あっけなく巡視船の一般公開を見てしまったので、ここで船の科学館に行くことにしました、
船の科学館へは晴海からだと公共交通機関がちょっと不便なのでタクシーで。
おっとその前に昼食です。
実は朝から何も食べてないんだよね。
お昼はカツカレーを食べました。
ぶっちゃけ味はよくないorz
さて船の科学館に到着しました。
まず出迎えてくれたのはこれ

・・・ロシア海軍の装甲巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの主砲?
アドミラル・ナヒーモフ(満載排水量8524トン)といえば日露戦争ではバルチック艦隊の第2戦艦隊として参加しています。
20センチ砲8門、15センチ砲10門を装備していました。
日本海海戦で連合艦隊の砲撃を受け沈没しています。
・・・いきなり濃いなぁ(^^;
以後たくさんの展示物がありましたが半端な量ではないので割愛。
特に目に付いたものを紹介します。

こちらは三菱UEディーゼル実験機関です。
三菱造船が当時開発していた新構造のディーゼル機関です。
なんという巨大さでしょう。

え?ジェットエンジン?
そう、現在の艦船ではガスタービンエンジン推進のものがあります。
小型で高出力ですが燃費があまりよくないのでコスト以上に性能を重視しなければならない船=軍艦などによく用いられています。
こちらはIM1500航空機転用ガスタービンエンジン。

もちろん館内には多くの模型が展示されています。
空母”瑞鶴”や戦艦”大和”ほか多数の模型が並べられていました。

帝国海軍があるのなら海上自衛隊の護衛艦ももちろんあります。
こちらは護衛艦”はるな”です。
しかもよく見るとFRAM(近代改修)前の形をしてますね。

その名前のとおり潜水艦コーナーです。
艦番号528ってなんだろう?
やっぱり架空の艦かな。

この潜水艦コーナーでは潜水艦の操縦席や潜望鏡などが展示されています。

では外に出てみましょう。
こちらは戦艦”陸奥”の40センチ砲です。
戦艦”陸奥”は長門級の2番艦でしたが昭和18年に謎の爆沈事故が発生しています。
この主砲は昭和45年に引き上げられたものです。

こちらは展示艦”宗谷”(総トン数4100トン)です。
オレンヂ色に塗られた”宗谷”はまさしく南極観測隊支援の砕氷船です。
”宗谷”はもともとソ連から発注を受けて作られた貨物船でしたが第2次世界大戦の関係で引渡しがされず、日本の貨物船”地領丸”とされて運行されていました。
その後大日本帝国海軍が特務艦として用いていましたが戦後海上保安庁に引き渡されて運用されています。
日本が南極観測に積極的に参加するとそれを支援する砕氷船として選ばれて改修され、6回の南極観測活動を支援しています。
南極観測活動を後継の海上自衛隊の砕氷艦”ふじ”にバトンタッチした後は北海道の海域で巡視船として運用されていました。

”宗谷”の艦橋内です。
ジャイロコンパスと操舵輪があります。
ここで元乗組員のボランティアの方からいろいろ貴重なお話を伺いました。
Posted at 2009/04/28 00:55:15 | |
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