
さて、本屋でこれをゲットしてきました。
歴史群像シリーズの太平洋戦争第8巻「一億総特攻」とアーカイブの「湾岸戦争」です。
日米の戦争でフィリピン決戦に敗北しいよいよおいつめられた日本が硫黄島、沖縄を奪われ一億総特攻へと向かっていく非常に読むのがつらい内容ですが・・・・
でもなぜ硫黄島だったのか、なぜ沖縄だったのか、どうして特攻という道に進んでしまったのかを感情論抜きで知るのには欠かせませんものね。
もちろんまだ読んでいませんが、パラ読みしたところに興味深い一文がありました。
『現代社会でも信じられている「やればできる」は「石に立つ矢」と同質の問題をはらんでいる。」
「やればできる」の努力信仰の企業人、確かに今でもいっぱいいます。
うちの会社でもできもしないことを「やればできる」でやろうとしてコケるなんてことよくあります。
努力と現実的な判断の区別をつけられないとそれは破滅を導きますものね。
なぜ当時軍部が実現不可能なことをできるかのように考えて必要以上の血を流させてしまったのか、そのプロセスやロジックはどういうものなのか、第1巻から全部読んで少しでも理解したいです。
Posted at 2010/08/29 22:32:32 | |
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