昨日はちょっとバタバタしていたのでアップできませんでしたが、21日の産経新聞に気になる記事がありました。
こちら。
・・・・じゃない、まちがえた(^^;
韓国で放射性物質が通常よりも濃い濃度で検出され、北朝鮮の核融合を実施したのではないかと疑いがあります。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100621/kor1006211012000-n1.htm
北朝鮮は5月に核融合反応に成功したと発表しました。
核融合といえば、熱核爆弾(いわゆる水爆ね)の仕組みですから、熱核爆弾保有のために核融合を行ったんだぞと言ってるわけです。
ところが非常に技術的に難しいので韓国政府は疑ってみていたようですね、
が、キセノンという放射性物質が自然状態の8倍の濃度で検出されたわけです。
キセノンは核反応の際に生成するので核反応の判断材料の1つになっているようです。
もしかして・・・・・
大変気になりますね。
記事に「小規模な核実験」とあるのも気になります。
核融合は非常に高温が必要なので、例えば熱核爆弾では核融合を発生させる為に点火用として原爆を使っています。
北朝鮮は核実験を2006年と2009年に行っていますが、実績レベルでは点火用の原爆は作れるでしょう。
が、貴重なプルトニウム又は濃縮ウランですから果たして成功するかどうかも怪しい核融合反応用に用いることができたのか疑問です。
もちろん技術レベルも疑問ではあります。
もうひとつ気がかりなのは、熱核爆弾製造への大きな一歩という、「おめでたい」話題であるなら、もっと大々的に発表して祝賀ムードやプロパガンダ活動を活発にやっていてもおかしくありません。
う~ん・・・・
もちろん韓国のコルベット(なぜか「哨戒艦」とされてますが・・・)撃沈事件の米国・韓国の反応を牽制するのが目的なのでしょうが、これを北朝鮮の単なるブラフと考えるか、それとも・・・・?
体制維持のためなら核の炎で自国国民を蒸発させてでもかまわない、周辺国に核ミサイルをぶち込んでもかまわないという国ですから正しい分析が国の安全を大きく左右することになりそうです。
Posted at 2010/06/22 23:22:44 | |
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