普天間の移設の関係で、反対派の市長が勝ったために名護市移設が頓挫というニュースがありますが、その前にその反対派市長ってどこの政党が後押ししたのかな?
結局は政府が移設できないと言い出すと責任問題になるから、「地元がNOというからやむなく中止した」という形にしたいだけじゃないかな?なんて感じる今日この頃です。
元々移設する気はないけど、沖縄が反対なんだからしょうがないよね?と沖縄に責任転換したいだけなんじゃないかな・・・・
さて、そんな内政はともかく、気になる記事が3つほどありました。
まずニュースでも取り上げられてる
米国の台湾への武器売却。
売却を許可したのはPAC3やUH-60などというのがいかにもアメリカらしいですね。
打撃力の要となるF-16戦闘機の売却は認めませんでした。
これについて中国は猛反発していますが、そりゃそうですよね。
台湾に核ミサイルを撃ち込む脅しの効果が少しでも減ってしまうわけですから。
PAC-3は弾道ミサイル迎撃用ですので、これをつかって中国を攻撃することは出来ません。
でも米国がこれを認めて中国が猛反発してるところからしても台湾の「目の前の脅威」への備えと米国の「中国に気を使いながらも牽制」と中国の「軍事力による台湾への脅迫」という生々しい現実が感じられます。
でもってこっちはその逆。
欧州が中国に武器を売らせろと議長国のスペインが表明したわけです。
中国は自動車などの世界的な市場ですが、それは武器についても同じ。
欧州は武器を大量に輸出していますが、天安門事件以後は自制しています。
中国に欧州製の高性能な武器が大量に入ればパワーバランスにも大きく影響しますし、日本にとっても安全保障上非常に大きな脅威です。
平たく言えば、突然銃をつきつけられたらその銃がメイドインヨーロッパです。
日本も欧州に対して強く反対するんでしょうね?
(なんだか友愛だとかいってトーンが弱くなりそうな気もしないでもないですが・・・)
もうひとつ、今度はその中国。
こちらは韓国紙の記事ですが(日本の新聞に見当たらないぞ!)、台湾紙によると、
数ヶ月前に中国の戦略ミサイル潜水艦からSLBM(潜水艦発射型の核ミサイル)の発射実験をしたら失敗、発射しようとした核ミサイルが落下して潜水艦が破損したというものです。
マヌケな事故だなというのはさておき、中国が自力で核ミサイルを開発してそれを着々と進めている姿がみてとれます。
ちなみに記事では「ゴルフ級」とありますが、改ゴルフ型ですね。
記事の「巨浪2号(JL-2)」とは中国が開発中の新型核ミサイルで、新型の”晋”型戦略ミサイル原潜に12発搭載を予定しています。
台湾情勢、中国への高性能な武器輸出、中国の核ミサイル実験、どちらも日本にとって大きなニュース(死活問題といっていいぐらい)ではありますが、テレビのニュースでは米中に新たな火種という、米国が悪そうな報道で、中国の軍事力の脅威についてあまりふれられていないように感じるのは気のせいでしょうか?
Posted at 2010/01/27 21:53:32 | |
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