
床屋で久しぶりに散発したのですが、そこにおいてあった漫画を見て驚きました。
写真の漫画、ご存知の方いらっしゃいます?
「影の戦闘隊」という漫画です。
第1巻の初版が昭和54年でしたからF-15Jの初号機が到着する前ですよ。
その昔ジャンプで連載されていたものです。
ストーリーのほうは、詳しくはwebでみていただいたほうが早いですが、要約するとこんなかんじ。
日米安全保障条約中止を決定して米軍がいなくなった「独立国」の日本は、後ろ盾がなくなり連日諸外国からの脅威におびやかされていた。
連日の領空侵犯に武力を使った挑発、さらに敵機による自衛隊機撃墜事件も続発。
相手に発砲すれば日本は戦争になってしまうため対処ができない。
そんなとき国籍不明の謎のミラージュ戦闘機が敵機を撃墜。
国際関係の中で手出しできない日本を謎の”影の戦闘隊”が救っていた。
撃墜されて殉職した空自パイロットの中に主人公の友達(高校生ね)の父親もいたが、その友達は影の戦闘隊の存在を知ってしまう。
秘密を守るために記憶を消すのではなく、主人公(高校生ね)は友達をF-14の後席に乗せて誰からも褒められないが、一緒に日本を守らないかと誘う。
彼は平和を守ることができるなんてこんなすばらしいことはないと快諾する・・・・
(↑どこかのだれかに聞かせてやりたいセリフですね・・・・)
というかなりすごいストーリーです。
高校生がF-14に乗るというだけでもすごいですが、ミラージュやF-14を保有する謎の組織なのに情報は新聞で知ったり、Tu-22ブラインダーというソ連の爆撃機に西側のSIFを搭載して日本を領空侵犯したり、さらには52トンもの核兵器を搭載した国籍不明の謎のB-1爆撃機が日本に核爆弾を投下しようとしたり、かなりすさまじいものがあります。
でもそれが面白い!当時のジャンプの作風だった「友情」「信頼」「熱い心」がしっかりそそがれてますしね。
それにしても戦闘機や核兵器という言葉が頻繁に飛び出すこの昭和50年代前半はやはり冷戦時代だったんだなあと感じますね。
Posted at 2009/11/15 19:44:24 | |
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