国際航空宇宙展は屋内展示ですが、デモフライトもあります。
やっぱり飛行機は飛んでナンボですもんね。
お昼から飛行展示なのですが、朝からあちこちのブースを見て歩いてるので正直結構きつい・・・・
足にインドメタシンを塗り塗りしながらなんとかもちこたえました。
でもその前にお昼ごはん。
フランスパンで作ったホットドグやカレーなどがありましたが、やはりここはカレーライスでしょう!
漢として(謎)
ではデモフライトいってみよ~!
各航空機の所属については調べても確証が取れなかったので今回は大目に見てね。

まずは航空自衛隊のUH-60J型救難ヘリコプターです。
ベイブリッジをバックに舞う姿は凄みを感じます。

UH-60Jは救難展示を実施しました。
救難ヘリコプターUH-60J型機は航空自衛隊の救難隊のほか、海上自衛隊の救難部隊でも使用されています。
航空自衛隊のUH-60J型機はV107型救難ヘリコプターの後継として平成2年度より装備が始まり、全国の救難隊に配備されています。
UH-60A型輸送ヘリコプターをベースに救難活動用に仕様を変更し、赤外線暗視装置、航法気象レーダー、救難装具などを搭載しています。

続いて横浜安全管理局(旧横浜消防局)のAS365N2型機と川崎消防局のBK117C-2機による空中消火展示です。
大規模火災では空中からの消火剤や放水は大変な威力をもっています。
ちなみに空中消火のシーンは撮り逃しましたorz
AS365型機はアエロスパシアル社が開発した欧州製の中型ヘリコプターで輸送・対戦車型・民間用・救難など様々な用途に用いられていますが横浜安全管理局は「はまちどり1」「はまちどり2」の2機を保有しています。
BK117型機は川崎重工とメッサーシュミット・ベルコウブロウム社の共同開発で生まれた多用途小型ヘリコプターで、川崎消防局は2機「そよかぜ1」(BK117C-2)、「そよかぜ2」(BK117B-2)を保有しています。

続いて陸上自衛隊のUH-1J型多用途ヘリコプターの通常飛行です。
「通常飛行」といいながらもゆるやかに上昇したり機体をくねらせたり、難易度の高い機動をしています。

UH-1型機は米国のベル社が開発した多用途輸送ヘリコプターで陸上自衛隊は昭和37年から富士重工のライセンス生産によりHU-1B型機の調達をしています。
以後より大型化したHU-1H型に生産が写り、平成5年からは独自開発のUH-1J型にバトンタッチされています。

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続いては陸上自衛隊のOH-1型観測ヘリコプターの通常飛行です。
機動性にすぐれているOH-1が「通常飛行」なわけもなく、もちろん完全に機動飛行を実施しています。

OH-1型機は川崎重工が開発した純国産の武装ヘリコプターで極めて高い機動性とホバリング性をもっています。
メインローターは12.7ミリ弾にも耐えられるとも言われ、またテイルローターの衝突防止のためダクテッドファン方式になっているのも特徴の1つです。

次は海上自衛隊のSH-60J型哨戒ヘリコプターの通常飛行です。
やはり通常飛行といいながらホバリングや機動飛行を実施しています。

ベイブリッジをバックにホバリングを行うSH-60J型機
SH-60J型機は護衛艦に搭載され、ソノブイやソナーを使って対潜哨戒任務を行う他、戦域情報を護衛艦等とデータリンクさせることで戦闘システムの一角を担うことから”HS”と呼ばれています。

SH-60型機はUH-60型輸送ヘリコプターをベースに機体後部を折りたためるようにするなど艦載用に仕様変更したものです。
海上自衛隊は米海軍のSH-60Bの導入を求めていましたが電子装置輸出の許可が出なかったためほとんどを国内開発した独自のものを搭載したSH-60J型機として平成3年より部隊配備が始まりました。

続いて航空自衛隊のCH-47J型大型輸送ヘリコプターによる空中消火展示です。
大型のタンクを吊り下げ、会場前方の海上(これはシャレではない^^;)より水をくみ上げます。
ホバリング時の猛烈な風と水しぶきで機体全体が包まれています。

放水をするCH-47J型機。
CH-47型機はボーイング・バートル社が開発した大型の輸送ヘリコプターで、陸上自衛隊と航空自衛隊はCH-47D型機の日本仕様となるCH-47J型機を昭和61年より調達を始めています。

次はEC-135型ヘリコプターの通常飛行です。
EC135型機はメッサーシュミット・ベルコウブロウム社が開発した小型のヘリコプターで、キャビンが広いことから輸送や医療輸送などに活躍しています。

ヘリコプターの最後はBK117型機のドクターヘリの通常飛行です。
ドクターヘリは要救助者に医師を事故現場に投入できることから注目が集まっています。

デモフライトのトリをつとめるのはUS-2型救難飛行艇の通常飛行です。
このデモフライトに参加したのは2号機です。
超低速での飛行は思わずホバリングしてるのではないかと思うほどでCCVによる機体制御と低速飛行特性の良さを感じました。

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US-2型機はUS-1A救難飛行艇の後継で、US-1A型機をベースに操縦系統にCCVシステムを採用したりキャビンを与圧するなどより使いやすさを求めた飛行艇に生まれ変わりました。
以下はデモフライトとは関係のないおまけ

横浜港に停泊中の海上保安庁第三管区 横浜海上保安部の巡視船PLH-22「やしま」(常備排水量5320トン)です。
「みずほ」型巡視船の2番船でヘリコプター2機を搭載できる大型の巡視船です。

横浜港に停泊していた・・・・
なんじゃこれ?
米陸軍の港内曳船LT-801「MGen.ナザネイアル・グリーン」(満載排水量924トン)とその同型艦のようです。
いろいろありましたが大満足の横浜ツアーでした。
帰りの新幹線の中ではヨーグルトを食べながら爆睡してました^^
おわり
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