
さて、会社帰りに歴史群像アーカイブの新刊をゲットしてきました。
タイトルは「太平洋島嶼戦」。
その名の通り太平洋での日米戦闘での島嶼戦です。
ガ島やタワラ攻防、サイパン、そして硫黄島、沖縄です。
なんだか読むだけで重くなりそうですが、当時どのような戦いだったのかをできるだけ客観的に知ることができますものね。
とはいえ、いくつかは米軍側視点だったりするのでときどきムっとするときはありますが・・・
もちろんまだチラ読みしかしていませんが、その中でも興味深かったのは硫黄島攻防戦でしょうか。
栗林中将の戦術で圧倒的な火力と規模を持つ米軍を苦しめたことで有名ですが、高く評価されている中将の戦術は日本陸軍のドクトリンから根本から異なっているものだったこと、その根底には絶望的な状態で圧倒的な相手を迎え撃たなければならなかったのですから考えさせられますね。
もはや運命が決まっている絶望としかいいようのなく、陥落が前提の戦いと、圧倒的な相手には日本軍のドクトリンは通用しないこと。
根底から間違っていた部分があるんだと思うと銃を構えてそして散られた多くの方々のためにも、60数年前に何があったのか、なぜこうなったのかを知らなければならないなと感じます。
Posted at 2011/02/17 00:09:20 | |
トラックバック(0) |
ミリタリー雑誌 | 日記