
昨日は土曜出勤。
1日多いと仕事の疲れがハンパじゃありませんね。
ということで今日は昨日公開されたばかりの「超劇場版ケロロ軍曹2深海のプリンセスであります」を見に行ってきました。
まわりが子供ばかりだったのでかなり恥ずかしかったですが(^^;
以下ネタバレ注意 ↓
さてまずは「チビケロ」。
フルCGアニメですが、ストーリーは幼年訓練所時代に意中の娘プルルちゃんに気に入ってもらおうとギロロの兄のケロボールをこっそり持ち出してお披露目。
ひょんなことからケロロ、ギロロ、プルル、ゼロロがケロボールに吸い込まれるという話です。
ケロボールの中はピンボール風の訓練所のようになっていてそこから必死で逃げるというドタバタアニメ。
感想はというと「・・・」。
ムリにドタバタやってるような感じがしてあまり面白くなかったというのが正直なところ。
青いクルルが黄色くなるというドラえもんのパロディ(?)があったりしましたがサブタイの「ケロボールの秘密」というのは言いすぎな感じが。
幼年訓練所時代を描くならケロロ父とからませるとかしてほしかったなぁ。
劇場版はTVアニメと違ってかなり子供向け(?)になってるのでニヤリとするようなギャグやパロディはとても少なくドタバタメインなのが辛いところ。
まぁ本当はターゲットが私達大きなお兄さん(誰?おぢさんなんて言ってるのは)ではなく純粋無垢な子供なんですからそれは贅沢というもんでしょうか(^^;
ではメインの「深海のプリンセスであります」。
こちらは723メインのお話、もうケロロ以上に主役になってます。
723ファンなら見て損はないでしょう(爆)
ストーリーは南の島にバカンスに来ていたケロロ一行が突然カニの怪物によって723が拉致。
拉致したのは何百年も前から深海に住んでいたマールとメール王子だった。
彼らは自分達のプリンセスになってもらえるように723の記憶にある懐かしい街と城をプレゼントし、ともに時間を過ごす。
子供のような2人に母性本能が目覚めたのか723も心を許していくが、723を助けようとしたケロロご一行様はメールとマールの圧倒的な力の前に破れてしまう。
メールとマールは実はマロン星の侵略部隊からはぐれてペコポンに降り立ったマロン星人の生き残りだった。
マロン星人である彼らが723をプリンセスとして受け入れるとペコポンを自分達に適した世界(=ペコポン全部が海に沈む)という人類滅亡の事態になってしまう。
ケロロ達は723を救出すべく攻撃をかけるのだった。
と結構ハードで規模も大きいストーリーです。
前回の超劇場版に出てきたキルルが冒頭で出てくるのは心憎い演出(というか伏線)。
お話は純粋に楽しめますし結構面白いです。
ただし723がメインでモア殿、桃華殿の活躍はすさまじいものがありますがケロロとクルル以外の小隊の皆さんの活躍が少ない!
特にタママなんてチョイ役です(^^;
723メインだけに漢・ギロロがもっと活躍してほしかったなぁ。
ちなみにギロロといえば「あ~れ~」「よいではないか、よいではないか」がポイント(爆)。
幼稚園や小学校で「あ~れ~」を真似する子多いんだろうなあ。
今回の「深海のプリンセスであります」はどちらかといえばドラえもんの映画に近い雰囲気がします。
反面ケロロのTVアニメにある毒というかニヤリとするようなギャグや演出がかなりスポイルされてるのはやっぱり寂しい。
パロディも非常に少ない(「トップをねらえ!」のガンバスターとかありましたけどね)です。
さて映像や音声はというと、映像は実にハイクオリティ。
前回の「超劇場版ケロロ軍曹」が作画や映像が極めてすばらしかった割に内容が「・・・」なだけに残念でしたが、今回の超劇場版ケロロ軍曹2は内容もついていってる感じがしました。
ただターゲットがTVアニメよりもさらに下の年齢層を狙ってるためかTVアニメに比べると”大人”が楽しめるケロロギャグは少なめでそこは意見の分かれるところかも。
音声ですが今回の目玉の一つにモーニング娘の辻希美がマール役をやってることがあります。
声優ではなくアイドルなどを使うことが最近のアニメ映画で話題作りとしては多いのですが、役者はともかく(「どらえもんのび太の恐竜」で恐竜ハンターを演じた船越英一郎、「パトレイバー2」で荒川役を演じた竹中直人は恐ろしいほどマッチしてました)歌手やアイドルが声優をやると棒読みになったり映画をぶち壊すほど聞いてられないド下手というのが定番なのですが、この辻ちゃんはメタクソ上手でした。
事前情報でマール役を演じてることは聞いてましたが、タイトルテロップを見るまで全く気がつかず、全く違和感がないほど熱演してました。
そのまま声優になっても十分やってけるのでは?と思ったほど(^^;
チョイ役ではなくマールという準主役級でこの演技は正直スゴイ。
とまぁ超劇場版2を見ての感想ですが、TVアニメのようなギャグやパロディを期待しなければ面白いと思います。
でもなぁ・・・せめてガンプラネタぐらい出してほしかったなぁ。