
おなじみの世界の艦船と丸をゲットしてきました。
丸は1月号どころか既に2月号ですよ。
早いなぁ(笑)
さて今回の世界の艦船の特集は貨客船としては用廃になってUAEだったかにドナドナされちゃったクイーンエリザヴェス2世号なんですが、それ以上に気になったのはなんといってもシーレーン防衛です。
日本は資源も食料もない国ですから貿易の海上交通路(シーレーン)が脅かされることはイコール日本国の壊滅と日本人全員が餓死することを意味します(実際60数年前の日米の太平洋での戦いでは米国の通商破壊作戦が日本の敗戦を決定づけてしまいましたし)。
それだけに最も重要な生命線なのですが最近の中国海軍の能力向上と強化とそれに対する予算削減での海上自衛隊の戦力低下についての記事は興味深かったですね。
それと最近話題になっているソマリアでの海賊。
やはりこれもシーレーン防衛に関係ありますし。
なぜつい最近まであまり話題にならなかったのか、なぜ海賊の取り締まりが難しいのかが解説してあって勉強になりました。
ところで今インド洋で給油活動を行ってる海上自衛隊の補給艦を護衛・警戒任務についている護衛艦を海賊対策に送る方針のようですが法的根拠があいまいな中で大丈夫なんでしょうか?
命かけて厳しい任務についてる護衛艦に「インド洋にいるんだからとりあえずついでにソマリアにいってこいや」と言ってるようにしか思えないです。
法律が成立する前の暫定的なものとのことですが、それすなわち法的な不備といってるようなものです。
もしやむなく海賊と遭遇して武力を使わざるを得なかったとき自分又は商船が目の前で被害を受けているときに法律の不備で武器が使えなかったら最悪です。
法律の不備のために武器使用を許可できず、命令を守って見殺しにすれば世界中から白い目で見られますし何より目の前で仲間や民間人が傷つき倒れていく姿を目の当たりにするわけですから現場の隊員さんにとってはこれ以上ないほどの悔しさと虚しさでしょう。
逆に命令を無視して武器を使って助ければ殺人罪等で逮捕されますし何よりも軍隊が命令(統制)を無視したという絶対にあってはならない状況になってしまいます。
年明けの国会で法律について決めていくようですがそんな悠長なことをやってる間にも振り回されながらも黙々と日本のために給油活動とその支援を行ってる人たちがいることを政治家は忘れてほしくないです。
ところで昔シージャック事件でライフル男が人質の命を危険にさらしていたときやむなく警察が狙撃して事件を解決させましたが人質を無事救助に導いた狙撃手(わざわざ個人をあいてに)を殺人罪で告発した弁護士がいましたっけ・・・
法的にクリアでも人命を助けるためにやむなく使う武器使用でこういう裁判が起こされないかも気になります。
Posted at 2008/12/26 01:40:54 | |
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