誌上見学、各海上保安本部の説明や、そのおいたち、歴史、さらには教育体制まで載っています。
これはすばらしい。
こういう本が1冊あるといいですね♪
おもわずハッとなったのは「海上保安庁 過去、現在、そして未来」という記事の予算・定員等の現況ですが、平成20年度末の海上保安官は12504人、平成21年度予算は1824億円です。
このうち船舶調達は244億円、航空機調達費用が101億円・・・・
人数が13000人以下で予算が2000億円以下と聞いてはいましたが、改めて数字を見ると驚かされます。
この世界有数の広大な警備・救難海域をわずか12504人で担当してるんですから。
なんでも警視庁(首都警察ですよ)の警察官は45000人、予算は5700億円だそうですが、首都警察より国全体を警備する海上保安庁のほうがはるかに予算も人員も少ないって、ちょっとねぇ・・・
船舶調達費用が244億円しかないのですから、そりゃとっくに耐用年数が過ぎてる巡視船を使い続けるはずです。
こういうところにこそ予算とお金をつぎ込むべきじゃないんでしょうか?
ちなみに平成21年度の定員削減は226人だそうです。
ところで興味深い記述が。
同じく「海上保安庁 過去、現在、そして未来」という記事ですが、不審船事件の際に『某政党代表は「北朝鮮の仕業と判明したのだから、もう引き上げる必要はない」と反対声明を出し、それがかなわないとなると今度は日中中間線の中国側で作業するのだから、保証金を支払うべき」という。(中略)いくら金が支払われたのか分からない』
とありました。
なんとも・・・・
そういえば不審船事件で海上自衛隊が出ないように圧力をかけた当時の官房長官もいましたね。
日本という国の敵は同じ日本人なんでしょうか・・・・orz
Posted at 2009/10/19 21:54:39 | |
トラックバック(0) |
ミリタリー雑誌 | 日記